■(ざっくり概要):築38年の元診療所をリノベーション
千葉県、房総半島の南端にある館山市。
古くから漁業や観光で栄えた街で、現在も南房総(安房地域)の経済や行政の中心地です。東京湾アクアラインや館山自動車道の開通もあり、都心部から車で90分で行ける場所ともなり、近年は移住地や二地域居住地としても注目されているエリアです。
車での移動は便利になったものの、鉄道利用者が減るとともに、館山駅東口商店エリアはいわゆる「シャッター街」となっています。
現在はかつての元気がない商店街ですが、この商店街にある築38年の元診療所を改装して、旅行者にも地元住人にも利用される場を創ろうとしています。
■(はじめる理由):「開かぬなら、開けてみせようシャッター街」
主宰の漆原秀(うるしばら しげる)と申します。大阪生まれ、奈良・埼玉・福岡・東京を経て館山にたどり着いた48歳。
かつては居住する東京と館山を往復する生活でしたが、2016年末に元公務員宿舎をリノベーションした共同住宅「MINATO BARRACKS」(ミナトバラックス:略称「ミナバラ」)の改修・運営を開始するとともに、2年前に家族とともに館山に移住してきました。
ミナバラでは、現在11組の住人が暮らしています。そのほとんどが移住者です。
昔の長屋暮らしのような「つかずはなれず」なコミュニティで楽しく暮らしています。
http://minatobarracks.com/
https://www.facebook.com/minatobarracks/
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移住した事で、地域の魅力がたくさん見えてきました。
一方で、残念だな、もったいないなと思う部分も見えてきました。
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1つ目は「駅前シャッター商店街」です。
かつては賑わいを見せていた駅前商店街ですが、現在は、他の地方都市と同じくシャッター商店街化が進んでいます。
日常的にシャッター商店街を横目に見ながら、この地域の未来を描け、希望を持て、というのは心情的に難しいものです。
2つ目は「旅行者と地元で暮らす人が交流する接点が乏しい」ことです。館山は古くからの観光地であり風光明媚な海山はありますが、今旅行者に求められているのはガイドブックには載っていない魅力的な場所や、地元で暮らす人たちとの交流だと思います。交流機会と情報が集まる場を作りたいのです。
3つ目は「二次交通の不足」です。
東京方面から館山駅までの到着手段(一次交通)はあっても、その先の路線バスなどが住民に対しても観光客に対しても不足しています。
せっかくきた観光客も駅から動くことができません。タクシーかレンタカーに頼るしかありません。
また、地域高齢者の買い物や通院も自分で運転するしかない状況です。当然、高齢者運転事故も頻発しています。
二次交通の課題を解決することがこの地域の大きな課題と感じています。
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この3点の解消に向けて地域に一石を投じるプロジェクトにしたいのです。
「開かぬなら、開けてみせようシャッター街」
なのです。
■(誰がやるか):館山生まれ、館山育ちの「おかみ」が切り盛りします
こんにちは!高木潮音(たかぎ しおね)と申します。
千葉県館山市出身の現在31歳です。
一昨年まで7年間は館山市役所に勤務し、現在はtu.ne.おかみとして開業準備にあたっています。
市役所勤務時にまちづくりと出会い、過去に「あわのネ」(野外フェス)のスタッフやラジオパーソナリティーなどをやらせていただきました。
これまでの経験の集大成として、tu.ne. Hostelの運営に携わります。
私は人が好きです。音楽が好きです。そして笑顔あふれる空間が大好きです。
ホステルで多くの人が出会い、交差することで新しい交流の場を作りたいと思っています。
私自身、あまりホステルやゲストハウスに宿泊したことはないんですが、音楽が好きで国内外のフェスに参戦してきました。そこで日本人だけでなく、たくさんの外人さんと交流をしてきました。同じ音楽で一緒に歌い踊ることで、楽しい空間を共有する。時には一緒に肩を組んで歌い、ハイタッチやハグをする。それは旅行での出会いと似ている気がするんです。
