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日墺修好150年!和太鼓撮影と飾り巻き寿司を巻いてみんなを繋ぐヨーロッパの旅!

オーストリア・スロバキア修好150周年記念公演 東京八王子めじろ台太鼓の密着ドキュメンタリー撮影を筆頭に、スイスチューリッヒ太鼓の6周年記念コンサート撮影、飾り巻き寿司のワークショップをイギリス、スイスで開催、同会場にて日本のアーティスト四人のミニミニ作品展を併催、日本文化を伝えてきます!

現在の支援総額

369,040

47%

目標金額は777,000円

支援者数

62

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/03/07に募集を開始し、 62人の支援により 369,040円の資金を集め、 2019/03/29に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

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現在の支援総額

369,040

47%達成

終了

目標金額777,000

支援者数62

このプロジェクトは、2019/03/07に募集を開始し、 62人の支援により 369,040円の資金を集め、 2019/03/29に募集を終了しました

オーストリア・スロバキア修好150周年記念公演 東京八王子めじろ台太鼓の密着ドキュメンタリー撮影を筆頭に、スイスチューリッヒ太鼓の6周年記念コンサート撮影、飾り巻き寿司のワークショップをイギリス、スイスで開催、同会場にて日本のアーティスト四人のミニミニ作品展を併催、日本文化を伝えてきます!

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いよいよ今日はフランスに旅立つ日だ。仕事のあるNoaは、私たちよりも先に家を出た。Noaと過ごした時間はわずかだったが、濃密な時間を共有できたと思う。そんなこんなで朝ごはんに欠かせないのが日本から持参したフリーズドライの味噌汁だ。息子も大のお気に入り。超猫舌なので用心に用心を重ねて味噌汁をすする。純子は旅の荷物をまとめながら、私は最小限の機材でスペイン滞在中の写真をまとめる。バルで乾杯した写真と、四人展のお土産セットをもってNoaと純子が写った写真をプリントアウトした。Noaへの感謝のメッセージを添えて、鍵と写真をキャビネットの上に置いた。Noa、本当にありがとう。さぁ!フランスに向かって出発だ。鉄道を乗り継ぎ、マドリード国際空港へ向かう。世界の空港はほとんど知らないのだけれど、この空港の巨大さに圧倒されたことはすごく印象に残っている。私たちが乗る飛行機は、これまた節約のためeasyJet。大切なことなので2回。節約のためにeasyJetだ。僻地のターミナルに移動するため連絡バスに乗る。このバスがえらくコーナーを攻める。日本のバスだったら絶対にありえないスピードでカーブを駆け抜けていく。強烈な横Gが乗客を襲う!・・・はずなのに皆、平然と乗っている。車文化が進んだヨーロッパはやっぱり違うなぁ~(ホントか?)と妙に納得しながら目的のターミナルに到着。日本からの出国と違い、今回はターミナルビルで昼食をとる時間がある。EU圏内なので通関手続きもない。スペインの思い出にパエリヤとコーヒーを注文し、気持ち急ぎ気味に食事を楽しんだ。とはいえ今回はゆとりがある。少し窮屈なエコノミーシートに乗り込み、離陸を待つ。ベルト着用のサインが点灯した。と、ここでまさかの拓海の超こだわりが発動。『お母さんのお膝がいい』と。離陸の時間が迫っている。ヤバい・・・。なだめすかすように説得を試みるが、そんなことをやすやすと聞き入れる我が息子ではない。これは私譲り、というより輪をかけて強烈な彼の特性だ。純子の膝に子供用ベルトで座れるようお願いしたところ、ベルトは渡さない、自分の席に座れ、とまさかの命令口調で言われる。拓海を真ん中のシートに座らせようとするが、『お母さんのお膝がいい~!!!』と飛行機中に響き渡るほどの叫び声をあげて号泣!こんな状況ではとても無理だと思い、機長に掛け合うよう依頼する。しばらくして乗務員が返ってきたが、答えはNOだった。これには私もさすがにカチンときた。大人二人の力で我が息子をねじ伏せ、ベルトで縛りあげる。これではまるで精神病棟で日々行われているという拘束ではないか。しかし拓海も金切り声を上げて抵抗し体をくねらせ、ベルトからすり抜ける。こんな残酷なことを何度か繰り返しているうちに、ベルトをしないまま飛行機は離陸してしまった。規則を守った結果、最も危険な状態で離陸をした。これが結果だ。子供用ベルトを我々に渡しさえすれば、ノーベルトのままより圧倒的に安全に離陸できたのは明らかなはずだ。お前らの正義とはこれか!?と言ってやりたかった。息子は泣き疲れて寝てしまった。というより自分を守るためにシャットダウンしたのかもしれない。誰がこんなhardJetを望むだろうか。これが不信をベースにした組織の限界点だと思われる。不信であるからこそ、ルールと苦痛、恐怖による支配をもって組織を統率せざるを得なくなり、硬直した組織ができあがる。マニュアルに定義されていない不測の事態に柔軟に対応することはできず、最悪の事態を目の前にしながら責任をとることができない。組織に属する人なら、誰しも思い当たるところがあるはずだ。これが例えばリッツカールトンならどうだろうか。私の大好きなエピソードがある。本国のリッツカールトンには、『チョコチップクッキーアンドミルク』という、誰もオーダーしないメニューがあるそうだ。『チョコチップクッキーアンドミルク』は、本国ではお母さんが小さな子供のために、夜のおやつとして出す定番メニューなのだとか。その、お母さんのようなホスピタリティを、私たちは提供します。という、自らの在り方を示すメニュー。大阪のリッツカールトンがオープンした時に、本国の常連さんがリッツカールトン大阪のホテルマンに「私はリッツカールトンが大好きなんだ」とこの話をしたところ、自分の部屋に温かい『チョコチップクッキーアンドミルク』がさりげなく置かれていた。そんなメニュー、オープンしたての大阪にはない。当然、クッキーも常備されてはいない。それなのに、そのメニューが目の前に提供されている。いちいち上司に許可を求めたり、会議に掛けたりしていては、このスピードでは提供できない。おそらくそのホテルマンが、リッツカールトンの在り方に沿って自ら判断しサービスしたのだろう。評判が評判を呼び、このメニューはリッツカールトン大阪の定番になったそうだ。信頼をベースにした組織は、自立・自律を主旨とし、自ら考え、行動する。そしてそれに対する責任も、皆で取る覚悟があるのだと思う。そんなサービスを、私も提供したいと思った。後編に続く


