今回は当店の工房についてご紹介します。
まずは外観から。
2階建ての建物で、向かって右側の白い扉の方が工房で、左側のジブリっぽい外観の方が店舗になります。
こちらが工房内の様子です。パノラマ撮影なので歪みがすごいですがご了承ください。
向かって左側がAnnie Sloanを中心とした塗料コーナー、奥が水道と資材置き場、右側が工具や釘・ビスなどのコーナーです。中央に作業台があり、右に見える大きい機械はテーブルソーという工具です。
入口側はこのような様子です。右奥に見える白い引き戸から、店舗スペースと行き来できます。
扉がカラフルなのは、ペイントする際に余った塗料をランダムに塗っていったためです。扉を使ってそのまま調色の練習をすることもあります。
広さは4畳半。家具工房としてはかなり狭い工房だと思います。
今回のプロジェクトで、ここでワークショップを快適に開催できるように内装をバージョンアップさせていきます。
ここで現状の問題点と解決案を挙げていきます。
①作業台が重く、簡単に動かせないためフレキシブルに空間を使えない。(同じくテーブルソーも)ワークショップを開催するにしても人数や内容によって配置を変えづらいため、このままだととても不便です。
→作業台およびテーブルソーを可動式にし、いろいろな形式のワークショップを開催できるようにする。
②収納が足りない、使いづらい。ワークショップを開催するにあたってAnnie Sloanの商品(塗料やブラシなど)を見やすくキレイに収納する必要がありますが、このままだとまず圧倒的に収納が足りません。また、Annie Sloanコーナー以外の収納もうっかり触るとケガをしそうなものがむき出しで置かれていたりするため、安全のためにも改善する必要があります。
→壁面をフルに使い、Annie Sloanの商品に合わせた充分な容量と魅力的に見えるディスプレイも兼ねた収納を設置し、ワークショップ開催時に説明しやすく、作業しやすくする。危険な工具や資材、工具などは不意に触ってケガをすることのないよう安全を考えた収納に作り変える。
③照明が不十分で暗い、電気配線がむき出しで危険。この写真は見やすくするために少し明るくしていますが、実際はもっと暗く、作業する上でストレスになることもあります。また、過去に天井を剥がしたため電気配線の接続部がむき出しで危険なため安全対策をしなければなりません。これは快適かつ安全にワークショップを開催する上で非常に大きな問題です。
→電気設備工事を依頼し、照明を蛍光灯もしくはライティングレールに付け替え充分な照度を確保しつつ、配線上危険な箇所も安全対策してもらう。
以上が、現状の大きな問題と解決案です。
この中で一番費用がかかるのが電気設備工事です。
本文中でご支援金の使いみちをご説明した部分で、工房のリニューアル費で10万円と試算いたしましたが、この内訳の大半がこの電気設備工事にかかる費用です。
他の作業台や、収納の件については、家具を製作する際に出る端材などを有効利用することもできますので、金額的にはそこまでかからないと見込んでいます。そのため、今から少しづつそのあたりは改善していく予定です。
というわけで、今日はプロジェクト実施にあたって工房が抱える問題点と解決案についてお話しました。
次回は店舗スペースについてご紹介いたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。