2号機原子炉建屋のジオラマの進捗を綴ってまいります
国・東京電力の協力を頂きながら、原子炉建屋内の構造データーを何カ月もかけて揃えました。
いざ作り始めてみると、?ばかり浮かびます。私もかつてこの原子炉建屋の運転に携わっていた記憶を思い出しながらになりました。
実際は50mにも及ぶ建物をどの様にどの程度まで表現するか。これも一般の方向けですから、細か過ぎてもいけない分けです。大きさを原寸の1/200とし進めることになりました。
ただいま、原子炉建屋の中心部からの制作を行っています。
一番困ったのは、その情報を受け取って制作に入る会社の皆さんです。
普段鉄道・建設模型の販売をされているわき役黒ちゃん(黒木製作所)さんにご協力を頂いております。
あーでもない、こーでもない。でも良いものを作りたい。その一心で難しい情報ばかりの原子力に携わってくださっています。
冒頭のフラスコ状のものは「原子炉格納容器」といいます。核燃料の入った原子炉を取り囲む構造物です。こちらの成形は3Dプリンターを用いて行っています。大きさは原寸の1/200になります。
打ち出しには14時間もかかるそうです。
こうしてプラモデルの様に各パーツを作り上げていきます
膨大な情報を3Dのデータに落とし込み、それを打ち出し、細かい合わせをしていく
大変なご苦労をお願いしています
これからどんどんパーツが増えていきます。原子炉構造が明らかになると自ずと、溶け落ちた燃料の取り出しの困難さ等も明らかになります。
丁寧に確認を行いながら進めていきます。