Macでの利用例を公開出来る段階になりましたので公開いたします。 基本的にPodeaはWindowsOS下で動作するレーザー加工機ですが 同様な動作環境を用意できれば仮想環境下でも動作させることができます。 これだと、単純に仮想環境下で動きますよというアナウンスでしかないのですが PodeaソフトウエアはMacユーザーの環境を想定し、より具体的にユーザーの使いやすさを 考慮して作るように努めています。 具体的には、Macを使用される方は当然Mac版のillustratorを使用されると思います。 レーザー加工機がWindowsで動作するのでWindowsマシンを用意する・・・までは 特に問題なく用意できると思いますが、さらにWindows版のillustratorを用意する必要がある場合 非常に負担が大きく、導入の壁になると思います。 (今回のデモ動画も最新版のイラストレータを使用していますが、体験版で動かしています) 本来レーザー加工機を使用すると思われるユーザー様は クラフトマンだったり、デザイナーだったりすることが多く 本来はデザイン方面性が強くMacを使用される方が多いと思います。 このような問題を少しの工夫で乗り越えることができるならば 積極的に解決していきたいと思っています。 具体的な内容としては冒頭の動画をご覧いただければと思います。 各種仮想環境ソフトウエアの環境に依存しないように構成され 仮に複数の仮想環境を所有していても、同一のプラグインで動作します。 なおかつ、普段使用しているMacのイラストレータも使用できるよう設計されています。 こうすることで、新しく導入する必要があるものは仮想環境ソフトとWindowsOSのみとなります。 機械を使用する側は純粋なMacの環境で動いて欲しいと思う事でしょう。 機械を作る側は作るだけでも多くの工数がかかるため、複数の環境下で動作する ソフトウエアというのはある一定以上の利益が見込める製品でないと実現できない現実もあります。 機械を作る側と機械を使う側、双方の意見を両立することは難しくとも 両面から見て最適解を考えていくのは一つの方向性として正しいと思っています。 MFT2014ではMac Book AirとWindowsタブレットを持っていきますので いずれかの環境で動作させる予定です。 ご興味のあるかたは会場でお声掛け下さい。
おかげさまで早期にプロジェクトはSUCCESSいたしました。 パトロンの皆様に感謝申し上げます。 早期にプロジェクトがSUCCESSがしましたので、試作や追加要素の実施が やりやすくなりました。 その一つに当初から実施したいと思っていた筐体外装の設計を進めていました。 まだすべての部材が集まっていないため、仮組ですが試作筐体が仕上がってきましたので。 ご報告いたします。 アルミボディの板金で構成されたシンプルな筐体ですが、レーザーの光が外に 漏れることなく、安全に利用していただくことが可能です。 また、筐体構造になると加工煙等の充満が考えられますので 小型の排気ファンが組み付けられます。筐体内の加工煙等を外部に排気できるような 排気構造までつけることが出来ました。 完全に箱になってしまうと内部を覗き見ることができないため、光学濃度OD4+の 覗き窓を取り付けています。 (光学濃度OD4+覗き窓とはレーザーの光を1/10000以下まで減衰させる能力がある保護パネルです) 装置そのものはすっぽり入り、加工中機械的に干渉しないかの最終確認を行っています。 筐体化することで、蓋が加工中に開く等の危険な状態になる場合、蓋の検出スイッチによる セーフティインターロック(安全機構)により安全性が確保されます。 作例の記事もすこしずつですが、増えてまいりました。 MFT2014のイベント開始までにはあと2つほど記事が増える予定ですが お時間のある時に是非ご覧いただければと思います。 http://www.podea.net/#!makesample/cq14 MFT2014のイベントも近づいてきました。 ご興味をお持ちの方は是非イベントまでお誘いあわせの上お越し下さい。 会場でお会いできるのを楽しみにしております。
11/15変更 11/15日の活動報告内容によりこの記事の一部修正を行いました。 具体的には装置そのものでの安全性が確保できるため、保護メガネは付属しなくなります。 安全性についてご指摘を頂きましたので活動報告にて 記載させていただきたいと思います。 具体的な加工事例を多く紹介して、安全性についての記載が甘かったというのは 現実問題、記事として問題がありました。お詫び申し上げます。 ○レーザーの光について Podeaレーザー加工機は多くの点がユニークに設計されており 安全面も考慮されています。 その一つに極めて短い焦点距離(9㎜)があげられます。 これは加工能力を向上させる手段の一つでもあるのですが、 安全性を高める一つの工夫でもあります。 具体的には下記画像がレーザーが射出される部分の断面図となります。 レーザー光のエネルギーは加工時熱に変換され、残りのエネルギーは 反射となり防壁内に戻ります。防壁内で減衰した光が 防壁-素材間隙間(2㎜)の間で光が多重に減衰しながら外部に出ます。 構造上、ほとんどの散乱光は外部に出るまで大幅に減衰されます。 また、2㎜という狭い空間での加工は、素材に対して発火防止のための十分な エアブローをしつつ、指などを入れることができない構造になっています。 現在ロット生産時の組立性とコストダウンそして、機能改善改良の 2次試作設計を行っており、下側が箱形状の物を作成中です。 箱型構造にすることで、防壁と素材間の2㎜の隙間から出てくる 減衰された光も加工機内で収束し安全性が確保されます。 上記改善内容でレーザー光は十分減衰し、安全性は確保されますが。 安心してお使いいただけるよう、製品には下記のような防護メガネが付属いたします。 11/15変更 追加の活動報告により、構造上保護メガネが不要となります。 ○ガスについて 波長の関係上この機械ではレーザー加工機で最も良く加工される樹脂、アクリルが加工できません。 アクリルの加工を考えてらっしゃるかたには残念なのですが、パワーも光の種類も加工に適合しません。 作例の中にアクリル樹脂加工例がないのはそのためです。 このレーザー加工機は毒性や汚染性が低い、木や革等の天然素材が加工の対象です。 このような要素は書きつくそうと思っても書きつくせないぐらい 伝えたいことがありますが、非常に長くなってしまうためここで一旦終了いたします。 ご指摘やご質問は随時承っていますので、お気軽にお問い合わせください。