『土鍋の印象を覆す無国籍な風情の鍋』

 

 

無国籍な風情の「アラジンの土鍋」。まさに青木さんの存在感そのものです!

 

 

国内外での作品展を重ねてきた青木さんですが、今年力を入れてきたのは何と言ってもこの「RYOTA AOKI POTTERY」プロジェクトです。実は今回お披露目する土鍋は、今年初めの東京ドームで開催された第25回「テーブルウェア・フェスティバル2017」や、6月の東京ビッグサイトで開催された「インテリアライフスタイルショー」でこっそり展示しながら、少しずつこの秋の発表に向けて準備を重ねていたのです。

名付けて「アラジンの土鍋」です!

アクセントとなる蓋のつまみはタジン鍋のようにマラケシュ文化を感じさせながら、ボディはキャセロール型。フレンチやアジアン、そして日本のおでんや煮込み、とジャンルも選ばない風情は、青木さんの国籍を超えた存在感そのものです。

この土鍋の開発も、驚くほどのスピード感と完成度で達成できた、と太鼓判を押す青木さん。今回も背景で支えてくれたのは、美濃のとある工場のエキスパートたちでした。

 

 

 

 

「アラジンの土鍋 白」 W330 x D82 x H170 / 2kg ¥15,000ー¥20,000(税抜き)販売予定価格

※工場の窯から大量に出てこないと、どれだけの確率でうまく焼きあがるかわからないので。販売予定価格としてます。今回のリターン価格は一番安く設定してますが12月には正式な価格で発表販売していきます。

 

 

 

 

窯業のスペシャリストは美濃の工場にいる!

 



実はこの土鍋、青木さんが自身の工房の製品として製作し、発表しようと温めていた大切なフォルムでした。ところが型枠をつくって何度かトライしたものの、形が歪んでうまくいかなかったとか。今回「RYOTA AOKI POTTERY」のラインナップに土鍋を入れたい、と思い立ち、お蔵入りしていたこのフォルムをプロの手に委ねることにしたそうです。

加熱を前提とする土鍋。ある程度の温度変化に耐え、直火でも割れないよう、「耐火土(ペタライト)」という特殊な土を本体にも釉薬にも配合した陶土を使って、低温焼成します。今回の土鍋で青木さんがお世話になったのは、 土岐市駄知町(だちちょう)の工場です。駄知町はどんぶり生産量日本一。“どんぶりの町”として知られていますが、ここで耐火土の器を得意としている工場と出会いました。実はこちらの工場では、スペイン料理のアヒージョの皿やグラタン皿など、国内の業務用耐火皿の生産をほぼ一手に引き受けているそう。美濃地域の知る人ぞ知る直火製品のプロだったのです。

 

 

 

「蓋のつまみはくぼみがあり、とても使いやすいです」

「持ちやすい安定した取っ手」

「中にも綺麗に釉薬がかかってます」

 



今回の土鍋に合わせて取り皿もつくりました。

マグカップ・ボナペティプレート同様、ミルク、桜、ブリンブリンの黒の3色展開。プレートと合わせてシリアルボウルやデザートボウルとしても! φ156×H65㎜  ¥2,400円ー¥3,000

※工場の窯から大量に出てこないと、どれだけの確率でうまく焼きあがるかわからないので。販売予定価格としてます。今回のリターン価格は一番安く設定してますが12月には正式な価格で発表販売していきます。

 

※写真はイメージです。 こちらは「白磁BOWL L」この形で下のマグカップの色のミルク、桜、ブラックスター、ブリンブリンが焼かれます。

只今、サンプルを製作中のため焼き上がり次第、作品画像をUPします。

※追記11/1(水曜)

ブリンブリンのサンプルが焼きあがってきました!

もしかしたら一個あたりの単価を少し抑えれるかもしれません。大量に焼いてみないと結果はわからないのですが、もし発売価格が5,000円以下になる場合はリターンの時に豆皿(1,000円)をおつけしたいとおもいます!

 

 

左からミルク、桜、ブリンブリン、ブラックスターの釉薬

 

 

産業の技術と経験の底力。型屋さんからのアドバイスで無事製品化!

