はじめに・ご挨拶

おかげさまでたくさんのご支援をいただき、ファーストゴールを達成いたしました!

あらためてストレッチゴールとして目標を1,500,000円に挑戦させて頂きます!

ストレッチゴールが達成したら、全てのリターンに

キリシマスタイルのオリジナルワッペン(7cm×7cmの正方形)を同封させて頂きます。

引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします!


こんにちは。

飲食業界に40年ほどお世話になっている岩井伸夫です。

現在、飲食店(カフェ)の経営と、飲食店への開業サポート事業を行なっています。

今年57歳になります。

長男は28歳、次男は24歳なんですが、長女は2歳です。

もちろん再婚なんですが、この長女の誕生はこの年齢の男に人生の転機を与えました。

さらに2021年5月には、初孫も生まれまして、少子化の日本においては賑やかな家族構成です。

再婚も、子育ても、周りからは「そりゃ良かった」的意見と、「うわー大変やな」的意見もありました。

本人は、子育てが終わった歳からの再度の子育ては、体験済みでの安心と自分の年齢からくる将来の家族への心配とで

しばらくは複雑な心境も続きました。

ところが、子育てに真剣に夫婦で取り組んでいくと、新しい考えが浮かびます。

「この子にどんな未来を与えることができるのか?」です。

お金を残したり、事業を引き継いだり、いろんなことが考えられますが、私たちの結論は

「未来に渡っての健全な身体と、健全なる精神を残してあげる」でした。

自分が外食に携わる調理師で、家で食べる料理、お店で提供する料理、食べるもののプロとして考えること、

また、プロボクシングのジムで長年セコンドやマネージャーを勤めたり、波乗りをしたり、

さらには骨折や感染症での入院を体験したりで、身体の仕組みなどにも興味深かったこと、

1番には、「3歳までは親の唾液を口に入れない」や「すべての調味料を自然なものにする」など

妻の献身的な子育ての影響も大きかったのです。



このプロジェクトに至った経緯

では次に、

大阪の人間がなぜ霧島?

飲食業の人間がなぜ旅館?

を書いていきます。

一般的に、セカンドライフはローカルで、や、夢の田舎暮らし、などのイメージがあります。

しかし自分達は全くそういうことではなく、まずは「自由な発想でこれから暮らす街を考えてみよう」でした。
大阪産まれ、大阪育ちの自分と、和歌山産まれ、和歌山育ちの妻ですが、自分は若い時に10年ほど東京の生活を体験し、妻は、ローカルから都会への就職で今に至る、でしたので、二人の意見が合う街なんてのは思いつきません。

ただ、健全な身体と精神に必要なものは何か?と考えた時に、「綺麗な水、綺麗な空気、パワー溢れる大地」に該当するのが鹿児島県だ!と考えました。

何かのご縁があったり、誰か親族がいるわけでもなく、「思いついた」のです。

その意見を聞いた妻は当然びっくりしますよね。

ローカルが嫌で都会で働いていた妻からすると、またまたローカル生活なんて!と考えたのですが

妻も事業を起こしている経営者なのです。ですので、言いなりではなく、すぐさま自分が納得できることを探し始めました。

そしてある日、意気揚々と話しかけてきました。

「鹿児島に行くなら、娘をこの幼稚園に入れたい!」という幼稚園を霧島市で探してきました。

よくこんな情報で見つけてきたなという小さな情報から探してきましたが、早速見学に行ってみようと旅立ちました。

それが、初めての鹿児島、そして霧島入りでした。

幼稚園も無事に見学し入園の手ほどきも受け、何かあれよと進んで行くような気がしましたが

とはいえ、全く未知の土地です。知り合いがいるわけでもないところへの進出はもちろん心配でもありましたが、なんだか不思議と新しい門出にワクワクする気持ちが抑えられません。

そこで、まずはここからスタートしました。

そう、霧島神宮です。まずは神頼み。

誰も知り合いもなくご縁もなく情報も無い、そんな環境だからこそ

本気で進めることができました。言い訳無用ですしね。

霧島市の中でも、牧園町という標高の高い町に幼稚園があります。

霧島温泉郷の真ん中です。まずはそこに住むことを考える必要があります。

ネットでの賃貸情報と、現地の立て看板だけの情報での家探しにくじける訳ではなく、

なんだか不思議なドラマを感じながら毎月通いました。

そのうち、偶然な人のつながりやご縁から住むところが見つかりました。

なんと霧島温泉郷のど真ん中です。

さて、皆さんもそうかもしれませんが、我が家では移住を考えた際にいくつかのポイントがあります。

1、なんのために?

