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インフレで生活に困る人たちの「食」と「住居」を支える相談会を開催したい!

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

労働・貧困問題に取り組む団体NPO法人POSSEでは、インフレ情勢の中で生活に困っている方々の「その日の居場所と食事」を支え、その後の継続的な生活の支援に繋げる相談会を、ゴールデンウィーク期間中の5月6日・7日に行います。

現在の支援総額

682,000

68%

目標金額は1,000,000円

支援者数

67

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/04/14に募集を開始し、 67人の支援により 682,000円の資金を集め、 2023/05/14に募集を終了しました

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目標金額1,000,000

支援者数67

このプロジェクトは、2023/04/14に募集を開始し、 67人の支援により 682,000円の資金を集め、 2023/05/14に募集を終了しました

労働・貧困問題に取り組む団体NPO法人POSSEでは、インフレ情勢の中で生活に困っている方々の「その日の居場所と食事」を支え、その後の継続的な生活の支援に繋げる相談会を、ゴールデンウィーク期間中の5月6日・7日に行います。

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自己紹介

こんにちは。私たちはNPO法人POSSEです。20〜30代の若者ボランティアが中心となり、電話やLINEでの生活・労働相談の受付、相談会の開催、フードバンクと連携した食料配布などを行いながら、日々現場で貧困問題や労働問題の解決に取り組んでいます。
ゴールデンウィーク期間中の5月6日・7日に、埼玉県川口市の公共施設で、「その日の食事と居場所」を支え、その後の継続的な生活支援に繋げる相談会を計画しています。


インフレによる「電気か、食事か」を選ばなければならない状況の広がり

今年に入り、インフレによる食料価格やライフラインの高騰が続いています。東京の消費者物価指数をみると「生鮮食品を除く食料」は3月時点で前年度から8.1%上昇しています。また、電気・ガスの値上がりも続いており、東京電力は6月から約3割の値上げを予定しています。

 このような生活必需品の高騰は、これまで極限まで生活を切り詰めて生活してきた人々の暮らしを直撃し、人々の間には「電気か、食料か」を迫られる状況が広がっています。

私たちの相談窓口や、POSSEと連携するフードバンク(フードバンク仙台)にも、毎日のように深刻な相談が寄せられています。


①    子供三人を抱えるシングルマザーの30代女性

事務の仕事をしているが、収入10万に対して支出10〜11万で、うちライフラインは約4万円。物価上昇やエネルギー料金高騰で更に困窮しており、食費を節約している。寒い日でも、昼間は暖房をなるべくつけないようにしている。


②    生活保護を受給する50代女性

すでにガスが止まっている。電気は2カ月滞納しており、今月払わないとこれも止まってしまう。水道は家賃とセットになっており、家賃とともに1カ月滞納中。何とか公共料金を捻出するために1日2食にしている。

 

③    縫製工場で働く技能実習生

会社が所有する3LDKの住宅に11人で住まわされ、家賃の他に、1人あたり水光熱費8000円を徴収されていたが、今年の1月に、一方的に14000円と約2倍に引き上げが行われた。時給は最低賃金で、手取り15万円から家族に仕送りを行い、さらに倍になった水光熱費と家賃を払うと、生活費が2-3万円しか手元に残らない。食費を削るため、スーパーの半額商品を買うなどしてやりくりしている。 


 以上の相談からわかるように、このインフレの中で「明日の水や食事が手に入るかわからない」という人が増えています。フードバンクや生活相談窓口でこうした相談に直面する中で、私たちは、もはや日本社会の貧困のレベルが「生きるか、死ぬか」という水準になりつつあることを実感してきました。

 

日本社会の「地崩れ」が起き始めている

 緊急性を要する相談が増えていると同時に、相談件数そのものも増加しています。フードバンクでは昨年の半年間で1556件の食糧支援依頼、POSSEの相談窓口には年間で267件の相談が寄せられました。