今までは提供された場所に行くことが多かったのですが、今度は私が場の提供をする人になりたい。そう思ったのです。
以降、工事前の写真などを交えて概要をご説明します。
■(やること):「ゲストハウス」と「公園」と「トゥクトゥクの駅」を作ります
場所は「浅井診療所」として長く地域に愛された診療所および院長先生のご自宅でした。
かねてから館山駅東口でイメージにあう物件を探していたところ、ご縁あってお譲りいただきました。
ここを19名定員のゲストハウス「tu.ne.Hostel(ツネ・ホステル)」として改装オープンし交流の拠点にします。
こちらリビング部分です。
駐車場だった約50坪の裏庭には、みかん・グレープフルーツ・梅・ぶどうの木がありますが、これらをそのまま活かした公園として開放します。
ランチタイムや放課後などにホッとしてもらえるウッドデッキ主体の屋外スペースです。
エントランスのゲートを外し、誰でも出入り自由な小さな公園「ROCK'N GARDEN(ロッケンガーデン)」としてまちに開きます。
そして、新年あけて嬉しいニュースが。
東側隣地の借家をお借りすることができまして(tu.ne.co:ツネコと名付けました)、ここに白浜豆腐工房さんがスタンド(売店)を常設出店していただけることになりました。
毎朝汲みあげられたお豆腐やお惣菜をどうぞ!
また、ゲストハウスから近隣までの送迎にトゥクトゥクを走らせます。
賃走することは法的にできませんが、まずはゲストハウス利用者の送迎手段やチップ制で、このまちに日常的に走らせ、やがては複数台のトゥクトゥクが走っているまちにすることを夢見ています。
ここ「tu.ne.」がトゥクトゥクの駅にもなるのです。
■(何に使うか):お金の使い道(建物改修費と公園の材料費に充てます)
みなさんからご支援いただいたお金は、建物の修繕と、小さな公園にウッドデッキを新設するための費用にします。
概算費用 (物件取得費用を除く)
・外壁・屋上工事 500万円
・内装工事 400万円
・設備工事 500万円
・電気工事 100万円
・公園用ウッドデッキ材料費 50万円
・備品等 50万円
合計1600万円
350万円の手元資金、1000万円の融資で1350万円が確保できていますので、残り250万円についてクラウドファンディングでご支援をお願い致します。
■リターンについて
支援していただいた皆様には、開業後の4月からリターンをお返しさせていただきます。
ホステル宿泊券の他、遠方でなかなか足を運べないという方向けのリターンも用意いたしました。
Webもしくはtu.ne.Hostelの内装の壁にお名前を掲載させていただきます
(ニックネームや匿名希望にも対応させていただきます)
tu.ne.オリジナルステッカー(全4種)
館山の時間帯で変化する景色をイメージした春夏秋冬4種類のデザインがあります。
お好きなところに貼って旅気分に浸ってください。
tu.ne.宿泊券
通常3,400円の宿泊チケットをお送りさせていただきます。金額によって枚数が変わりますが、ご友人やご家族にお譲りしていただいても構いません。(有効期限:2年間)
白浜豆腐工房 お買い物商品券
tu.ne.のおとなり、tu.ne.coにスタンド出店する白浜豆腐工房さんでの食事や買い物にご利用いただける商品券をお送りします。
遠方でなかなか足を運べない方には・・・
おかみ&旦那がセレクト!館山・南房総の魅力詰め合わせボックス
遠方でなかなかtu.ne.まで来れない…そんな方には私達から感謝の気持ちを込めて、おかみ(髙木)または旦那(漆原)セレクトの南房総ギフトボックスをお送りいたします。
内容は届いてからのお楽しみ! 女性向けは おかみ(高木)が、男性向けは旦那(漆原)が心を込めてセレクトします。
事前に指定していただいてもかまいません。その場合は備考欄に
「おかみセレクト or 旦那セレクト 希望」とご記載をお願いいたします。
ご指定がない場合は、こちらで判断しお送りいたします。
遠方の方だけでなく近隣の方もご選択いただけます!
