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子どもたちが未来をデザインするための新しい学習支援を作りたい!

生まれた地域や環境によって子どもたちの可能性が左右されてしまっている現状があります。 すべての子どもたちが、個別の学習指導と周囲にある興味関心に関するプロジェクトへの参加を通じて、学力・自尊感情・生活力を楽しみながら身につけられる新しい学習支援のモデルを作るために、みなさんの力をお貸しください!

現在の支援総額

85,000

28%

目標金額は300,000円

支援者数

7

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/12/22に募集を開始し、 7人の支援により 85,000円の資金を集め、 2017/02/20に募集を終了しました

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現在の支援総額

85,000

28%達成

終了

目標金額300,000

支援者数7

このプロジェクトは、2016/12/22に募集を開始し、 7人の支援により 85,000円の資金を集め、 2017/02/20に募集を終了しました

生まれた地域や環境によって子どもたちの可能性が左右されてしまっている現状があります。 すべての子どもたちが、個別の学習指導と周囲にある興味関心に関するプロジェクトへの参加を通じて、学力・自尊感情・生活力を楽しみながら身につけられる新しい学習支援のモデルを作るために、みなさんの力をお貸しください!

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みなさん、こんにちは!最近寒暖差が激しいので体調管理が大変ですね…。 さて、昨日2/4(土)は冬季学習支援プログラムの5日目でした! 浪速区の小学校拠点では、算数の勉強とプロジェクトベースの学習の両方が行われています。算数の授業ではただ問題を解くだけではなく、割合の考えを利用したものづくりをしたり、理科と算数の考え方を交えた実験をしたりと、子どもたちが興味をもって学べる仕掛けがたくさん施されていました! また、プロジェクト実施に向けた準備も着々と進んでいます。今季は子どもたちがチャンバラ大会を企画していて、大人も子どももみんなが一緒になって楽しめるように創意工夫をこらしているようです! ルールを考える班、当日の進行を考える班、集客の準備をする班、必要な装備物を準備する班と4つの班に分かれて準備をしています。それでも班の垣根にしばられず、必要に応じて自分から他の班のメンバーと話し合ったり交渉したりする姿が見られました。知らず知らずのうちに、子どもたちにも色々な力が身についているようですね! 東淀川区の中学校拠点では、いよいよ大阪府の私立高校入試が目前に迫ったということもあり、いつにも増して子どもたちが熱心に勉強をしていました!入試直前で不安はいっぱいあるけれど、前よりできること増えたからきっと大丈夫だと、自信をのぞかせる子どもの姿もありました。 また勉強のあとは私立高校を受験する子どもたちへの激励を兼ねたプチお楽しみ会が開かれました!普段勉強を教えているサポーターも子どもたちと一緒になって楽しみつつ、子どもたちに向けたエールを送っていました。寄せ書きや縁起担ぎのお菓子など、子どもたちの健闘を祈るプレゼントもありましたね。 今週末の私立高校入試、そして来月上旬の公立高校入試と、入試までの時間は確実に迫って来ています。それでもその時間の短さを嘆くのではなく、まだできることがいっぱいあると切り替えて、全力で駆け抜けて欲しいと思います。受験勉強がただ子どもたちの進路の実現のためだけでなく、子どもたちの人生においても有意義な時間であったと言えるように、みんなで一緒にがんばっていきたいと思いました! 暦の上では立春を迎え、冬から春へ移り行く今日この頃、子どもたちも少しずつ確実に成長していっています。そんな子どもたちの成長をともに見守っていく人が少しでも増えていくことを心より願っています!


