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里のいきもの自然保護区を全国に!

里のありふれたいきものたちにだって自然保護区があってもいいじゃないか     急速に失われつつある里のいきものたちの生息地─この現実に対し、耕作放棄地や放棄林等を活用し、かつての二次的自然を再生・保全することで、全国に生息地を確保・維持し自然保護区を設ける

現在の支援総額

5,000

0%

目標金額は14,000,000円

支援者数

1

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/09/29に募集を開始し、 1人の支援により 5,000円の資金を集め、 2016/12/17に募集を終了しました

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現在の支援総額

5,000

0%達成

終了

目標金額14,000,000

支援者数1

このプロジェクトは、2016/09/29に募集を開始し、 1人の支援により 5,000円の資金を集め、 2016/12/17に募集を終了しました

里のありふれたいきものたちにだって自然保護区があってもいいじゃないか     急速に失われつつある里のいきものたちの生息地─この現実に対し、耕作放棄地や放棄林等を活用し、かつての二次的自然を再生・保全することで、全国に生息地を確保・維持し自然保護区を設ける

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■私たちのミッション

例えば開墾より長い期間維持されてきた水田、ここは、人にとって作物を生産する場であると同時に、メダカやカエル・ツバメなどにとっては重要な生息地です。かつては人が適切に使う中で生きものにも棲みやすい環境が提供されていた二次的自然と呼ばれる自然です。自然から多くを学び得ると同時に自然を敬い慮るという人と自然との調和を具現化した原風景とも云えます。

ところが、これら生息地はいまや危機に瀕しています。乾田化や農薬は生きものを絶滅の危惧に追いやっています。人が使わなくなった耕作放棄地では生きものの棲みかは荒廃が進んでいます。耕作放棄地や放棄林は増加の一途で、全国の耕作放棄地は日本最大の湖である琵琶湖を有す滋賀県の面積に匹敵するまでになりました。二次的自然のこうした状況にはこれまであまり真剣な関心が向けられてきていません。また、原生自然には国立公園や自然環境保全地域・世界遺産といった保護の枠組みがあるのに対し、二次的自然にはそうした手立ては充実していません。

こうした状況に対し、耕作放棄地や放棄林等を活用し、かつての二次的自然を再生・保全することで、多くの生きものの命を救い育む生息地を確保・維持したり自然保護区を設けたりしようと考え、自然科学に関わる元行政専門職員・団体理事・大学研究者・企業が基金を拠出して運営母体となる社団法人を設立致しました。

まさに、里のありふれたいきものたちにだって自然保護区があってもいいじゃないか! との想いです。

■ファンドレイジングをする背景

共同設立パートナ企業から継承した分を含め計50を超えるサイトで自然再生事業等を手掛けています。しかし、失われ行く生息地の面積・スピードに比べればごくわずかに過ぎずません。

そこで、こうした私たちの存在や事業について知って頂くとともに、応援下さる方々を募らせて頂くため、クラウドファンディングを活用することと致しました。私たちのやり方は、生産者や地元以外の人でも、農地や山地をお持ちでない人でも、寄付や参加により生態系や生物多様性に貢献できる仕組みです。是非、みなさまと共に、この事業を広く展開させ、少しでも多くの生息地を再生・保全していきたいと考えております。もし全国で増え続ける耕作放棄地をこの方法で生息地へ再生できたら・・・これは最高にたのしい想像です。

■どういう方法で

私たちは、特定の生きものだけ、ではなく、さまざまな生きもの・生態系・生物多様性をまるごと守る、ということを目指しています。そのために、それぞれの生きものの生息に必要なさまざまな条件(e.g.水質・水深・日照量)を1つ1つそろえていく、という方法を採っています。「まるごと」に効果的となるよう、単純に手近な条件からというわけではなく、多くの生きものに共通する条件を探し出しそれらから優先的にそろえるという手間をかけています。中には、生きものによって好みの分かれる条件や生態学的に十分な知見のない条件もあるため、実証実験と事業評価を通じた試行錯誤の繰り返しも常に必要です。