その中でも特に目立つのが「これまで普通に働いてきた人」からの相談です。フードバンクの食糧支援依頼をする人の約半数は、現在も何らかの仕事に就き、働いている人たちです。ここからは、これまで非正規雇用で何とかギリギリの生活を成り立たせていた人の多くが、インフレ下で食料の確保すら難しいほどの貧困状態に陥っていることがわかります。生存を脅かされるほどの貧困は、もはや「ごく一部の人の特殊な問題」ではなく、非正規雇用で働くワーキングプアの人をも含み込んだ、多くの人が現実的に直面する問題となりつつあるのです。

このような社会状況の中で1人でも多くの人の生存権を守るべく、私たちZ世代のボランティアは、電話やオンラインで日々このような相談を受けつけ、必要があればその日のうちに相談者の元に駆けつけて公的支援に繋げたり、食料を渡したりという活動に奔走してきました。

相談者の家で生活状況の聞き取りを行うボランティア

ところが、日に日に相談が増え続ける中で、個別支援で生存を支えるのは限界があります。特に、ゴールデンウィーク期間中は日雇いの仕事も減り収入が得られなくなる人が増えるほか、行政の窓口も休みになってしまうため、多くの人が緊急の支援を要する貧困状態に陥る可能性があります。

 

相談会を開催します

そのような状況に対応するため、私たちは、ゴールデンウィーク中の5月6日と7日に、川口駅近くの公共施設で相談会を行うことにしました。

相談会場では、以下のような活動を行います。

 ・食料の配布
地域のフードバンク等と連携し、緊急の食糧支援を行います。

・緊急の宿泊先の確保
その日の夜に泊まる場所がない人に向けて、緊急の宿泊先の確保や生活費の支援を行います。

・労働・生活にまつわる相談受付
その場限りの支援にとどめず、来場者一人一人から相談を受け付け、生活保護の申請同行などを通じて公的支援に繋げたり、弁護士や労働組合などと連携し、労働問題解決に向けたサポートを行うなど、生活の基盤を整えるための継続的な支援を行なっていきます。

・外国人労働者向けの、外国語や「やさしい日本語」での相談受付
外国人労働者の多くは賃金未払いや職場での怪我が原因での失職などの労働問題を抱えていることや、在留資格によっては社会保障の対象外となることから、貧困に陥りやすい状況に置かれています。そこで、言語の壁などから支援に繋がりづらい外国籍の人も気軽に相談ができるよう、各言語での通訳や、「やさしい日本語」での相談を受け付けます。 


相談会の詳細

「なんでも相談広場ーインフレで生活が苦しい人、集まれ!ー」

日時:5月6日(土)・7日(日)

時間:10:00-17:00

場所:6日...川口市民パートナーステーション(キュポ・ラM4階、埼玉県川口市川口1-1-1)

   7日...フレンディア(キュポ・ラ4階、埼玉県川口市川口1-1-1)


寄せられたご支援の使い道

・アウトリーチの際に配布するチラシ、ポスター、備品 10万円

・相談を受ける会場の会場費 15万円

・相談者に配布する支援物資や、その運搬にかかる費用 40万円

・相談員の人件費、交通費 25万円

・通信費、手数料 10万円

皆さんのご支援が私たちの大きな力になります。1人でも多くの命と暮らしを守るため、ご協力をよろしくお願い致します。

 

ボランティアも募集中

私たちと共に、誰もが生きる権利を保障される社会の実現に取り組むボランティアを募集しています。現在POSSEには高校生や大学生、若手社会人の20〜30代のメンバーが集まり、生活相談を受けたり、街に出てアウトリーチ活動を行ったりしながら現場で貧困問題に取り組み、そこから見えてきた実態をもとに、社会発信などを行っています。

今回の相談会も、学生メンバーを中心に「相談会実行委員会」を立ち上げ、準備を進めています。支援に必要な制度や法律の知識などは、一緒に勉強して行けるので、事前の知識や経験は全く必要ありません。一緒に貧困支援の最前線で活動したい人は、ぜひご連絡ください。連絡先:volunteer@npoposse.jp