2、どこに住む?

3、そこで生活するための収入

です。

1、2は決まったので、3を考えます。

私たちは夫婦ともに法人を持っていますが、そのビジネスは地域性のある飲食店などですので

そのままここに持ってくるというわけにはいきません。

また、リモートワークという言葉が定着してきてはいますが、私たちにはそのコンテンツがありません。

もちろん、お金だけの問題なら考え方は簡単です。しかし、

子供のために、と親が犠牲感を出したところで子供が幸せになるわけではありません。

「いきいきと仕事をしている親の背中を見て子供もいきいき成長する」という考え方の私たちは

やりがい、というよりも、自分たちだからできることでその街のお役に立ちたい、との想いを

形にすることを考えるようになりました。

そんなときに、いろいろお世話になっている現地の方から、見て欲しい物件がある、と言われました。

大阪で飲食店プロデュースをしてる自分からしたら、大阪ではそんな話は日常茶飯事ですが

まさか霧島の地でそんなご依頼をいただけると思っていませんでしたので、何か

ご縁も感じたのも事実ですし、道がまた見えた気がしました。

現地で見てみると、築40年以上で10年ほど誰も住んでいない空き家です。

このジャングルのような植木にビビります。

植木の散髪アフター

朽ちた感じで、築年数も数十年となっていましたがよくよく見ると

雨漏りがなさそう。瓦、屋根は頑丈そう。

平屋で50坪弱と、使えそうなキャパシティーがある。

という判断で活用しようと考えました。

張り替える壁、多数!

とはいえ時代はコロナ禍真っ最中で、飲食業は壊滅状態の中、

さらに非常事態宣言が出たりのタイミングでしたが、この物件を活用することで

やったことがない旅館事業に進出してみたいと、逆にこの物件に勇気をもらった感じです。

和室から洋室へ変更したり。

物件の改装に関してはある意味飲食店と同じ感覚で進められるので不安はなかったのですが、

大阪のようになんのブレーンもなく、全ての業者さんとも初めましての中でスタートとなります。

しかし、この物件に取り組んでくれている工務店さんも、ご紹介からのご縁ですがエネルギッシュに取り組んで頂いてます。そして、御歳80歳!

生き甲斐のように日々進めてくれています。

本当に元気!

ノスタルジックな現状。




このプロジェクトで実現したいこと

箱作りは、なんとかかんとか進んでいく気がしたのですが

なんせ初めての旅館業です。許認可もわからず、市役所、保健所、商工会議所など

とにかく聞いて回りました。地域性もあって、会う方々のリアクションも予想外のことも多く

それはそれで楽しんではいますが、ふと思いつきました。

自分はなぜこれをやろうとしているのだろう?と。

確かに、眺望の良い素晴らしい物件や土地、人柄、雄大な自然など表面上の考えられることはすぐに出てきます。

しかし、自分はここで何がしたいのか?なぜそれを選んだのか?を追求していくと見えてきたものがあります。

40年近く飲食業に関わり、人様に喜んで頂く空間を作ってきた自分が、

さらなるおもてなしにトライしたいという挑戦と、2時間くつろいでもらう飲食店から、
20時間のくつろぎの提案ができる旅館業に対するワクワク感を自分の中に見つけるのと同時に、

この時代に生き方を明確にできる幸せを公開したいとも考えました。

世の中でリモートワークと言われて久しいですが、本当に本当に住みたい所、本当にやりたい仕事をしている人がどれくらいいるんだろう?