※写真はお送りする商品の一部(イメージ)です。実際にお送りするものと異なる可能性がございます。
【追記】「活動報告」にて、ギフトボックス用アイテム提供先の紹介を掲載しています。
「ギフトボックス おかみセレクトご紹介!!」
https://camp-fire.jp/projects/118983/activities/73521#main
「ギフトボックス 「旦那セレクト」ご紹介!」
https://camp-fire.jp/projects/118983/activities/73572#main
最後に
ホステルやゲストハウスをOPENさせたいと思う人の多くは自身がバックパッカーだったり、旅が大大大好きだったりする方が多いようですが、実は私たち(旦那 漆原・おかみ 高木)はそれほど旅が大好きというわけでもありません(笑)
(自然豊かな館山に暮らしていると、あまり旅に出たい衝動がなくなるというのもあるかも...)
人が好きでたくさんの人と出会いたい!関わりたい!まちを元気にしたい!という思いから、あえて館山駅のそばで、人が集まる場=ホステルを開業させたいと考えました。
tu.ne.(ツネ)の名前は「tune(調和)」と「常」から付けました。
ホステル開業をゴールにするのではなく、開業を始まりとして、旅行者にとっては「常宿」を、地元の人にはワクワクする「日常」を、それぞれに届けたいという思いです。
そして、閉鎖された元診療所がtu.ne.として生まれ変わり、10年以上も活用されていなかった借家がtu.ne.co.となり、新たな日常の風景が生み出されることで、このまちに新たな開業者が増えたり、空き家・空き店舗の提供者が増えたり、そうして新たな賑わいができていくことを目指しています。
ぜひ皆さんのお力を貸してください。
OPEN後にはぜひ遊びにいらしてください。お待ちしています!
<tu.ne.Tuning Base>
・住所:千葉県館山市北条1712
・アクセス:JR内房線館山駅より徒歩7分
最新の活動報告
もっと見る旅館業の許可がおりました!
2019/05/22 22:11こんばんは!お久しぶりです。おかみの高木です。クラウドファンディング終了からはや2ヶ月。。。ついに、やっと、旅館業の許可がおりました!大変お待たせして申し訳ございません。本日より予約の受付を開始します。予約方法について現在、ホームページや宿泊予約サイトの登録が終わっていないため、予約は電話とメールのみでのご対応となります。電話番号:0470-29-7974メールアドレス:hostel@tune.co.jp電話もまだ出れない時間などがあるため、メールの方が確実です。なお、宿泊は7日からとなりますのでご注意ください。ご予約お待ちしております! もっと見る
【お願い】リターン品のご連絡について
2019/03/22 08:08こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
<支援金の使い道 その①>白浜豆腐工房さんへサプライズ!
2019/03/14 21:16こんばんは!おかみの高木です。クラウドファンディング終了してから早4日が経ちました。あんなになかなか終わらなかったクラウドファンディングも、終わってみるとあっという間ですね。まだリターン品の手続きが残っているので、まだまだ終わりではないですね笑支援金の一部を白浜豆腐さんへさて、皆様からご支援いただきました支援金の一部を、本日お隣で今もお世話になっているけど、今後はもっとお世話になる白浜豆腐工房さんへ進呈させていただきました。ありきたりではつまらないので、「激励」にしました。渡した模様は動画に収めましたので、こちらをご覧ください↓白浜豆腐工房さんへサプライズ!(動画約2分)タケさん、ご自身もお忙しい中いつも美味しいご飯をありがとうございます!既に何度もお伝えしていますが、自分達だけでまちづくりを行うつもりはなく、地元の人をたくさん巻き込んでいきたいと常々考えています。お隣で同じタイミングにオープンする白浜豆腐工房さんは、tu.ne.Hosetelの頼もしいパートナー的な存在です。奥様の未夏さんはヨガインストラクター。いつかコラボできたらいいなぁと思っています。地域に根ざした場所作りを。地域の人たちみんなが笑顔になれる場所を。明日も白浜豆腐工房さんは館山のBAITENで営業してます!お近くの方は、ぜひお立ち寄りください! もっと見る
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