「どげんかせんといかん日本の慢性痛医療」、エヴァンジェリスト(伝道者)の江原です。
活動報告では、NPOスタッフの日々の活動やどげんかせんといかん日本の慢性痛医療の
準備状況などについてお知らせしていきます。
本日は主催者であります、難治性疼痛患者支援団体『ぐっどばいペイン』代表理事、
若園和朗氏についてご紹介いたします。
治せない、やる事がない難治性疼痛
若園先生(私はこう呼んでいます)は痛みに対する認識を変えるためぐっどばいペインを設立し、活動を開始されました。
・レディーガガもカミングアウトした線維筋痛症
・脊髄を痛めた後の強い神経痛
・名前も付けられな い診断でもできない痛み
などが大げさとか嘘つきなどといわれ無視されたり、心の問題と言われたりしている現状を変えるために立ち上がったわけです。
きっかけはご家族の苦しみ
きっかけは若園先生のご家族が難治性疼痛に苦しめられたことでした。医師からもう治らない、やることがないと言われた痛み。医療機関を変えても改善への希望は途絶えるばかり。ご本人は苦しみ続け、家族は疲弊していました。
そんな中、適切な治療を行う医療機関に出会い、救われ現在に至る経緯があります。当事者として力強い経験と言葉をお持ちの方です。
どげんかせんといかん~疼痛ゼロの日2019in福岡~にかける思い
このシンポジウムは遅れているわが国の慢性の痛み、特に難治性の慢性痛への対策を進める ことを目的としています。
実はここまで開催されてきている疼痛ゼロの日活動の成果の一つとして、国政に声が届いたということが非常に大きな一歩だと考えます。
平成22年に「慢性の痛みに関する検討会」から出された提言を受け「慢性の痛 み対策研究事業」が始まり、平成26年には国会議員の先生方による「慢性の痛み対策議員連 盟」が設立され「慢性の痛み対策基本法」の制定に向けた議論もなされるようになってきました。
そんな若園先生、ご自身まだまだお仕事現役であるにもかかわらず合間を縫って、先月も東京に打ち合わせにいらしています。私より先輩ですが、とてもパワフルで心強いです。
SNSに新幹線の画像がアップされるたびに、どげんかせんといかん日本の慢性痛医療が近づいてくる。そんな気がします。
是非、痛みに苦しむ方、痛みのない皆さんも医療者と一緒に会を成功させましょう。
よろしくお願いいたします!