使節団4期生で参加された宮川夏実さんから応援メッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます!
宮川さんは使節団を一つのきっかけとして台湾で活躍されている尊敬する先輩のお一人です。
参加されたきっかけ、当時の葛藤や現在の教育の現場に至るまでのストーリーを書いていただきました。
ご寄稿ありがとうございます!
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佐賀県海外使節団4期生の宮川夏実です。
現在、文科省の派遣教員として台湾の日本人学校で勤務しております。
グローバル人材育成の最前線にある在外教育施設で働く日々は、とても刺激的で、毎日が自分自身のスキルアップの場であると感じています。また、必ずしも日本に帰ることを前提としていない子どもたちへの教育は、国外における我が国の理解者を増やす上でも、とても重要なことであると考えています。
2014年、私が大学3年生のころ、縁あって佐賀県海外施設団として渡米する機会を頂きました。一般企業に就職して世界を飛び回る仕事がしたいのか、それとも教員として我が国のこれからを支える存在になりたいのか、とても迷っていた時期でした。
しかし、どこで働きたいのか、どんな大人になりたいのか、見えない未来を想像する時間は、私の胸を高鳴らせ、とても有意義な時間になっていきました。
大学の学食で、進路の話をしている最中、友人が「これ、興味あるんじゃない?」と思い出したようにスマホを取り出しました。画面越しにみる『佐賀県海外使節団4期生募集』の記事。これが私を未来へと突き動かす最初の一押しになりました。
念願の4期生として渡米することになり、10名の仲間と共に助け合いながら、そして高め合いながら2週間を過ごしました。何より感動したのは、海外で働く本物の大人に生で出会い、お話をしたことです。
その当時のノートを見返すと、書きなぐったメモの中に、【私もいつか日本と海外をつなぐ大人になりたい】と書いてありました。
その気持ちが芽生え、紙に書いてしまうほど強く願うようになったのは、自分の夢を体現している大人に直に触れたからだと思います。
数々の訪問先を訪れる度に、その思いは膨らみ、帰国報告会では、【来年、佐賀で教員になります、そして海外と日本をつなぐ架け橋となる教員になります】と宣言してしまったほどです。
5年後の今、あのとき見た大人のようにはまだなれていませんが、日本を外から支える存在として海外で働いています。
佐賀県海外使節団として渡米した2週間は、これからの未来を作る若者への刺激となり、深い学びになります。そしてその学びは継続されていきます。教育の力は無限大なのです。どうか、今後もこの活動を継続していけるように、ご支援いただければ幸いです。最後までお読みいただき、有難うございました。
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本プロジェクトはこうした日本、海外を舞台に活躍する第一歩としてのチャレンジを支えています。ぜひ、ご支援&応援のほど宜しくお願いします。