2019/11/24 21:50
広陵町は丹生山田の里の住宅地です。まちを歩いていると突如オレンジ色と青色がまぶしい三角形の建物が出現します。
実は、1970年の大阪万博のパビリオンであったカンボジア館を、翌年住宅地のシンボルとして移設し、自治会館として使用しているのです。
鮮やかな色彩と急勾配の屋根。新クメール建築という貴重な建築様式だそうです。敷地内には仏像のレプリカや大阪万博の展示物も多数保存されており、新しい史跡と言えるのではないでしょうか。
老朽化が目立ってきていましたが、平成29年には屋根瓦を葺き替えるなど大規模な改修工事も行われました。地域に愛されながら現在に至っています。