私たちはさらに、地域毎に異なる生態系の独自性を尊重し、その総和により国土全体の生物多様性を確保する、また、今いる生きものだけでなくかつていた生きものもすめる、ということも目指しています。そのために、地域の形成過程や自然条件・伝統料理・古民具等自然科学以外の民俗学・博物学といった領域のことも幅広く紐解き、それら学際的アプローチから得られる事実やヒントを、自然再生を行う上での目指す目標や使う手段に取り入れる、という方法を採っています。この方法は、地域本来の姿に忠実ですが、膨大な量の情報の収集・分析を必要とするということも意味しています。

■専門性と外部連携

机上での計画立案や事業評価から実地でのフィールドワークまで、学術上の調査研究から現実社会での実践まで、これらすべては自然科学の領域において15年以上の実務経験を有すスタッフが担っています。

文献調査・現地調査に加え、学会・専門家等による客観的評価も通じ、科学的根拠に基づき計画立案・フィールドワーク・事業評価を実施しています。

また、これら調査研究に加え地域情報(伝統料理・古民具・風習等)の探索や自然再生作業・モニタリング調査といったフィールドワークを、大学や研究機関等との共同研究として実施する他、地域の教育機関等との連携セミナ・イベントとして実施することで、外部や地域社会との成果の共有も図っています。

 

■波及効果・ブレイクスルー

今回挑戦するクラウドファンディングを通じみなさまからの応援が得られみなさまと共にこの事業を広く展開させていくことができれば、それは、自然環境にとっても、そして、人間社会にとっても、大きな意義をもたらすことができます。

自然や生きもののためだけ・人のためだけというのではなく、人も自然も共に共存できる実践をみなさまとともに進めていくことができると信じ願っています。 

□自然環境への波及効果

私たちの事業成果は、生息地保全・生態系保全・生物多様性貢献・種の保存など多面的です。例えば、生息地を保全することはよその環境が破壊された際に一時的な避難場所や代わりとなる生息地を提供します。かつて生息したとされる生きものは数が減ったことで見つけるのが困難なだけで実はまだ生息しているのかも知れず、生息地を保全することはこうした可能性に光を当て種を保存する機会を逃さない方法でもあるのです。

生態系を保全することは、それが持つバランス機能を通じ、例えばバッタの大量発生による草原や農作物への壊滅的被害といった自然界・人間社会へのリスクを抑制する効果を持ちます。自然豊かなエリアと市街地のような土地利用が進んだエリアとの境界─耕作放棄地や放棄林はそうした境界に位置することが多くあります─に設ける生息地は、生きものによる農作物被害や人身被害といった人と自然の間に軋轢が生じる頻度を低減する緩衝地帯として機能し、結果的に生きものを駆除からまもり人と自然の共存を図ることにもなります。

 □人間社会におけるブレイクスルー

私たちの事業が人間社会に対しもたらす直接的な成果は、生態系サービスの提供とその持続可能性の担保です。酸素・水の供給や二酸化炭素の吸収といった生命の最も基本的な生存要件に関して、技術的にもコスト的にも生態系サービスをしのぐものはありません。私たちの関与はそのほんの一部に過ぎませんが、確実にその一部です。

私たちの事業のやり方は、地域にとってのいわゆる「ヨソ者」が、地域の自然や伝統・文化等に改めて価値・独自性・持続可能性を見出しそれらを活用して見せることでもあります。これは、一種の「外圧」として、地域社会が自らを見つめなおし、地域に誇りを持って、地域の独自性を損なうことなく、地域に則した持続可能なスタイルで、地域の内発的意志によるアクションをはじめる触発・契機になり得ます。

私たちの進める耕作放棄地・放棄林の活用は、これまで人のために使いその役割を終えた土地を今度は自然・生きもののために使うという新たな活用方法です。それと同時に、荒廃させず保つことで、将来の食料生産ニーズ等に備えいわば「予備役」として維持する意味や持続可能な社会基盤を次代へ継承していく意味も有しています。

 

■私たちについて

私たちのミッションや事業内容につきましては下記をご覧下さい。

camp-fire.jp/projects/view/10952

naturefund.naturescape.co.jp

 

私たちが他に実施している進行中のプロジェクトにつきましては下記をご覧下さい。

(当基金概要)

 自然再生と自然保護区のための基金

 

(福井県越前市)

 里のいきもの自然保護区 @ コウノトリの里 コアビオトープに着手

 里のいきもの自然保護区 @ コウノトリの里 ビオトープのかけはし

 