 

アラジンの土鍋の今までの失敗を青木さんが話すと、職人さんは「鍋の深さと、底と鍋肌の角度を調整して、型から抜きやすくしよう」と提案。デザインと作業性・生産性を調整しつつ、鍋としてしっかりと機能する美しいプロダクトの実現に力を貸してくれました。「デザインのバランスを考えながら実用性を持たせる。ちょっとしたことだけど、経験値の蓄積がすごい」と青木さんは改めて美濃という窯業産地の底力を感じたそうです。

この土鍋に青木さんの約1万5000もの釉薬のテストピースから、黒、白、黄、赤、そして金、プラチナの6色をセレクト。プロトタイプの焼成も無事終えて、ようやく販売が開始できるようになりました。

また、この土鍋でつくった料理を取り分ける、ボウルも新たに制作しました。カラーはミルク、桜、そして第5弾で発表したブリンブリンの黒の3色。第2弾のボナペティプレートと合わせてコーディネートも楽しめます!

「アラジンの土鍋 スノーホワイト」 15,000円

「ボナペティープレート 9 ミルク」 3,500円

※ボナペティープレートなどの今でCAMPFIREで発表してきたプレタ作品はRYOTA AOKI POTTERYの通販サイトで購入できます。

RYOTA AOKI POTTERY 公式通販サイト 

 



土鍋でつくる特別レシピ付き! うちご飯で友だちをもてなそう!

 

実はこの土鍋のデザインソースは、第2弾のボナペティプレート同様、スイス留学中にフランスに遊びに行った時に見た鍋の形にあります。外国旅行をするときは必ず博物館や美術館でその土地の伝統的な陶磁器のフォルムや素材を見るようにしているという青木さん。この土鍋も特別なものではなく、キャセロールという家庭用の鍋がルーツだそうです。

「スイス留学中に、知人を訪ねてパリに出かけました。時々招かれたホームパーティーで垣間見た男のつくるオーブン料理がカッコよくて! 調味料は塩とハーブ、オリーブオイルだけ。肉と野菜を鍋にぶち込んでオーブンにそのまま入れる。そんなシンプルな調理なんだけど、オーブンから出した時のあのなんとも言えない高揚感は今でも思い出します。鍋を中心とした熱々の料理はどの国でも気持ちが上がりますよね。僕は日本の若い人でも簡単に作れる料理を知ってもらって、家で人を招いて、楽しい時間を自分で作り出して欲しいんです」。

スイス留学時代 友人宅                  

当時「青木良太 25歳」と親友のフランス人漫画家「バチ」 

※ちなみに「バチ」は青木より若いですw

 

 

実は今回もいくつか鍋レシピを公開する予定、という青木さん。土鍋を購入してくれた方には、青木さんの器を愛用している"星のや東京"の総料理長「浜田統之シェフ」と"Villa AiDA"の 「小林寛司シェフ」の特別レシピを添えて送ってくれるそうです! 浜田シェフと小林シェフも青木さんの産地とのつながりと思いとに共鳴し、今回のプロジェクトを応援してくれているのです。ぜひ読者の皆さんも、ご自宅でアラジンの土鍋でつくるシンプルなおもてなし料理に挑戦してください。 

 

   

Villa AiDA ヴィラ アイーダ 小林 寛司シェフ 

 

星のや東京 浜田統之シェフ

 

 

 

 

青木良太より。

レストランで熱々の料理を毎日のせて、多くの人のほころぶ顔を見ている何百、何千という耐火皿。その笑顔を見ることのない工場の人に、クラウドファンディングを通じてこの土鍋を使って喜んでいる声を届けたい。産地のみんなが希望を持って仕事を楽しんでいるのが一番嬉しいんです。そして今回のプロジェクトが小さくても“産業”として育つことで、僕がお世話になっている美濃という産地と歴史に恩返しができればと考えています。そのためにも今は走り続けますよ!

今回のクラウドファンディングで皆さんから受け取ったファンドは、この活動の財産でもある「型代」や「開発費」として使わせていただきます。みなさんからの応援、お待ちしています!

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