 

POSSE受賞歴

2021年 「第6回賀川豊彦賞」(公益財団法人「賀川事業団雲柱社」)受賞

2021年 「第8回エクセレントNPO大賞」(「エクセレントNPO」をめざそう市民会議主催、毎日新聞社共催)受賞

※NPO法人POSSEは非営利法人ですが、このクラウドファンディングにご支援いただくことでの税制優遇を受けることはできませんのでご理解ください。

最新の活動報告

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  • 10月29日(日)に、公開イベント「ホームレスを排除する社会に抗う ー荷物撤去・追い出しと闘い、命を守りぬく困窮者支援の現場と、私たちにできることー」を開催します。皆様のご参加をお待ちしております。場所:北沢タウンホール*下北沢駅より徒歩3分時間:14:00-17:00料金:学生・若者無料、一般500円申込先https://posse-event-1029.peatix.com/イベント概要ホームレス排除が進む社会と、命を守るためたたかう支援者たち 万博の準備が進む大阪では、路上生活者の多い「あいりん地区」の再開発が進み、労働福祉センターが閉鎖されました。オリンピック開催時には、都心を中心に大規模なホームレス排除が行われました。 2000年代以降、統計上は路上生活者は大きく減少しています。政府は「自立支援の成果」と胸を張りますが、まさにその裏側で、相次ぐ再開発によるホームレス排除で住む場所を追われ公衆トイレや公園の薮に身を隠す人、行政によって半ば強制的に劣悪な宿泊所に収容される人々が相次いでいます。 「きれいな街」を演出する裏で貧困者を排除するこの不寛容な社会に、私たちはどう立ち向かえるのでしょうか?本講座では、20年以上ソーシャルワーカーとして路上生活者支援を続けながら「全てのホームレスが安心できる家を取り戻せること」を目指して先駆的な住居支援や法改正に向けた政策提言を続けてきた藤田孝典氏を迎え、私たちにできることを考えます。五輪開催前後に川口市の駅周辺に張り出された、路上生活を禁じる張り紙(提供:藤田孝典)講演者プロフィール藤田孝典(ほっとプラス理事/聖学院大学 客員准教授) さいたま市にて、路上生活者・高齢者・障害者・難民など生活困窮者に対する生活支援、自立支援などのソーシャルワークを実践。困窮者支援=炊き出しというイメージが根強かった20年前から、路上生活者一人一人に安心できる家を提供するための、先駆的なグループホーム・シェアハウス事業を展開。また、貧困者を生み出す社会の側を変えるべく、厚労省社会保障審議会の特別委員などを歴任し、社会福祉全般に関する政策提言やソーシャルアクション活動に取り組んでいる。著書に『ひとりも殺させないーそれでも生活保護を否定しますかー』『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』など。イベント概要日時:10月29日(日)時間:開場14:00 イベント開始14:30 終了17:00会場:北沢タウンホール ミーティングルームプログラム①14:40-15:30 藤田孝典氏 講演「ホームレスを排除し、収容する行政ー支援現場から見る現状」②15:30-15:45 POSSE学生メンバー「私たちにできる支援活動 相談の現場から」③16:00-16:40 講演者・支援に取り組む学生との質疑応答・ディスカッション④16:50 まとめ・終了NPO法人POSSEとは? POSSEは、若者の労働・貧困問題が深刻化していた2006年に当時大学生だった今野晴貴らによって結成され、これまで数多くの問題に取り組んできた。現場の労働相談から「ブラック企業」を社会問題化し2013年には「流行語大賞」と「大佛次郎論壇賞」を受賞した。また、宮城県仙台市にて被災地支援をおこない厚生労働大臣から感謝状を受領した。近年では、コロナ禍で困窮する女性や外国人の問題にも積極的に取り組み2021年に「第8回エクセレントNPO大賞」を受賞した。申込・お問い合わせはこちらからvolunteer@npoposse.jphttps://posse-event-1029.peatix.com/ もっと見る