(奈良県奈良市)

 谷まるごと里のいきもの自然保護区 @ 大柳生 1of26 谷の水がめづくり

 谷まるごと里のいきもの自然保護区 @ 大柳生 2of26 ネザサ抑制実験区

 

■資金の使い道と必要な額

みなさまからのご支援は、生物の生息域の実効的な保全・再生のため、実務経験を有す専門職員が、文献調査や現地調査に加え、学会発表や専門家による助言等を通じ客観的な評価・検証の担保に努めながら、科学的な根拠に基づき計画立案・事業遂行・事業評価を図っていくことに使わせて頂きます。

自然再生サイトは環境が安定次第保全フェーズ(二次的自然保全/自然保護区&サンクチュアリ)へと移行させ、その一方で、新たなサイトを開拓し自然再生に着手しています。このため、異なるフェーズ・スキームのサイトが複数並行して進行しています。

下記は、1年間に実施する主な事業スキームとそのサイト数(新規開拓に伴いサイト数が増加していきますが、直近の実績より求めています)、及び、それに要する概算費用です。

詳細内訳はnaturefund.naturescape.co.jp/support.htmlに掲載しています。

 

【プロジェクト共通】

プロジェクト候補地選定調査:\170,000~235,000+交通費(1箇所)×2(箇所)

 

【自然再生】

再生計画立案:\976,000~1,212,000+交通費(1サイト・1回)×2(サイト)

基盤整備  :\366,000~429,000+交通費(1サイト・1回)×2(サイト)

事業評価  :\298,000~551,000+交通費(1サイト・年間)×2(サイト)

 

【二次的自然保全】

事業評価  :\204,000~288,000+交通費(1サイト・年間)×3(サイト)

 

【自然保護区&サンクチュアリ】

事業評価  :\166,000~262,000+交通費(1サイト・年間)×1(サイト)

 

【退避&復帰事業】

現在退避中対象生物(両生類×約50匹):\287,000(月間)×1(サイト)

 

【学術研究】

研究    :\2,804,000(1課題・年間)×1(課題)

 

この他、経費・管理費を合わせ、1年間に必要な事業資金は\17,153,000~18,735,000です。

■リターンについて

みなさまからのご支援を弊社ミッションに100%活用させて頂くため、そして、弊社スタッフもそれに専念させて頂くために、リターンはオリジナル絵葉書Thanksメールとさせて頂きたく、ご容赦・ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

尚、プロジェクトの進捗報告は、過去の事業記録とともに、下記に掲載しています。

naturefund.naturescape.co.jp/projects.html

また、現地見学・体験につきましては、参加型フィールドワーク・エコツアー・フィールドガイド・探索(expedition)事業を実施しており、具体的開催日程は別途ご案内致しておりますのでご興味・ご都合に合わせてご参加頂ければ幸いです。

最新の活動報告

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  • 基盤整備(本作業)を行いました。前回に引き続き、北側畦畔の中程~西端の残り約7mについて畦畔築堤・畦塗りを実施し、畦畔を完成させました。詳細はこちら。 尚、このプロジェクトのご支援はこちらにて受付けております もっと見る

  • 2017.04.30 奈良市青少年野外活動センタ「自然冒険教室」とのコラボ企画として、当基金が大柳生地区で進める自然再生事業を実際に体験頂ける機会を設けます奈良市環境教育フェスタ他を受けてのアンコール企画第2弾です 詳細はこちら 尚、このプロジェクトのご支援はこちらにて受付けております もっと見る

  • 2017.04.14 ハイアットリージェンシー東京において行われました公益財団法人 トヨタ財団 研究助成プログラム 研究助成金贈呈式に出席致しました。これは、外部評価リストでもご案内の「環境要因によるため池環境(ため池の生物多様性にとっての環境)の評価方法の構築」という研究について本財団の研究助成プログラムに採択頂いたことによるものです。 翌2017.04.15 早稲田大学大隈記念講堂小講堂において開催されました同研究助成プログラム オープンワークショップにも参加致しました。これは、助成対象者によるプロジェクト報告で、本研究助成プログラムのねらいでもある「研究を通じた新たな価値の創出と社会貢献」がメインタームです。 詳細はこちらにて 尚、このプロジェクトのご支援はこちらにて受付けております もっと見る

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