はじめに・ご挨拶
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NAGISA DINING は石川県七尾市 和倉温泉の老舗旅館内にあります。
能登半島の玄関口に位置するNAGISA DININGは、能登の豊かな自然と食文化を伝えることをコンセプトに、2019年6月にリニューアルオープンいたしました。
地元食材や旬の食材を愉しむコースディナーや、穏やかな七尾湾と能登島を眺める朝食、地域のつながりで作る食の体験プログラム等、能登の魅力を発見できる場所です。
このプロジェクトで実現したいこと
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2021年3月~体験コンテンツとして販売をしているNAGISA DININGの塩づくり体験プログラムは、石川県珠洲市で伝統的な塩づくりを行う奥能登塩田村から譲っていただいた貴重な「かん水」(塩分濃度の高い海水)を、自分だけの小さな釜で煮詰め、お塩の味を決める焚き上げ工程を体験するものです。
移動が制限されるコロナ禍、当旅館の一時休館によりお客様に足を運んでいただけない状況が続きます…。
この塩づくり体験をおうちでも出来る体験キットにしてお届けし、オンラインガイド付き体験コンテンツとして商品化したいのです。
今回の商品化にあたり、体験キット販売だけではなく、オンライン体験コンテンツを重要視するのは、NAGISA DININGがここで働く方、関わっていただく方、お客様との「価値観の共有」を大切にしているからです。
NAGISA DININGには、能登の文化を通して、人と人との会話から生まれる新しい発見があります。オンラインでも参加される方と価値交流できる体験コンテンツを目指します。
プロジェクトの背景
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この塩づくり体験自体も、地域のつながりと価値観の共有から出来上がりました。
(一部抜粋)
NAGISA:NAGISA DININGに来てくださるお客様に、海の見える場所で塩を煮詰める体験してもらいたいなと思っているんです。塩って毎日食べるものですが、本当の作り方を知っている人って少ないと思って。ただ観光して楽しんで終わりじゃなくて、そのあとにもっと深くまで知りたいと思うような人に来て欲しいです。
塩田村:塩づくりをちょっとでも知ってもらって、興味持ってもらって、珠洲まで足を運んでもらえたらいいね。
人から伝わる地域文化との価値観の共有を生むことで、消費するだけの観光ではなく、「地域を大切にする観光へ」と地域観光の質が変わっていくと考えています。
だからこそこの商品を通して、能登の里山里海・奥能登の塩づくりとその塩の旨味を体感していただきたいです。
能登の里山里海
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西洋における手つかずの自然保護のあり方とは対照的に、人の暮らしと深い関わりを持つ環境保全の概念として、 日本の「SATOYAMA-SATOUMI」が世界に提案され、 2011年に「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定されました。
人の暮らしや生物多様性を守るためには、原生的な自然環境だけでなく、農林水産業とそれに関連した人々の営みを通じて形成・維持されてきた環境の保全も重要とされています。
能登は石川県の4市5町(七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町)からなる地域です。
「能登の里山里海」は、能登の人々の四季の暮らしそのものです。
能登半島の地形や気候、自然の恵みと人の知恵から生まれ、伝えられてきた食文化が今も身近にあります。
日本で唯一奥能登において江戸時代から続いている「揚げ浜式製塩法」も、伝えていくべき伝統的な技術のひとつです。
奥能登のお塩 と NAGISA DINING -出会いからこれまで-
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実は、NAGISA DININGの料理長のご先祖様は奥能登でお塩づくりをしていたそうです。
お塩へのこだわりと想いのある料理長が自ら選び、お料理に取り入れたのが、ミネラル豊富で味わい豊かな奥能登塩田村のお塩でした。
(私も初めてこのお塩を食べた時は、その優しい味わいに感動しました!)
