最初の活動報告では「ライフロング・キンダーガーデン」のような、楽しく学ぶことを通して、どのようにこどもたちが柔軟な思考を身につけるかをお話しました。今週は、子どもたちに、テクノロジーに触れさせる重要性について少しお話しようかと思います。
現在、小学校に上がる65%の子どもたちが、今までにない業種に就く可能性があると推定されています。※ 伝統や歴史を重んじつつも、世界の変化の速さと私達の生活を大きく変える技術について子どもたちに教えてあげる必要が出てきています。もちろん、子どもたちの全員がプログラマーになる必要はないのですが、AI, AR/VRの技術は業種に限らず、今後の小売・教育・自然災害対策にまで影響を及ぼすでしょう。
でも、一体どのように子どもたちに最新のテックを紹介したら良いのでしょう?いつだと早すぎて、いつだと遅すぎるの?最近の子どもたちはYoutubeで動画を見ることに夢中になっていることについて心配されていますが、大事なことはきちんと技術をツールとして紹介してあげることだと思います。テクノロジーを浪費することを教えるのではなく、ちゃんとツールとして使えるように教えてあげる必要があるんです。
私達がARの絵本を作り始めたとき、その課題を意識して取り組んでいました。ARの技術なしでも意味のある絵本を作りながら、AR技術に関心を持ってくれるような仕組みを用意するにはどうしたらいいか。
私達がバンクーバーにいる200人の子どもたちを訪れて、「だいすきだよ、くじらさん」(We Love You Whale)の絵本を届けたときに、AR技術の部分も、絵本を作ることにも興味を持ってくれたことに感動しました。ARのアプリをどうやって作れるのか聞いたり、絵本の話を作ることについて質問したり、一人ひとりの個性にあふれる質問をたくさん受けました。その場にいた先生たちも、お話を通して最新のテクノロジーや、社会的課題や心の問題について触れることができたことに感心していました。
今回のプロジェクトで日本の皆様に「だいすきだよ、くじらさん」(We Love You Whale) を届けることができることがとても楽しみです!絵本は英語ですが、「ワークブック(日英)」をご支援いただくと、日本語のお話が中に掲載されています。またストレッチゴールを達成すると、アプリ上で日本語のお話が読めるようになります。
プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/view/101740