みなさん、この記事を見ていただいてありがとうございます。
今回はこの記事を通じて、「私の身の回りにそんなヒトを増やしたい」と共感してくださる人がいたらうれしいです。
この仕組みは専門職にとって、『専門性を手放していく仕組み』かもしれません。
地域住民にとっては、『専門家にしてもらう』から『自らが学び、自分で動く』チャレンジかもしれません。
それでも私は少子高齢化が進み、社会システムが回らなくなる2025年問題を乗り越えるためにも、「専門職の持つ視点や知識・技術」と「住民の持つ自分を守る力」が循環する仕組みが全国で立ち上がり、りぷらすと一緒に立ち向かう仲間が増えてほしいと願っています。
この仕組みの立ち上げに参加した原体験
わたしは普通のおばあちゃん子でした。
同居しているおばあちゃんは身体も丈夫で、住み慣れた家で畑仕事をして、
近所の友人たちとお茶をしながら、いつも笑顔で話を聴いてくれる「おばあちゃん」。
でも高齢になるにしたがって、足腰が弱くなり、病気がちになり、
家の中に引きこもりがちになっていきました。
「介護は使いたくない」「このまま生きていてもつまらない」が口癖になり、
家族も皆、どんどん弱っていくのを悩んでいました。
なくなる1か月くらい前に
おばあちゃんに「何が欲しい?何がしたい?」と
聴いたとき、おばあちゃんは絞り出すようにこう言いました。
『元気になりたい』
もし、支援が必要になる前の元気なころに、元気なままでいられる方法があれば。
自宅や近所同士でお茶を飲みながら、体操して健康なままでいられる仕組みがあれば。
最愛のおばあちゃんを亡くしたときに、そのことを強烈に感じました。
それが私の原体験であり、この「おたがいさまの健康づくり」の仕組みを作り、
全国の「自分のおばあちゃんと同じように悩む方々」の手助けになればと考えています。
一緒に火をつけましょう
みなさんの周りの方で「生きていてもつまらない」と言っている人はいませんか。
声に出さないけど、「本当はもっと元気でいたい」と願っている人はいませんか。
そんな人が前に向いて進むキッカケとして、あなたの専門性を活かしてみませんか。
この「おたがいカラダづくりサポーター養成事業」には、そんな専門職の、地域づくり団体の方のためにつくりました。特に『地域住民にどうやって火をつけるか』について、悩んでいる方に読んで欲しい。
最期まで読んでいただき、ありがとうございました。
もし、文章のどこかで共感された方がいらっしゃれば、応援いただけると嬉しいです。
(落合)
「元気なおばあちゃんが映っている最後の家族写真」
入退院を繰り返している時期だったが、兄(孫)の結婚式に出たいと無理して参加した際にとった家族写真。その後、祖母は長い入院生活の間、ずっとこの写真を病室に飾っていた。