小山市まちかど美術館の川元さんからのお話で3月5日から10日までクロサキ工芸展示会を開く事に成りました。お客様のご依頼は時代と共に変化します。以前は大きい家具例えば長さ2mの無垢のテーブル等が沢山出た時代がありました。が今古い家具の修理が沢山きます。ものを見直す時代の様です。工芸は次の時代に伝承も大切ですが、暮らしの中に活きる工芸が現在大切な事と思います。工房の若者の制作したものも含めご高覧賜りますれば幸いです。
古いロクロの木地が出てきました、何時のものかもわからない、工房の片隅に積まれていた、裏側に爪が無いのでどの様に削り出したのかは不明、いやロクロに関してはまだ初心者、日本のロクロと木工旋盤は使いかたが違う、 これから修行、この木を削り出すとどの様になるか木工旋盤が来ると試して見たいものです、栃の木か、シナのような木肌です。 いよいよクラウドファンテイングの今月末で日にちが少なくなりました、皆様の御支援宜しくお願い致します。
栃木県産の檜の杢目が良い部分を選択して子供用の椅子を制。小さな幼児から小学校低学年までも使える椅子で、幼児なら机代わりにもなる様に多目的に使えます、 檜、欅、杉等を雇いザネで組み合わせて、耐久力を持たせてあります。仕上には健康に良い天然のエゴマを丹念に摺り込んであります。
京都の親方から岐阜県徳山郷にダムが出来るので、日本一の栃の木が伐採されたので、今の内に買っておく様に、 黒田乾吉親方が生前『木が何になりたいか木に聞いてみろ』言われた時には何のことか分からづにいたが、ある時木を工房の中に立て掛けて仕事をしていると何か木が語りかけてきた気がしてくる。今傷が付いた部分を削り仕上げて拭漆に取り掛かる処です。栃縮杢拭漆楕円の器
今年の干支は猪、 各地でイノシシの行動が取沙汰されていますが1月罠猟で仕留めた猪のタテガミ、毛の先が枝分かれして末広がりで縁起が良いとプレゼント戴き早速杢彩に取り付けました、 猪のタテガミが硬く、この様な姿とは知りませんでした。『こいつは春から縁起がいいわい』、歌舞伎役者が花道で言うセリフでしょうか。剣道の防具で胴にイノシシの毛皮を使ってあるのを見た事が有ります。イノシシ武者。 猪突猛進と言われていますが意外と動作が機敏らしいです。クロサキ工芸も機敏に活躍が出来たらい良い年にと縁起を担いでおります、皆様もどうぞ良い年で有りますようにご祈念いたしております。