  • 相談会2日目の5月7日には、川口駅前の「市民ホールフレンディア」で、多くの大学生のボランティアが参加して、生活に困窮している方からの相談を受け付けました。当日はオンラインでのアウトリーチや前日の街中でのアウトリーチからつながった技能実習生、元技能実習生などから多くの相談が寄せられました。その中から一部の相談を紹介します。・栃木県の米袋工場で働いていた中国人技能実習生からの相談 ”十分に教育も受けていないのに、一人1時間160袋の米袋を作るという到底達成できない過酷なノルマを課され、サービス残業をしていた。お昼休みの時間にも日本人労働者がご飯を食べている中で、技能実習生だけが作業していた。卵巣の病気が見つかり、検査のために一週間ほど休みをとっていたら、監理団体から「めんどくさい」などの暴言を吐かれて、解雇された。” 普段は職場で差別しながら過酷な労働を強制し、病気になったら休むこともできずに解雇するという、生存権が否定されている状況で酷使されている技能実習生の姿が見えてきました。・岐阜県の豆腐製造工場で働いていたベトナム人技能実習生からの相談 ”2月に監理団体に呼び出され、「これにサインしないと次の会社を紹介できない」と言われて騙されて、解雇されてしまった。同じ職場で働いていたベトナム人技能実習生13人が解雇された。監理団体からはその後転職先も紹介されることもなく放置され、生活に困窮している。友人から借金して何とか生活している。” 解雇されたのは、ちょうど働いている豆腐加工企業が、SDGsを掲げている世界的にも有名な豆腐大企業に買収された時でした。この企業は次々と豆腐会社を買収して「豆腐業界の救世主」としても有名です。このような豆腐大企業サプライチェーンの末端で、技能実習生の貧困が生み出されていたのです。今回寄せられた相談には、今後も連携する労働組合で解決に向けて取り組んだり、制度的にサポートをしたりして対応していきながら、社会的な発信につなげていきます。生活に困窮している方や外国人労働者からの相談はこれからますます増えていきます。今後も現場での支援活動に取り組んでいきますので、引き続きご支援よろしくお願いします。 もっと見る

  • 5月6日(土)に、川口駅前の「川口市民パートナーステーション」で相談会を開催しました。当日は、ボランティアが街に出て300枚以上のチラシを配りながら、道ゆく人に「困っていることはないか」と声をかけ、アウトリーチ活動を行いました。また、川口駅・西川口駅周辺の食材店や飲食店を周り、労働問題や生活上の問題を抱えている方に対して相談会の情報を広く周知するため、チラシの設置をお願いしました。相談会場では、さまざまな深刻な相談が寄せられました。その中の一部を紹介します。①休みを申し出たら解雇され、ホームレス状態に。花の栽培の仕事をしていた女性。体調不良で月2〜3日休むということが続いていたところ、突然解雇になり、住んでいた寮を追い出された。ホームレス状態になり、現在は友人の家に居候している。②保険証がなく、5歳の子供を病院に連れていけないクルド人の3人家族。夫は失業中。トルコで迫害に遭い、日本に逃げてきたが、妻と幼い息子は「特定活動3ヶ月」のビザしかもらえておらず、保険加入の対象者にならない。診療が全て自費負担になってしまうため、よほどのことがない限り、病院には行かないようにしている。先日息子が額を切る怪我をした時は病院に連れて行ったが、一回の診療で3万円が必要となり、友人から借金をして工面した。妻は最近妊娠が発覚したが、手持ちのお金がなく、病院に行けずにいる。会場では、このような「ホームレス状態にある」「病院に行けない」「今日の食事の確保すら難しい」など、基本的な衣食住の権利すら奪われている人たちからの相談が相次ぎました。私たちは、食料の提供を通じて相談者の方々のその日の生活を支えるとともに、労働組合を通じて会社と交渉し解雇を撤回させるという選択肢の紹介や、行政の提供している支援制度の紹介を行いました。5月7日も、相談の受付と、アウトリーチを引き続き行なっていきます。 もっと見る

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