はじめに・ご挨拶

初めまして。埼玉県で主婦をしています、越智と申します。初めてのプロジェクトの立ち上げになります。不慣れなところもあるかとは思いますが、よろしくお願いいたします。


このプロジェクトで実現したいこと

この度、私の飼い猫であるペンタ(オス、生後4ヶ月ほど)が、猫伝染症腹膜炎(FIP)という病気にかかっていることが判明しました。このFIPという病気は、これまでは有効な治療法がなく、かかってしまった場合の致死率はほぼ100パーセントという恐ろしい病気です。

しかし、今では海外製の「MUTIAN」というFIPの新薬があり、この存在を知ってすぐに、ペンタへの投薬を決意しました。

このプロジェクトで実現したいことは、MUTIANでペンタの若い命を救うことです。

また、そのために、皆さまにFIPの治療費のご支援・ご協力をお願いしたいと思っております。


プロジェクトをやろうと思った理由

この子がペンタです。ペンタは、もともと野良猫ちゃんでした。今年の7月半ば頃に、私の自宅のまわりで何日も夜通しで高い声で鳴いていたところを、いても立ってもいられず、家族として迎え入れる決断をして、保護した猫ちゃんです。その当時、まだ手のひらサイズの大きさだったので、おそらく今は生後4ヶ月くらいだと思います。家中を走り回り、いろいろなものにすごい勢いでじゃれつくいたずらっ子で、食欲も旺盛で、人懐っこいとっても元気な子でした。

症状がはじめて出たのは9月18日(金)で、寝ている時に突然発作のようなものを起こし、それが短期間で何度も起こりました。その日の夜に夜間動物病院へ行き、翌日には地元の動物病院さんにも診てもらったところ、体温は40度を超え、エコー検査ではお腹に腹水がたまっていることも分かり、獣医さんからは、おそらくFIPでしょう、と診断されました。

後日、外注検査で精密検査をしていただき、9月22日(火)には正式にFIP陽性であると診断されました。


初めてFIPである可能性があると言われてから、よくよく思い返してみると、あれほど元気に家中を走り回っていたペンタが、確かに最近寝ている時間がかなり多かったような気もしました。それからしばらくは、相変わらず寝ている時間がほとんどで、ごはんもあまり食べない状態が続いていました。


猫伝染症腹膜炎(FIP)は、主に生後3ヶ月~3歳くらいの猫にかかることが多いらしく、猫コロナウイルスというウイルスが体内で突然変異を起こすことで発症するそうです。この病気には今までは有効な治療法がなく、発症した場合の致死率はほぼ100パーセントという、恐ろしい病気です。

しかし、FIPについていろいろとインターネットで調べていたところ、現在ではFIPの治療薬として、「MUTIAN」という新薬があることが分かりました。様々なサイトで調べているうちに、FIPにかかった猫ちゃんたちがMUTIANによる闘病生活を乗り越え、無事に治療を終えたという記録を、こちらのサイトやその他のブログなどで、たくさん拝見させていただきました。

ただ、このMUTIANという薬は日本では未承認の薬であるらしく、保険が適用されず、当然すべての猫ちゃんに有効であるとは限らず、何かしらのリスクがあることも考えられます。そのため、日本で取り扱っている動物病院さんもごくわずかしかありません。しかし今回は、ペンタのまだ生まれて間もない命を絶対に救うために、そのうちの1つである、とある動物病院さんのお世話になることを決断しました。

本文の最後にも記載してありますが、「MUTIAN」は日本では未承認の薬であり、上記の文は、全てのFIPの猫ちゃんに有効であるという趣旨ではありません。あくまでも、私の自己判断、責任でペンタへの投与を決意しました

そちらの動物病院さんで、9月24日(木)に再度血液・生化学検査とエコー検査をしていただきました。

FIPであることを判断する基準は主に2つあり、1つ目は「お腹に腹水が溜まっていること」、2つ目は「A/G比の数値が1を大きく下回っていること」であると言われました。