もし、仕事のためだけに都会にいる方が居るなら、仕事はどこにでも作れるかもしれない、というリアルなメッセージも出してみたくなったのです。

まずは戸建て一棟を一日一組に貸し出す簡易宿泊からのスタートです。

特に何もアクティビティーの無い、空と山を眺めながら温泉に入っていると

日頃の感謝やこれからの展望に心が動くこと間違いなしです。

ぜひ応援いただき、現地でくつろぎながら自分の未来探しをしていただけると幸いです。



霧島という地域について

九州7県で一番面積の広い鹿児島県、その鹿児島県の2番目の規模を誇る霧島市。

標高700mn位置する、日本で最初の国定国立公園である霧島温泉郷。

たくさんの温泉があるのは鹿児島県ではどこでもですが、大阪から来た人間が一番驚いたのが

家族風呂の多さです。霧島にも、貸切風呂、立ち寄り風呂といって、宿泊でなくてもいろんな温泉を楽しむことができるのですが家族風呂という個室風呂が多くあります。人数に関係なく家族で入れて時間貸しになってるんです。これは、子供の小さい方や逆にお年寄りとも一緒に入れるのでとても楽しいのです。

また、泉質は立地によって一軒づつ違い、お気に入りの温泉を探す楽しさがあります。


そして何よりも標高の高いエリアにありますから、眺望の良さです。

鹿児島県は、桜島を囲むような土地ですから霧島温泉郷からは、錦江湾越しに桜島まで見えるところが多々あります。

もちろんうちの宿からも、うっとり見とれるくらいの眺望があります。

海の向こうが桜島。季節や時間によって表情が変わります。

霧島市をぐるっと回り空港から上がってくる国道223号は、景色良し、ワインディング感良しで、バイクのツーリング、車のドライブにも最適です。夜には野生の鹿がたくさん見られます。


これまでの活動

岩井は、これまでは飲食業のみで生きてきました。

高卒から専門学校へ。それからはもう40年近くなります。

22年前に独立し、飲食専門のコンサル会社を自分で興しました。直営店舗も経験しました。高校時代から飲食業しかしたことがなく、専門性が高い反面、視界の狭さも実感しています。

基本的には調理師ですから、厨房の専門家なのですが、経営者ですから内装も接客も研究します。

自社の飲食店舗もたくさん作ってきましたが、長年開業サポートをしてきたので、0から開業まで仕上げたお店は100店舗以上になりますので、改装したり収益性をあげたりの業務には不安はありません。

今回の旅館も、2時間のおもてなしを20時間のおもてなしへ、というコンセプトで挑んでます。料理を表現するための旅館ではないので、食事の提供無しでお客様でご用意いただくプランのお選び頂けます。

おもてなしの表現は食事の表現だけではないので、どうやって楽しんでいただこうかとワクワクしています。ご支援頂き、宿泊して楽しんでいただけたらと考えてます。

自分でもいろんな作業にトライしています。


このプロジェクトでの気づき

旅館を作る、から考えると、その地域の活性化や発展というキーワードが生まれやすいですが

私たちはビジターなので、ビジターとしてその地域に入ることに苦労しました。

どこの馬の骨ともわからない他地区の人間を手放しで迎えてもらおうとは考えてませんでしたが

私たちのようなビジターがその地域に入りやすい環境があれば、面白いことを考える人が集まりやすくなるんじゃないかなーと考えました。

こんな宿を作ったり、シェアオフィスやゲストハウスを作っていくと、霧島の良さや自分の人生を見つめる型などが集まる環境ができていくことのきっかけになればとワクワクしています。

霧島だけではなく、全国ですごい価値のあるエリアに地元の方々は気付かず意外と勿体無いことになっていることは多いという気がします。


関係者でのBBQにて。英気を養い中!