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関西地方にもとんでもない寒波が襲っていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 昨日1月14日(土)は冬季学習支援プログラムの2日目でした!昨日の大阪はとても寒かったのですが、浪速区の小学校では朝から子どもたちが集まって、元気な姿を見せてくれました!浪速区の拠点では教科学習に加えてプロジェクト活動も行っています。秋季には子どもたちの力でお化けやしきを開いたのですが、冬季は何をするかについて子どもたちとスタッフと一緒になっての話し合いも行われました。一体、今季はどんな活動が行われるのでしょうか…? 午後からは東淀川区の中学校で学習支援が行われました。受験が日々近づいている中で、子どもたちは苦手な問題にも真剣に取り組んでいました。指導時間終了時には、「今日めっちゃがんばった!」と満点の解答用紙を笑顔で見せてくる姿も。自分で考えた経験や、自分で努力してできるようになった経験が、わずかながらでも子どもたちの自信につながっていることが垣間見えた瞬間でした。ただ学力を上げるということだけを目的とするのではなく、子どもたち一人一人にとって本当に必要なことを考え続けたいものですね。 冬季プログラムはまだまだ続きます。これからも応援をよろしくお願いいたします!  


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新年が明けてはや1週間、みなさんいかがお過ごしでしょうか? クレイシュでは、1月7日(土)から冬季学習支援プログラムが始まりました!秋季に引き続き浪速区の小学校と東淀川区の中学校、2つの拠点で毎週土曜日に学習支援を実施します。 浪速区の小学校の拠点では、開講式が行われました。開講式には校長先生や地域の方もいらっしゃいました。また「人間知恵の輪」というレクリエーションもあり、子どもたちも大人たちも交わり手をつないで、楽しんでいる様子が見られました! 東淀川区の中学校の拠点では、いよいよ受験を目前に控えた中学3年生の子どもたちが、真剣に勉強に取り組んでいました。指導時間終了後も残って勉強する子どもたちも多く、サポーターたちも残りわずかな期間で何をすべきかについての議論が行われました。 冬季プログラムの初日は、子どもたちの元気な姿を見られて嬉しかったのと同時に、子どもたちのために私たちは何をすべきかについて考えることにもなりました。小学生と中学生、さらには子どもたち一人一人に対して異なるとは言え、私たちができることやすべきことはたくさんあります。より良い環境を子どもたちに届けるためにも、一人でも多くの方にクレイシュに参加していただけることを、心より願っています! プログラムの情報については今後も更新していきます!お楽しみに!