お客様からも「このお塩とてもおいしい!」と大変好評です。
揚げ浜式製塩のお話をお客様にすると、
「是非おみやげに買って帰りたい!」
「塩づくりの見学は出来ないの?」
というお声を多くいただきます。
しかし、
近くでこのお塩は販売されていないので、お土産に持ち帰っていただくことができない…
施設見学の出来る塩田村は車で1時間30分程、現地で知って旅するには遠すぎる…
能登にあるたくさんの自然や文化の本質を体験せずに帰ってしまうお客様の多さに歯痒い思いをしてきました。
そして約4ヶ月のプロジェクト期間を経て、NAGISA DINING の塩づくり体験プログラムを形にするに至りました。
能登の海そのもののお塩を、自分で手塩にかけて育ててお土産に出来るのです。
自分で作ったお塩を残さず大切に扱い、「お肉やお野菜につけてみようか」「塩むすびを作ろうかな」と楽しみにされるお客様の姿に、能登の魅力を感じていただけた喜びでいっぱいでした。
しかしながら、
コロナ禍で「体験したくてもNAGISA DININGに行けない…」というさらなる課題が生まれています。
観光バスツアー等の中止もあり、奥能登塩田村へ足を運んでいただき辛い状況でもあります。
もっと能登の魅力に触れて欲しい!
この体験を届けたい!
そうした想いからオンラインツアーという新しい挑戦を始めます!
スタッフが語る "NAGISA DINING"
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まず、NAGISA DININGスタッフは、みんな能登が大好きです!
そして、おもてなしする上でお客様とのコミュニケーションをなにより大切に考えています!!
(中にはちょっとシャイなスタッフもいますが)皆、能登の魅力をお客様へ丁寧に大切に伝えていきたいのです。
NAGISA DININGは、これまで能登の恵みを五感で堪能するレストラン、豊かな自然を感じられるワークスペース、また伝統文化や技術に出会う体験スペースとして能登の魅力を発信してきました。
それぞれ趣が異なりながらも「人と人・人と場所を繋ぐ」というNAGISA DININGのコンセプトを体現する「場」へと育むことが出来てきたと思います。
こうした今まで大事にしてきた部分をオンラインツアーでも変わらずお客様と一緒に楽しんでいきたいです。
そして、いずれコロナが落ち着いた際には、奥能登へ足を伸ばしてもらえると嬉しいです。
地元メディアでも紹介されました!
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NAGISA DINING の塩づくり体験は、地元メディアにも注目いただき、能登をより多くの方に広く、深く知っていただこうとPR活動を続けています。
『仕上がりは十人十塩。七尾湾を一望しながら「手塩にかける」塩づくりを体験』BONNO
資金の使い道・実施スケジュール
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1.リターン商品
・塩づくり体験オンラインツアー オープニングイベント開催費
・塩づくり体験開催費
・和倉温泉 ホテル海望 宿泊費
・商品送料
2.商品開発費用
・塩づくり体験オンラインツアー開発費
・NAGISA DINING 会員制度運用費
・NAGISA DINING 季刊誌発行費
2021年8月下旬~ 宿泊リターン 専用予約URLメール送付
2021年9月1日〜 ホテル海望 宿泊ご予約受付開始
2021年9月中旬 リターン商品発送/オンラインツアー URLメール送付
2021年10月3日 塩づくり体験オンラインツアー オープニングイベント開催予定
2021年10月中旬〜 塩づくり体験オンラインツアー 一般販売開始
2021年10月〜 NAGISA DINING 会員制度 運用開始
2021年12月〜 NAGISA DINING 季刊誌発行 運用開始
最後に
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NAGISA DINING の想いをこんなに語ったのは初めてで、少し息切れしています。
初めてのクラウドファンディングで、至らない部分もたくさんあるかと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございます。
このプロジェクトを通して、色々な価値観・新しい価値観に触れることで、NAGISA DININGがまたさらに成長できると考えています。
お問合せやコメントなどもお気軽にいただけると嬉しいです。
この新しいプロジェクトスタートに是非ご参加ください!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る活動報告 04 ご支援ありがとうございました
2021/08/23 10:09昨日、プロジェクトの募集が終了いたしました。ご支援下さった方とのつながりを大切に、リターン品のお届けやイベント実施の準備をしてまいります。また、プロジェクトページをご覧いただき、能登の塩づくり・NAGISA DININGに興味を持っていただいた方とも、またどこかで様々な形でご縁があればうれしいです。このプロジェクトを始めてから、塩づくりについてもっと詳しく知りたい!とメールでご質問をいただいたり、NAGISA DINING自体の活動や想いに興味を持っていただいたり、色々な方と価値観を共有する機会をいただくことが出来ました。このプロジェクトに協力して下さった皆様、応援して下さった皆様に感謝しております。ありがとうございました。NAGISA DINING もっと見る
活動報告 03 日本経済新聞に掲載されました!
