〈伝統の中にあるもの〉
私が挑戦するのは一頭買いのなかでも「生体取引」と呼ばれる伝統的な取引方法で、農家さんへ出向き、生きた状態で牛をまるごと買い取ります。
この方法は珍しいとよく言われますが、私は逆に他の買い方を知らないぐらい地域に根ざしたものでした(^^;
私自身がハッキリと、「自分がこの子のいのちを頂いてお肉として売っていくんや」と責任を感じるやりとりだと覚悟しています。
伝統の中には「覚悟と感謝」がありました。
その覚悟と感謝を「形」として残しておきたいと思い、家畜写真家アカップルさんに撮影をお願いしました。
アカップルさんは理解してくれたけど・・・何故そこまでしたいのか理解できない・・・という人もたくさんいると思います。
私はそこまでしてでも、
「人から人へ、モノではなくいのちを引き継いでいる」という部分を知ってもらいたかった。
そこに愛情と情熱を注いでくれている生産者さんの存在を見せたかった。
それが私なりの牛への感謝、生産者さんへの感謝だからです。
これからも、私を通して双方の顔が見えるような仕事をしていきたいと思っています。
ぜひ、プロジェクト終了後の動きにも注目して応援して頂けたら嬉しいです(*´-`)