全日本ロードレース選手権 第3戦 オートポリス
大分県・オートポリス(1周4.674km)
2020年9月19日(土)公式予選 天候:晴れ コース:ドライ
20日(日)決勝 天候:晴れ コース:ドライ
観客動員数 6200人(2日間合計)
ST1000クラス #15 ジェゲデ ゼカライヤ/Odakaihatsu Aprilia + TOHO
予選:22番手(1分57秒045)
決勝:DNF
思い出のオートポリスは無念のマシントラブル!
開幕戦SUGOでポイントを獲得できたゼックは、休む間もなく九州に向かいオートポリスのスポーツ走行に参加した。オートポリスは、2013年に九州ツーリングをしていた際に立ち寄ったゼックにとって初めて見た本格的なサーキットでもあった。あれから7年。全日本ライダーとなったゼックは、その思い出のコースを走ったのだった。アップダウンがあり、今まで走ったコースでは使わないテクニックも必要で難しいと語るが、その表情はうれしそうだった。
その後、岡山の事前テストをこなすが、第2戦岡山は台風10号の影響で残念ながら中止となってしまい、第3戦オートポリスを迎える。
今回はオフィシャルテストはなく、前週のスポーツ走行を3日間走りマシンセットを詰めて行くが、いい方向に行かず、ラップタイム短縮につながっていなかった。チームと話し合い、レースウイークに、この続きをやろうと言うことになっていた。しかし、レースウイーク初日となる金曜日は、深い濃霧のため走行がキャンセルとなってしまう。土曜日は、朝から快晴となりドライコンディションで午前中のフリー走行がスタート。計測3周目に1分57秒275を出したこともあり、公式予選では、1分55秒台を目標にしていた。しかし、思うようにタイムは伸びず1分57秒台を切れずに22番手となる。予選を終えた時点でマシンセットを変更し、決勝日朝のウォームアップ走行を走ると1分56秒900をマーク。レースに向けていい方向に進んでいたのだが…。
1000ccのスタートは、まだ慣れないが、落ち着いてクラッチミートし1コーナーをクリア。前を行くライダーを追って行くが、なかなかかわすことができない。そのまま周回を重ねチャンスを伺うが、残り4周となったところで突然電気系トラブルが発生してしまう。ゼックは、何とかピットにたどり着くが、そのままリタイアを余儀なくされてしまった。
ジェゲデ・ゼカライヤ コメント
「今回もチームを始め、応援してくれた皆さんのおかげでレースを戦うことができました。何とかゴールしたかったのですがポイント圏内を走っていてのトラブルは悔しかったですね。オートポリスは、思い出のサーキットですが実際に走ってみると、すごく難しかったです。他のサーキットでは使わないテクニックが必要ですし、切り返しが多いのが走っていて楽しかったですね。ライダーとしてスキルアップできたと思います。次戦ツインリンクもてぎは、1000ccでは初めて走るので、しっかり準備をして一つでも上を目指します」