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純子記3月12日 スペイン→フランス『フランスに向かう機内で大パニック!』マドリード空港のパエリアとコーヒー、それを食べている写真を見ると今でもぞっとする。この旅で一番過酷な離陸を経験したからだ。この時はまだ私たちは知る由もなかった。機内に入ったくらいからか息子は一人で席に座るのは嫌だと言う。以前経験した大人のベルトに付ける子供用ベルトがあって膝に座らせることが出来る。「お母さんの膝がいい!」とぐずり出す。でも息子は年齢を超えていてちゃんと席に座らなければならない。言っても言ってもダメ、息子は泣き出し、その声はだんだん大きくなり泣き叫び出す。席に座らせて強引にベルトを締めても抜け出す。iPadの動画も、お菓子もジュースも何の役にも立たない。当然周りの乗客の視線が見れないほど怖い。怖さから更に息子のベルトを力ずくで、怒りで締めようとする。それでもダメ。乗務員に相談する。年齢が超えていることは承知だがどうしてもどうしても駄目だから、頼むから膝に座れるベルトでの離陸を許してくれないか、と。懇願した。最初はダメだと断られたが機内中に響きまくるあまりに凄まじい息子の悲鳴に機長に掛け合いに行ってくれた。しかし答えはNO。それは当然だろう。決まりを守った安全の責任は機長にあるのだからどんなことがあってもOKとは言えない。でも、大人2人が全力で抑えこんでも3歳の子供が逃げ出すほどの力が出たのだ、あの時は。今思うと火事場のバカ力だったのだろう。強制的に縛られるほど辛いものはないだろう。でもあの時はそんな気持ちに共感なんて出来なかった。「ダメなもんはダメなんだああああ!! 座れえええーーーー!」で、結局息子を座らせてベルトを締めることが出来ず、抱きしめたままベルトなしで離陸。“安全性のルールを守る為に一番危ない状態になってしまった”どのくらいその状態だったか覚えていないけど、三人とも汗ぐっしょり、息子は寝てしまい、夫と私はゾンビ状態。顔が死んでいた。子供が機内で泣き叫んで親が大変な思いをする、という話は耳にするがまさか自分も経験することになるとは思っていなかった。そして想像以上に過酷だった、、、。私はこの旅中のトラブルに対しブちぎれまくり、しかし夫は切れずに現実を受け止め「今」何が出来るかを淡々とやる。この旅行記をこの後も読み進めていくと、こういったパターンが何度も出てくる。『が』、夫はこの離陸のことだけは機長に対してめちゃくちゃ怒っていた!冷静になって気持ちを整理してみて、あの時どうすれば良かったか。〇他の乗客の気持ちをちょっとでも静めるために、わかるように謝る〇子供にどんなことが起きても責任は両親が取る、とのサインをしてルール外の子供ベルトを渡してもらうそして何より、息子の気持ちに寄り添うこと。あの時息子は怖くて怖くて仕方なかった。どうしても自分の席ではなくお母さんの膝に座りたかった。大人にとっては席に座ってベルトを締めるだけ、のことが息子にとっては恐怖で仕方なかったのだ。それを力づくで抑え込まれた。結果は取り合えず横に置いて、まずは息子を抱きしめて「怖いよねーーーめっちゃ怖いよねーー、一人で座るの嫌だよねーー、絶対イヤだよねーー、怖いよねーーーーーーーーー」と言い続けてあげていたら、自分の席に座らないかもしれないけど、ベルトは締める気持ちにはならないかもしれないけど、あれほどまでに酷いことにはならなかっただろうなあと思う。でもこんなこと微塵も考えられないほど超ーーーーーパニック状態だった!!あの時乗った飛行機の名前は 【easyJet】でもこの時は超ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【HARD Jet】 だった!!!!ただこの話は 『HARD Jet』 で終わらない。このおぞましい経験を覆す素晴らしい離陸がこの旅の最後で経験出来たのだ。それは4月15日辺りの投稿で搭乗予定ですのでお楽しみに!



