石川県七尾市でケーキ屋をしている楠雅美と申します。ここで生まれてここで育ちサラリーマンをしていましたが、29歳で飲食の道へ進み、30歳でお菓子が楽しくなって、36歳でご縁があってケーキ&カフェGreenOneを創業しました。
-このプロジェクトで実現したいこと-
今年の11月1日で10周年になるはずだったお店ですが、能登半島地震により被災。
店舗建物が基礎部分から隆起してしまい、取り壊しをして新しく立て直しが必要になってしまいました。
再建に向け、皆様の力をお借りしたく、本プロジェクトを立ち上げました。
どうか、この先もお読みいただき、ご支援いただければ幸いです。。。!
-ケーキ屋さんの開業-
飲食の仕事がしたくてサラリーマンを辞め、カフェの立ち上げやお手伝いをしていた中で強く思ったことが、「お酒を飲んでくだを巻く人はいるけど、甘いものを食べている人は、皆が笑顔。」と言うことでした。
その後、お菓子づくりが楽しくなって、お菓子をつくることにのめり込み、ケーキ屋さんに転職。
そして10年前、やっと自分のお店を持つことができました。
今年で10周年。そのうち4年間は、新型コロナによる厳しい時期でしたが、それでも沢山のお客さんに支えられて、なんとかお店を続けてきた最中、今回の大地震に見舞われてしまいました。
-ケーキ&カフェGreenOneの想い-
ケーキ&カフェGreenOneは、地元の実店舗とオンラインショップで、これまで沢山のお客さんに支えられてきました。そんな中で、日々この方々に恩返しができるように頑張ってきて芽生えた想いが「大切な人ともっと仲良くなれるお菓子を作りたい!」という想いでした。
苦手な人と仲良くなることは中々できなくても、せめて大切な人ともっと仲良くなるきっかけのお菓子になれたら嬉しいですし、たくさんの人は難しくても、せめて僕とあなただけでも、一緒のお菓子を食べて、もっと仲良くなって、その輪が少しずつ大きくなることを願いながら、想いを込めて丁寧に、誠実にお菓子をお作りしています。
-店主の決意-
決意!お店は必ず再建します。
令和6年能登半島地震から約3週間、一言で言えば、絶望からはじまった年明けでした。でも家族や友達、色んな人の優しい言葉と、年甲斐も無く1人で声を出して号泣してスッキリして、前を向くことができました。
そしたら、やることは決まってきて、年末に作った焼き菓子やオンラインショップのバスクチーズケーキもお届けすることが出来ないためキャンセルしていただき、お店近くの避難所へ持って行って、みなさんに食べてもらいました。僕としてはお店を続けさせてくれた人たちに恩返しができ、捨てるしかないのかなと思ったお菓子たちも避難所の方々に喜んでもらえて、Win-Winでした。
そして、尊敬する人が立ち上げた炊き出しに微力ながらも参加させてもらって、その時は色んな事を考えなくて集中できるのと、やっぱり人の役に立てるって嬉しいなって実感しました。
さて、これからはお店の再建です。
店舗の中の機材は幸運なことにほとんどが大丈夫。しかし、お店の建物が基礎から隆起してしまい、そのまま使うことは難しい状態のため、建物自体を取り壊し、新しく立て直す事になりそうです。なかなか僕1人では難しいのはわかっています。本当は、年齢のせいかバイアスがかかって、皆様から支援をいただくのはなんだか心苦しかったけど、そんなことを言ってられる状態ではない。クラウドファンディングで、皆様に少しずつ手伝ってもらいながら、必ず再建する。
今年で10周年。思えば4年くらいはコロナ禍、ここへ来て大地震。なかなかちゃんとお店をさせてもらえないながらも、沢山のお客さんに大切にしてもらって、その度に愛されてる人たちに感謝を伝えて、「グリーンワンを好き」といってくれる人たち・関わってくれる人たちに恩返しをしなくちゃ!とスタッフと頑張ってきました。
だから、ここで終わる訳にはいかないし、もう僕の中では再建する腹は決まりました!!
色々綴りましたが、今回のプロジェクトでは、厨房が使えないため、リターン品をご用意することができません。それでも、近々に準備ができたその時に心を寄せていただけたら嬉しいですし、再開したその時には、この僕の笑顔にまた会いにきてくれることを心からお待ちしています。
僕の中では再建するのは決まってるから、うまく行くかどうかわかりませんが、ちゃんと行動して失敗しながらも進んで行きます。
「大切な人ともっと仲良く」の想いを胸に。
あなたとあなたの大切な人たちが健康で幸せでありますように。
ケーキ&カフェGreenOne 楠雅美
-リターンについて-
今回、お店の解体により厨房が使えず、拠点もなくなってしまうため、本来であればお店のお菓子をリターンとしたいのですが、被災により難しい状況です。今回いただいたご支援を元に、お店を復興させた時には、是非お店に遊びに来て下さい!
スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。
全支援者の皆さまに「お礼のメールもしくはお手紙」と、お店の再建の過程を「活動報告」にてさせていただきます。
-スケジュールー
▼2024年4月 クラウドファンディング終了・店舗の取り壊し
▼2024月11月1日 新店舗オープン
-資金の使い道-
お店の再建費1500万円のうちの500万円を本プロジェクトの支援金で補填致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
最新の活動報告
もっと見る奇跡
2024/12/03 12:32奇跡地震から11ヶ月、忘年会の季節になって「あの時大変だったね」とか「断水は辛かったね」なんて話していてあの経験があったからこそ奇跡って何?って聞かれたら日常こそ奇跡だなって実感している今日この頃です。この前、自費解体の償還の書類を提出しにいったら偶然担当してくれた方が「グリーンワンさん応援してます!!」って言って下さってそれだけでグッときて嬉しかったんです。一緒に書類の確認をしてたんですが僕の書き方に少し不備があってお手数かけた時にその担当してくれた方が中心になって係のたちが皆で心配してくれて受理してもらえた時になんだか皆がワンチームみたいに喜んでくれて、その光景を見て泣きそうになったのはナイショの話です。大変な時もあると思いますけど皆さんみたいな方たちのお陰で助かってます、ありがとうございます。ピス友さん(竹原ピストルさんで繋がった友達)に誘ってもらって行った金沢でのライブ。その時にお話したり似顔絵を描いてもらったキッカケで能登復興のために曲をつくってその売り上げを全額寄付するCDを作ってくれたタマキングさん。そのCDジャケットにご縁あって僕の似顔絵(僕だけじゃないですよ笑)を使っていただきました!全国津々浦々でライブをしているタマキングさん「全国の人に少しでも目を向けてもらえるように全力で歌っていきます!!」と心強い言葉もいただきました、ありがとうございます。まだまだ大変な事もあるし気持ちが落ちたりもするんだけど、こうやって周りの人たちの言葉や優しさに手を差し伸べてもらって奇跡のような日常をすごしてます、本当に幸せ者ですありがとうございます!!そして今年はグリーンワンとしてのクリスマスはできないのですが、ケーキショップオカダさんの助っ人として思う存分お菓子に携わらせていただきます、もし見掛けたら声かけて下さいね!! もっと見る
地鎮祭
2024/11/10 10:47地鎮祭11月8日の大安吉日の良い日に地鎮祭でした。僕の中ではここまでくるのにもかなりヤキモキして時間がかかった感じがするけど能登のお店としてはかなり早い方らしく、そっか少しずつ復旧進んではいるけど能登まだまだ復興の入口がうっすら見えてきた感じなんだろなって思ってます。1日でも早く再開したいとは思ってるけどこれからずっと一緒にやっていくお店を建ててもらうので地元の業者さん職人さんにお願いしたい、皆さんが沢山の仕事をかかえて必死に頑張っているので~のジレンマ。でもねシティハウスの伊藤さんタキノデザインワークスの中條さんを筆頭にできるだけ最速でやってくれているので本当に感謝です。「おめでとう」「良かったね」のコメントをいただいて沢山のグリーンワンのお客さんや関わってくれてる方々が僕たちがヤキモキしたりワクワクしたりしてくれているのと一緒で自分事のように心を寄せて下さってありがとうございます、いつもパワーをいただいてます、引き続き一緒に見守って下さいね!そして偶然だけど大安吉日が妻の誕生日と一緒だったのでケーキでお祝い、同い年だと思ってたけど16歳になったそうです笑駆けつけてくれたスタッフMちゃんありがとう!!#地鎮祭#ケーキ屋再建#能登半島地震#なりわい補助金 もっと見る
8ヶ月
2024/09/02 20:508ヶ月それぞれの置かれてる環境も感情も違うけど、自分ではどうする事もできない凄い体験から日々は過ぎて8ヶ月。気持ちの波も少し落ち着いたと思いきや急に落とし穴にハマったみたいに不安になったりしています、まだまだ時間はかかるけど踏ん張りながらなんとかやっていってます。アレから、いやアレ以前からなんだけど沢山の方々にお世話になって迷惑もかけてきてました、何もできないんだけどせめて会って直接お礼を伝えたくて、実際に会いに行くんだけど「ありがとう」なんて少しお話していると、そんな大切な方々とより深く繋がって、そしてとっても元気になっていく自分がいて嬉しいながらも不思議な感覚でした。そしたらこの前、今さらながらなんとなく手にとった吉本ばななさんの小説「キッチン」の文章に「幸福とは、自分が実はひとりだということを、なるべく感じなくていい人生」という一節があって、これが僕にはめっちゃ刺さって、沢山の方々と繋がって関われて、もし少しでもその大切な方々の役に立てる事があるのならこんな幸せな事はないんだろなって実感しました。まぁこんな幸せな事を思いながらも上に書いたようにスポットにハマったみたいに急にネガティブにもなったりするんですがね!お店の方は解体が終わって物理的にお店が無くなると「そんなに酷かったんやな、待っとるから頑張れよ」の声が多くて、この前の銭湯でお客さんと知り合い等、計3人にサウナや湯船で説明してたら危うくのぼせそうになりました(笑)そして最後に小説「キッチン」ではこうも書いてあります。「道はいつも決まっている。毎日の呼吸が、まなざしが、くりかえす日々が自然と決めてしまうのだ。」毎日を怠けずに積み上げていくとちゃんと未来が良い方向に行くんですよね。そう、こっちの方言で言うところの「へーぜい、こーぜい」ですね、正直に誠実に頑張ります!#能登半島地震#気持ちの波#吉本ばなな#キッチン#へーぜいこーぜい もっと見る
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