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35年ぶりに刷新したい!丹生山田ガイドマップ~歴史と文化財を訪ねる~ 神戸市北区

丹生(たんじょう)山田ガイドマップ~歴史と文化財を訪ねる~ 全面改訂版と解説書の発行

現在の支援総額

240,000

160%

目標金額は150,000円

支援者数

29

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/09/26に募集を開始し、 29人の支援により 240,000円の資金を集め、 2019/11/29に募集を終了しました

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現在の支援総額

240,000

160%達成

終了

目標金額150,000

支援者数29

このプロジェクトは、2019/09/26に募集を開始し、 29人の支援により 240,000円の資金を集め、 2019/11/29に募集を終了しました

丹生(たんじょう)山田ガイドマップ~歴史と文化財を訪ねる~ 全面改訂版と解説書の発行

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 丹生山田の里はまず原野(はらの)から開かれたといわれています。今回は、原野に伝わる白滝姫の伝説を紹介します。

 丹生山田の住人、矢田部郡の郡司(律令制の地方官)である山田左衛門尉真勝(やまださえもんのじょうさねかつ)は、奈良で宮仕えをしているとき右大臣藤原豊成の二女、白滝姫に恋をしました。身分違いの困難な恋でしたが、淳仁天皇(じゅんにん、758-764年)自らの斡旋により二人は夫婦となり、真勝は白滝姫を丹生山田の里に連れ帰りました。

 しかし、結婚3年にして子どもひとりを残し姫は亡くなってしまいます。

 真勝は邸内に白滝姫を祀る弁財天の堂を建てました。それからのち姫が亡くなった5月、「栗の花が落ちる」梅雨のころになると堂の前の泉から清水が湧き、旱天の日も絶えることはありませんでした。それより真勝は姓を「栗花落(つゆ)」と改め、池を「栗花落の井」と呼んでいます。

 丹生山田の里の白滝姫は、当地に来られた経路が南北二通り考えられており、神戸市兵庫区都由乃町(つゆのちょう)で白滝姫が泉を見つけた「栗花落の森」や、西宮市山口町で白滝姫が山深くなる景色に涙した「白水川」など、それぞれに痕跡を残しています。

 白滝姫と山田左衛門の恋物語は全国的な広がりをもつ伝説です。柳田国男は岡山県、岩手県、千葉県など各地に伝わる、高貴な姫君を獲得した山田男の話を紹介しています。どのような背景でこの物語が広がったのか不思議ですね。

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