プロジェクト本文内にも記載いたしました、職員さまからのメッセージの全文をご紹介いたします。退所後支援で大切にしている事は“繋がり続ける事”児童養護施設の子どもたちは、18歳(措置延長をすると20歳まで)になると、施設を退所していきます。私が、退所を見越した施設内での自立支援において大切にしている事は、“自己決定”という点です。施設にいる間は、私たち職員がある程度フォローにまわれます。失敗を経験でき、職員がすぐにフォローできるところは施設入所中の強みです。その中で、子どもたちが様々な経験をしながら、職員と共に将来について考えられる支援を常に心がけています。また、退所後支援で大切にしている事は“繋がり続ける事”です。退所後、不調になった退所者は施設に足が向きにくくなることが多いですが、こういった中でも繋がり続けるためには、“失敗しても職員は受け入れてくれる”という関係性をインケアのうちから構築しておくことが大切です。もちろん、全てを手助けするのではなく、退所者が自身の力で生活を維持することを念頭において支援していきます。なかには社会資源を必要とする退所者もいます。B4Sをはじめとする様々な社会資源があることを彼ら彼女らに伝え、そこに繋げていくことも、社会生活の安定に繋げる一つの手段だと考えています。繋がりということでは、B4Sの皆さまとの繋がりは非常に大きなものとなっています。様々なかたちで、入所児童・退所者と関わってもらっています。巣立ちプロジェクトでマナー講習を行ってくれることや、施設に来ていただき職業に関するワークショップを開催して頂けること、自立ナビで退所者と繋がりを持ち続けて頂けることなど、多方面から入所児童や退所者を支えてくださっています。その繋がりに職員はもちろんのこと、子どもたちも感謝をしております。入所中・退所した後に関わらず、日々の人との繋がりを大切にして生きて行ってほしいと考えながら、私自身が彼ら彼女らを大切にしていこうと思います。生長の家神の国寮 みつばちの家ホーム長 安藤拓真職員たちが何に対して困り感を持っているのかといったことに耳を傾けてくれましたブリッジ・フォー・スマイル様には、団体立ち上げの頃から大変お世話になっております。団体立ち上げの頃は林代表が「私たちに出来ることは何なのか?」と熱心に児童養護施設の現状を調査してくれました。当時は東京都社会福祉協議会児童部会の「リービングケア委員会(高齢児の自立支援委員会)」に何度も足を運んでくださり、我々施設職員と対話を重ねる中で、施設の子どもたちの置かれている現状と職員たちが何に対して困り感を持っているのかといったことに耳を傾けてくれました。その結果、巣立ちプロジェクトをはじめとする団体の支援体制の骨子が構築されたようにおもいます。今後も子どもたちを中心に置いて、施設と団体がさらに密接に繋がっていくことを強く望みます。いつも本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。生長の家神の国寮 統括主任 須江宏行応援メッセージ、ありがとうございます!これからも職員のみなさんと一緒に子どもたちを支える存在であり続けたいと考えています。