2021/08/03 13:21日本経済新聞に、NAGISA DININGの塩づくり体験の記事が掲載されました。「和倉温泉のホテル海望、能登伝統の塩づくり体験」(日本経済新聞電子版 2021年8月2日 19:42)「手塩にかける」塩づくり体験プログラムが企画された経緯など取材いただき、NAGISA DINING のコンセプトでもある”能登が誇る文化の魅力発信”として記事になりました。地域のつながりから出来た塩づくり体験。色々な形で広まり、人に会い、新しい発見につながっていくと嬉しいです。記事に記載している『秋のオンラインツアー計画』が、今回CAMPFIREで参加者募集中のプロジェクトです! もっと見る
活動報告 02 かん水を取りに -後編-
2021/07/15 13:00NAGISA DINING スタッフが奥能登塩田村さんへ”かん水”(塩分濃度の高い海水) を取りに伺いました。 平釜の大きさの次に、釜屋の中にある大きな胴桶のことも教えてくださいました。胴桶は、かん水を溜め、ろ過する桶です。「竹炭や黒炭、砂でろ過するけど、棕櫚(しゅろ)の木の皮も使うよ。」?しゅろ?の木?「棕櫚の木は、お寺の鐘つきの棒の木ね。」「繊維状の毛のみたいな木の皮が良いろ過装置になるんよ。」と浜士さん。ろ過装置まで天然素材なんですね!かん水のろ過に鐘つきの棒の木が使われていると聞くと、何とも有難い気持ちになります。お客様に出すものだからと、さらに丁寧に手ぬぐいでろ過したかん水を容器に詰めてくださいました。分けていただくかん水には、塩づくりの歴史も手塩にかけられた手間暇も想いも全てが詰まった貴重な重みがあります。「今度は体験しに来たいです!2日間コースもあるんですよね?」と帰り際に食い気味に聞くNAGISAスタッフ。「おいでおいで、実際に体験すると塩づくりで大切にしていることを身をもって感じることが出来るよ。」帰るころにはまた行きたくなっている。温かい人に会える奥能登塩田村さんです。知ってもらいたい!ーーーーーーーーー釜屋へかん水が運ばれるまで 海水を汲んで海岸を10回程往復し塩田へ運びます。 ▽ 約600リットルの海水を約40分間かけて、塩田に均等に撒きます。 撒いた海水の水分を早く乾燥させるため、塩田の砂に筋目を入れます。 (↑この作業を朝6:00までに完了) ▽ その後8時間程、太陽にあてて乾かします。 ▽ 8時間程度乾燥させた砂「かん砂」を集めます。 集めた砂を入れる「垂舟(たれふね)」と呼ばれる木製の箱を組み立てます。 ▽ 砂の入った垂舟の上から海水を流し込み、砂に付いている塩の結晶を垂舟下部の溜池に溜めます。 その溜まったかん水を釜屋まで運んで、釜炊きが始まります。 ▽ かん水は、塩分濃度24%程度になるまで約6時間煮詰め荒炊きをします。 荒焚きしたかん水を一日程度冷まし、竹炭・黒炭・砂が層になった胴桶でろ過します。 このろ過後の貴重なかん水を、 NAGISA DININGの「手塩にかける」塩づくり体験のために分けていただいています。[#PROCESS] 塩づくり体験プログラムパンフレットでも紹介しています! もっと見る
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