腹水については、19日の段階ですでに溜まっていると言われ、24日のエコー検査でも、写真をいただき、やはりかなり溜まっていると説明されました。

先ほどのエコー写真の、黒い部分はほとんど腹水だそうです。(一部の黒い部分は臓器だそうです。)腹水は、放っておくと呼吸困難を引き起こす可能性があるらしいので、かなり恐ろしいです。

また、A/G比というのは、アルブミンという物質とグロブリンという物質の比率のことらしく、この数値が1を大きく下回っていると、FIPの疑いがあるそうです。

先ほどの画像の一番下にも書いてありますが、ペンタは0.49なので、これに当てはまっているため、やはりFIPであることに間違いはないだろう、とのことです。


そして検査の後、先ほど話した「MUTIAN」という薬を処方していただき、ようやく投薬を始めることができるようになりました。

この薬がMUTIANです。カプセル錠です。とりあえず10日分のMUTIANを処方してもらいました。息子と協力し、24日からさっそく投薬を始めたかったのですが、いざ口の中に入れたらとても嫌がり、口で噛んでそのまま吐き出してしまい、失敗してしまいました。翌日25日に、前日の来院でいただいていた投薬器(注射器のような形をしているもの)を使用して再チャレンジしたところ、なんとか成功できました。

9月25日の夜から投薬を始め、今日(9月29日)の時点ですでに4回投薬しましたが、その効果が出たのか、食欲がある程度戻ってきたように見えます。動物病院でも、投薬開始から3日前後でこのような効き目が現れると聞いていたので、心から安心しました。ですが、腹水はまだ引いていないようで、お腹はかなり膨れているままです。

これを毎日同じ時間に、12週間(84日間)という長い期間にわたって投薬しなければいけないので、今後も絶対に続けていきたいです。


ところが、このMUTIANという薬は、非常に高額です。薬の投薬量は、「猫の体重」と「FIPの症状タイプと症状段階」によって変わってきます。

FIPには、ウェットタイプとドライタイプ、そしてその2つの症状が同時に見られる混合タイプの3種類があります。ペンタの場合、基本的にはウェットタイプの症状が出ているのですが、ドライタイプ中後期の症状である発作も起こしているので、「混合タイプ」である可能性が高いと診断されました。

混合タイプの場合、1回の投薬で、体重1kgあたり200mgの投薬が必要と説明され、ペンタの今の体重は2.15kgほどなので、1回450mgの投薬が必要です。

(MUTIANには、200mg、100mg、50mgの3種類のカプセルがあるので、今のペンタの体重だと、200mgを2錠、50mgを1錠の計450mgの組み合わせが最適ということです。)

先日うかがった動物病院さんでは、200mgが1錠5600円、100mgが1錠2800円、50mgが1錠1400円で処方されていたので、ペンタの場合、1日450mgなので、1日分だけでも12600円という高額な費用となります。

そして、先ほども伝えたように、これを12週間(84日間)続けなくてはいけないので、計算すると、MUTIANだけで105万8400円必要ということになります。

さらに、ペンタの体重は今後増えていくでしょうから、そうすると体重に比例して投薬量も増やしていかなければなりません。

また、投薬開始から1、2、6、10週間後には、動物病院さんにうかがって、MUTIANがしっかり効いているかどうかを判定する検査を受ける必要があり、細かい数字は聞いておりませんが、1、2週間後の検査は1回3~4万円、6、10週間後の検査は1回2万円ほどかかると説明を受けました。

さらに、投薬終了後の1、2、3ヶ月後にも、経過を見るための定期検診があるので、それらを全て考慮すると、少なくとも全部で130万円ほどのお金が必要であると思われます


しかし、84日という限られた時間のなか、130万円という高額な治療費は、息子2人と暮らす私たちの、決して裕福とは言えない家庭では、到底まかなうことが出来ません。なので、皆さまにペンタの治療費のご支援をお願いしたいです。自分たちの飼っている猫のことなのに、私たちだけで解決できないことは大変悔しく、申し訳なく思っています。


以上のことから、今回のプロジェクトの目標額は、130万円とさせていただきます。

(プロジェクト終了後、総支援額から手数料として17%+税が差し引かれることは把握済みです。)