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  前編では、学力格差の現状を紹介しました。「学力低下の正体は、子どもたちの成績が2こぶラクダ化している学力格差だったのだ!!」ということが明らかにされてから、先生たちの努力の甲斐あって学力格差は小さくなりつつある、というのが前回の内容です。詳しい内容を知りたいという方はぜひ、前編をお読みください。 さて前編の最後にも書きましたが、学力格差是正に関する今以上の努力を学校現場に求めるのは無理があります。多様化する子どもたちの教育ニーズ、長時間化する部活動指導、一部の保護者らによる無理難題要求の増加、学校現場の多忙化は激しく、先生方はもうすでに手一杯だからです。 そんな中で、学力格差研究はどういった取り組みを提示しているのでしょうか? 後編の今回は、学力格差是正に向けた可能性を紹介したいと思います。   【学力低下は子どもたちの責任…?】 その前に、ほとんどの人が抱いているかもしれない疑問について説明したいと思います。 「学力格差があるとか、先生はがんばってるとか言うけど、そんなもん勉強してへん子どもが悪いんちゃうん?」と思われている方も多いのではないでしょうか? ですが、次の2つのデータを御覧いただけば、そうした疑問や疑念はきっと解決すると思います。 1つ目のデータは、前編にも登場した苅谷剛彦氏によるものです。苅谷氏は、父親の職業が専門的であったり、父親の学歴が大卒であったりするような恵まれた家庭で育つ子どもほど学習時間が長いことを明らかにしました。つまり、育つ家庭によって子どもの努力量に格差があるのです。また苅谷氏は、そうした家庭間の格差が拡大傾向にあることも明らかにしました。 2つ目は、お茶の水女子大学の研究グループが2013年の全国学力・学習状況調査を分析して導いたデータです。それによると、最も恵まれない環境で暮らしていて、1日3時間以上学習している子どもの平均正答率は、最も恵まれた環境で暮らしていて、全く勉強していない子どもの平均正答率に及ばないというのです。   ※お茶の水女子大学、2014、『平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究』p.88 図表4-1-5より抜粋 これら2つのデータから、子どもの努力量は家庭環境と関係があり、また、努力しても家庭環境の影響を乗り越えられない傾向がある、ということがわかります。 家庭の影響によって努力できない子どもや、小学生の頃から1日3時間以上勉強しても成果が上がらない子どもがいるのです。「子どもたちの努力不足が学力格差の原因だ」と言えるでしょうか? 「子どもたちが悪いのではなく、このような社会の仕組みが悪いのではないか」と言えると思いませんか?   【学力格差を乗り越える】 長くなってしまいましたが本題に戻りましょう。 学力格差是正に向けて、どのような可能性が指摘されているのでしょうか。苅谷剛彦氏と同じく前編に登場した志水宏吉氏は「つながり格差」仮説というものを唱えています。上に見た苅谷氏やお茶の水女子大学の研究は、家庭による経済資本・文化資本の格差が学力格差を導いているという議論を広げています。 経済資本が家庭の収入や資産などを意味することは想像がつくかもしれませんが、文化資本は、字面から意味を想像するのは難しいですよね。文化資本とは、「家にどのような書籍や辞典が何冊あるのか」や「休みの日には読書をしたり美術館や展覧会に行くのか」や「親の学歴はどのようなものか」などによって作られるものを指します。経済資本や文化資本が豊かなほど、学力が高くなるとされてきたのです。 これに対して、志水氏らの研究グループは、2007年と1964年の全国学力・学習状況調査の結果を比較して、経済資本や文化資本に還元できない要因が現代の小中学生の学力格差に大きく関わっている可能性、すなわち「つながり格差」仮説を発見したのです。「つながり格差」仮説とは、「家庭・地域・学校における人間関係のつながりが豊かな都道府県では子どもたちの平均学力は高くなる」という仮説である、と説明することができます。逆に表現するならば、「つながりが希薄化している場所では、子どもたちの間の学力格差が拡大するため、平均学力は低くなる傾向がある」ということです。 ではその「つながり」とは一体どのようにして作られるのでしょうか? 残念なことに、研究はまだそこまで進んでいません。そもそも「つながり」という概念自体がとても新しいものなので、その定義を定めることが必要なのです。 ただ、子どもと他の人との関わりが豊かであることが子どもたちの学力向上に貢献するという仮説自体が、とても心強いことには変わりありません。また「他の人」の幅が広いことも勇気づけてくれます。友だち、家族の人、地域のイベントに関わる大人、誰だっていいのです。   【学習支援教室を「つながり」の起点に】 クレイシュでは2016年の12月に、小学生の子どもたちが自ら考え企画した「お化けやしき」が開催されました。数ヶ月に渡り子どもたちが主体的に活動し、準備を進めたこの「お化けやしき」でしたが、当日はクレイシュに関わっている大学生だけでなく、保護者の方々や学校の先生方、地域の方々もいらっしゃって、大盛況となりました。たくさんの人に自分たちの努力の成果を見てもらい、賞賛された子どもたちは、とても嬉しそうにも、また自信がついたようにも見えました。 このようにあらゆる人が子どもたちに関わり、ともに子どもたちを育んでいくこと、これこそが子どもたちにとって大きな意味のある「つながり」になるのではないでしょうか。「お化けやしき」に参加した大人たちだって、子どもたちにとっては豊かな人間関係の源になりうるのです。関わり方は一様ではありませんが、さまざまな方法で子どもたちと関わり、多くの人と共にあることを子どもたちが感じられることで、子どもたちのますます明るい未来につながっているのです。   私たちは、子どもたち一人一人が将来に希望を感じられる社会を実現するためにも、保護者、学校の先生方、地域の方々などさまざまな人たちが集まる起点となるような、学習支援教室をつくっていきたいと考えています。あなたも私たちと一緒に子どもたちの「学び」を支えるコミュニティをつくっていきませんか?  