資金の使い道・実施スケジュール

生い茂る植木の伐採と駐車スペースの整地 50万

外壁塗装、外構仕上げ 50万

古民家改装、レイアウト変更含めて 300万

温泉を引く(業務用) 100万

家具備品 80万

集まった金額の17%も

CAMPFIREの手数料として必要です。

また、各種許認可にも10万円弱必要です。

許認可は取得済みです。

工事は3月中には終わる予定です。

4月に微調整で仕上げて

5月からのご予約を承ります。


そして

このコンセプトの旅館を増やしていくのと同時に

仲間が集えるシェアオフィスやカフェも手掛けていきます。

すでに物件検索は進めています。






リターンのご紹介

この宿の特徴。

1、本旅館は基本的に、食事の提供はありません。

楽しんでしっかり作っていただけるキッチンはご用意しております。

出前やデリバリーなどはほぼありません。

旅館でのご用意は別途で承ります。

この場合、お一人様あたり夕食朝食の二食で5,000円(税込)にてご用意します。

旅館予約時にご予約いただいた場合のみです。

お料理内容は郷土料理を中心にした「おまかせ創作メニュー」となります。

2、飲み放題プランをご用意しています。

ご希望を頂いた場合、館内に鹿児島産、霧島産のみの焼酎を10種類ご用意いたします。

滞在中はご自由にお飲み頂けます。

この場合、お一人様あたり2,000円(税込)にてご用意します。

焼酎以外に関しては近隣にコンビニもスーパーもありますので調達可能です。

3、BBQも可能です。

テラス部でBBQが可能です。炭はご持参ください。器具はあります。

ただしBBQは、近隣が住宅のため、20時までとさせて頂きます。

4、最大8名様まで宿泊可能です。寝室は4室ありますので、いろいろご活用頂けます。

5、お風呂は内風呂と露天風呂があります。どちらも源泉掛け流しです。

内風呂

露天風呂からの桜島


最後に。

キリシマスタイルは、宿の名前ではありません。

私たちはキリシマが素晴らしい地域と考えていますが、ビジターです。

ビジターとして、もっとたくさんの方々にキリシマのことを気に入って頂きたいと考え、

コンセプトとして「キリシマスタイル」としました。

「私たちはこんな風にキリシマを楽しんでいるよ。」という意味なのです。

今後もゲストハウスやシェアオフィス、カフェなど「FOOD」や「MUSIC」などいろんな面白いことを

創っていきたいと考えています。またご一緒してくれる仲間も募集中です。


キリシマスタイルのロゴ
霧島連山、霧島神宮、霧島温泉の融合イメージです。


なので、今回は「キリシマスタイル」のファーストチャレンジとして、「HOUSE」から始めます。

この宿の名前は「house kuu」です。

kuuは、空 です。空の象徴的な宿ですから。


house kuu
のロゴです。


次にイメージしているのは「garden」や「park」です。

皆さんもそれぞれのキリシマスタイルを体験しに、いらしてください。

私たちのチャンレンジに共感頂き、ご支援ください。

自分自身と向かい合う幸せを感じていただけたら幸いです。



■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:株式会社Iproject
 ●事業者の住所/所在地
  →大阪府大阪市中央区船場中央3−3−9−214
 ●事業者の電話番号
  →06−6121−2772
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

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<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/26 21:01

    2022年にオープンした「house kuu」は、おかげさまで開業して2年が過ぎようとしています。この5月18日で3年目に突入します。開業の年はまだまだコロナ禍で、これで成り立つんだろうか、なんて日々考えておりました。周りの方の暖かいサポートや、支援いただいた方々のおかげで心が折れなかったと考...

  • 2023/06/25 22:52

    ご無沙汰しました。みなさんいかがお過ごしですか?おかげさまで今年の5月で、ご支援いただいたhousekuuは1年を迎えました。昨年は5月のオープンから今年の年初まで、コロナ渦中であり、台風で停電が続き、寒波で配管が破裂したりしながら楽しく過ごしてきました。年末の全国旅行支援あたりから宿泊に来ら...

  • 2023/01/20 13:17

    新年明けました。皆様いかがお過ごしですか?霧島はまた来週の寒波で積雪の予報があります。標高の高い山間部ですので、冬場に来られる方は防寒の準備をしていただくことをお勧めします。さてクラウドファンディングが終わってしばし時間が経ちますが宿泊に来られていない方を中心に皆様へのメッセージです。まずはク...

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