また、ご支援金の募集は、11月28日までとさせていただきます。

先ほども申し上げましたが、投薬開始4日目で、ペンタはある程度食欲が回復し、体温も今朝測ったら38.7度で、平熱になっていました。実際に改めて血液検査などをした訳ではないので、明確なことは分からないですが、ペンタのコンディションが多少なりとも良くなっているように見えるので、安心しました。だからこそ、今後も投薬を続けて、ペンタの命を繋いであげたいです。

また、今後のペンタの様子や、治療の状況などは、これから逐一ご報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

私たちは絶対に、このMUTIANの84日間にわたる投薬をやり遂げて、ペンタを救いたいです。皆さま、ご支援のほど、何卒よろしくお願い致します。


資金の使い道

いただいた支援金はもちろん、全てペンタの治療費として、適切に使わせていただきます

先ほど申し上げましたように、全部で130万円ほどの費用がかかると思われますが、ペンタの体重が今後どれくらい増えるのか、また、動物病院さんでの今後の検査にかかる費用の詳細など、少し分からない部分があり、多少アバウトになってしまっている部分もありますが、大まかな費用は正しいと思われます。


皆さま、どうかご支援のほど、よろしくお願い致します。


リターンについて

リターンについてですが、ご支援への感謝の気持ちを込めて、ご支援の金額に応じた、「ペンタの厳選した写真がプリントされたオリジナルグッズ」を送らせていただきます。具体的には、缶バッジ、キーホルダー、マグネット、マグカップ、壁掛けカレンダー、トートバックなどを考えております。

加えて、支援いただいた方々全員に、ペンタのかわいい写真のデータ、そして心からの感謝を込めたメール、またはお手紙も送らせていただきたいと思っております。

また、支援者様限定で、治療終了後の活動報告もさせていただきたいと思います。治療後のペンタの様子や、治療費の正確な内訳のご報告などをさせていただきます。

※リターンの選択画面の画像のペンタの写真は、あくまでサンプルで、変更になる可能性があります。その場合は、追記でこちらに画像を添付させていただきます。いずれの場合も、厳選したとてもかわいいペンタの写真を選んでプリントしたいと思います。


本当に心ばかりではありますが、私たちの感謝の気持ちとして、ぜひ受け取っていただきたいです。

今はペンタの投薬、治療のことでいっぱいになってしまっていますが、このプロジェクトが終了し、落ち着いたら、必ず支援していただいた方々全員に、心を込めて送らせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。(リターンの設定では、お届け予定日を2021年1月とさせていただきましたが、状況により前後する可能性がございますので、ご了承いただけると幸いです。極力予定日を守れるように努力致します。)



実施スケジュール

9月25日  MUTIANの投薬開始(この日から84日間の投薬)

9月29日  プロジェクト開始

投薬開始から1、2、6、10週間後に、検査があります。1回目は10月1日です。検査が終わり次第、その結果は報告していきたいと思います。

11月28日 プロジェクト募集終了

12月17日 MUTIANの投薬終了予定

12月17日以降、リターンの発送にむけて準備いたします。

投薬終了から1、2、3ヶ月後に、定期検診があります。


最後に

最初にも話しましたが、ペンタはまだ生後4ヶ月ほどの子猫ちゃんです。せっかく生まれた未来ある新しい命が、こんなにも早く失くなってしまうようなことには、私は絶対にしたくありません。何がなんでも、ペンタの命を救ってあげたいです

私たちの判断で、野良猫だったペンタを飼い始めたのにもかかわらず、病気の治療費のご協力を皆さまにお願いするなど、飼い主として本当に無責任で、大変申し訳なく思っています。しかし、それでも救いたいです。


どうか皆さま、ペンタの命を救うご支援・ご協力をよろしくお願い致します。



※「MUTIAN」は日本において動物医薬品として承認されていません
ペンタの飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえでペンタにとって投与が必要と考えていますが、
全てのFIPの猫に「MUTIAN」が有効であるという趣旨ではありません

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。また、本プロジェクトは本文にもある通り、すでに実行しております。


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