2014年9月に第1回を迎え、この6月に14回目となりました。
6月10日が初回です。
<緩やかなコミュニティーを>
この講座を通じて、地域の住民さんが、健康の知識や考え方を学び、そして体操の先生になっていきます。
しかし、健康は「個人」だけでは限界があり、地域や社会との関わりが重要です。 それは、講師役を務める私たちも同様です。専門家だけで、「健康」を実現するのは限界があります。
それぞれが、自分たちの出来る範囲で役割を広げながら、結果的に地域を支え合っていく緩やかなコミュニティーになっていきます。
講座を修了した受講者は、おたからサポーターとなって、出来る範囲で集会場や復興住宅などで体操の先生となります。
体操に参加される方は、70~80代の方が多いですが、子供が参加することもあります。
講座を通して、他地域、多世代交流に繋がっていきます。
<講座受講後の活動>
サポーターさんは、その後も学習を続けていきます。「
認知症」、「食べること」と「飲み込むこと」、「栄養」、「地域資源」のことなど学んでいきます。
そのようにして、健康についての知識と、地域の専門家に繋がっていき、健康のリテラシーが高い人が少しづつ増えていきます。
また、地域の現状を客観的データに基づき知ることで、これから自分たちの生活に必要な要素を考えていきます。
そのように人が増えると、怪我や病気、有事の際の早期発見につながり、適切な治療や症状の悪化を防ぎながら、生活を続けていくコミュニティーにつながっていきます。
このような活動を、石巻に限らず、必要とする日本中の都市部や地域に広げていきたいです。