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  私たちクレイシュがクラウドファンディングを通じてつくりたいのは、「子どもたちが未来をデザインするための新しい学習支援」。それは、子どもたちが個別の学習指導と興味関心に基づいたプロジェクトへの参加を通じて、楽しみながら学力・自尊感情・生活力を身につけられる「学び」の機会です。 本来、こうした「学び」の機会はすべての子どもたちに保障されているべきものでしょう。しかし、現実には親世代のあらゆる格差が子どもたちの「学び」の機会にも不平等を及ぼしてしまっています。 子どもたちの教育機会の不平等の背景にはどのような問題があるのか、また、そうした子どもたちを取り巻く壁を乗り越えていくために私たちに何ができるのか、これから全2回に渡りお伝えしたいと思います。    【格差って…?】 「格差」。この言葉を耳にすること増えていませんか?お笑い芸人と女優が結婚すれば格差婚などと言われますし、「正規雇用と非正規雇用の間の賃金格差をなくせ!」という主張をニュースで見ることもよくあります。それでは、学力格差という言葉を聞かれたことはありますか? また、学力格差という現象が、どういった子どもたちに、どのくらいの不利益を与えているのかは知っていますか? 今回のコラムは、学力格差というキーワードに焦点を当ててみたいと思います。 【学力低下論争】 学力の問題は、現在でこそ教育の一大テーマとなっていますが、2002年以前はほとんど扱われることがありませんでした。2002年前後に一体何があったのでしょうか? 学力が積極的に議論されるようになったきっかけは、1998年の文部科学省による学習指導要領の改訂と、それに伴う「学力低下論争」の勃発です。これらを受けて、世論は「ゆとり教育は果たして成功なのかあるいは失敗なのか」や「学力は低下したのか」などに関心を寄せました。 こうした「学力低下論争」に一石が投じられたのが、2002年だったのです。教育社会学者の苅谷剛彦氏や志水宏吉氏らは1989年と2001年に関西地方で行われた学力調査を分析し「学力低下は、子どもたち全体の学力水準の低下ではなく、中以下の学力層の点数が落ち込んでいること(=「2こぶラクダ化」)の結果、すなわち学力格差の拡大によってもたらされたものである」と主張しました。「家庭環境が厳しい子ども」と「そうでない子ども」との間の学力格差が見られるようになっている、とされたのです。   【学力格差の現状】 それでは、日本の子どもたちの学力格差の現状はどうなっているのでしょうか? 先ほどの関西地方の学力調査は、12年ごとに行われていて、2013年にも実施されました。その分析によれば、2001年に一旦大きくなった小中学生の学力格差は、2013年にはやや縮小傾向にあるという結果が導き出されました。学力格差縮小の原因を断定することは難しいですが、1番に考えられるのは、2003年に文部科学省が「たしかな学力向上路線」へと方向転換した結果、学力向上に対する学校現場の意識の高まりと努力の蓄積が功を奏したという見方です。 一方で気がかりとされているのが、学校間格差が拡大している可能性です。2007年の全国学力・学習状況調査における、横浜市の学校別成績を見てみると、最も点数が取れている学校と取れていない学校との間には、ダブルスコアに近い開きがあるのです。 【私たちにできること】 学力格差は一部では縮小していますが、その一方で拡大している可能性も指摘されています。学校現場のがんばりによって縮小している面もありますが、学校の先生の多忙化が問題視されている中、これ以上学校現場に頼るのは無理があります。こうした状況で、私たちには一体何ができるのでしょうか? 後編では、学力格差解決に向けた可能性と私たちの取り組みをご紹介します。