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スペイン2日目の朝が来た。まだ体は慣れていない。なんとなくふわふわしている。だがそんなことは我が息子には関係なし、なのだろうか。台所の片隅に集めてあったペットボトルのキャップを床にこれでもかとばら撒いて遊んでいる。純子は手早くパスタをゆでながら、サラダを作っている。私たちはパスタのお弁当を持って、マンション近くを散策することにした。途中特に買うものがあるわけでもなく、お店にぶらっと入ってみた。調味料コーナーには、意外となじみ深いものが置いてある。キッコーマンの醤油、桃屋キムチの素、キューピーマヨネーズに味醂…。ミツカンの瓶は味ぽんではなく米酢だった。通りにベンチを見つけたので、ここでパスタを食べることにした。この日のマドリードはとても暖かく、まさに春の雰囲気。公園には桜の花が各所に咲いていた。私たちはとてもラッキーだ。この暖かさがヨーロッパ旅行中ずっと続くんじゃないかな~?なんて呑気に期待をしていたら大間違いだった。これは次のフランスで気付くことになる。持っている服を全部着ても寒かった!!…話を戻して、夕飯の食材を調達するため、私たちは近くのスーパーに立ち寄った。ヤバい…入口にガチャがある。悪い予感は的中し、息子が飛びついて離れない。こういうとき、純子は親として買わない立場をとる。私は子供の楽しむ感覚とか、新しいことを体験する感覚がすごく好きで、こういうことにはどうしても甘くなってしまう。結局、私がコインを渡して買ってあげることにした。が、出てきたものはとても「素敵な」クオリティのおもちゃ。遊んでいたらあっという間に壊れてゴミ箱行きになってしまった。気を取り直して米と生ハム、イベリコ豚を買う。夕飯はおにぎりだ。おにぎりとイベリコ豚が合う!!生ハムとごはんが合う!!(そしてビール・・・ホント、ビールが安くてうまい)まだ2日目なのに、もうごはんや塩辛いもの、味噌汁が恋しくなってきていた。そして夜は、Noaとゆっくり話ができる最後の時間。明日はNoaは朝早く出なければならないから、今しかない。私たちは、Noaだけのための四人展(*)を、一夜限りの四人展を、素敵なマンションのリビングを舞台に開催した。私を含めたアーティスト四人の作品を広いリビングいっぱいに展示しながら、Noaへの四人展お土産セットを手渡し、Noaと純子のツーショット写真に収めた。純子記)ニュージーランドの語学学校で同じクラスだったNoa。数年後まさか家族でマドリードに会いにいくなんて思ってなかった。第一カ国目がスペインで、そしてNoaとの再会でのスタート本当に良かった!


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スペイン滞在初日、友人Noaの案内で私たちはマドリードの市街に繰り出した。鉄道、地下鉄を乗り継ぎ、Opera駅の階段を登るとそこはまさにスペイン!歴史を感じさせる石造りの大きな建物や街並み、店にはいかにもビールに合いそうなハムやソーセージが並び、声高らかに歌うストリートミュージシャンの声量に圧倒された。様々なストリートパフォーマンスを見ながら歩みを進めると、一段と大きく開けた広場に出た。ここはPuerta del Sol、「太陽の門」と呼ばれる場所で、スペイン国道の起点となっている。クマとイチゴノキの像はここマドリード市の紋章で、日本でいえば渋谷のハチ公のように定番の待ち合わせ場所だろうか。騎馬にまたがるカルロス3世は大王と呼ばれるスペインの象徴なのだそうだ。一通り街を散策し、バルに入る。ホワイトで統一された高天井の明るい店内には、所狭しと燻製の肉がひしめき合うように吊り下げられている。日本で一般的な夜のバーは黒基調だと思うが、こんな明るい雰囲気なら、真昼間でも謎の罪悪感にさいなまれることなく飲める気がした。Noaが手際よくオーダーしてくれて、カウンターテーブルにサラミ、チーズ、パエリアなどの料理が並ぶ。さぁ、みんなで乾杯だ!サラミにビールが合う、ガチで合う・・・値段の安さも手伝って何度か(何度も?)ビールのおかわりをしてしまった。人でごった返す店内でひとしきりバルを楽しんだ後、Noaは所用があるため離脱。私たちは二階建ての観光バスに乗ってみることにした。配られたイヤホンをイヤホンジャックに差すと、名所の案内が流れる。こういう局面では、この旅のためにレンタルしてきたキヤノンの世界最広角ズームレンズが出番だ。完全オープンの2階席から、街の雰囲気をまるごと取り込むように、何度もシャッターを切った。横ではしゃいでいた息子も、いつの間にか疲れて寝てしまっていた。Noaに教えてもらっていたとおりに地下鉄、鉄道と乗り継ぎ、夕日が落ちるころに帰宅した。