ウルトラセブンねぶた「紙貼り」 今回のウルトラノ會のひみつ「其の四」は「ウルトラセブンねぶた」の「紙貼り」最終レポートです。 この作業場では数台のねぶたが同時進行で作られており、朝9時の寒々しい中、その作業は始まります。大型ねぶた、中型ねぶた、前ねぶた・・・大迫力の幾つかのねぶたが並ぶ中、一番コンパクトなスケールで鎮座しているのが「ウルトラセブンねぶた」です。それぞれの作業に取り掛かる担当者の皆さんは、AMラジオが小さく流れる館内で黙々と手を進めていきます。 セブンねぶたは針金をフレームにして1マスずつ和紙を貼る「紙貼り」の作業もいよいよ終焉に…。 では早速ご覧いただきましょう。セブンねぶた「紙貼り最終レポート」、どぞ☆! ◇エレキングさん、その姿が現れました!作業の方が身をかがめて胴回りの紙貼りを進行しております。 ◇そして作業は腕に移ります…☆ ◇ねぶたになったら決して見れないセブンさん側からのショット!ツノが勇ましい!! ◇そしてセブンさん!手前に和紙が積まれているのが確認できます。 ◇セブンさんの手首を入念に確認しながらの作業です。 ◇一瞬台座が動かされ、セブンさんとエレキングさんがこちらを向いてくれました。仲良く撮影♪ そして、いよいよこの紙貼りもクライマックスへ!!ただ、誠に遺憾ながらセブンねぶたの作業陣地が少々手狭で、正面から2体を撮るスペースがありませんでした。何とかしようと試みましたが・・・ ムリでした!申し訳ございませんが、今回はこちらのアングルで我慢していただきましょう。どうぞご覧ください…☆ 冬の八甲田山に映える樹氷のように、それは朝日に照らされて光輝いていました。(涙)少しアップで。お二方の正面です。 いかがでしょうか ー。色は無くともこれはもう「青森ねぶた」です!ウルトラセブン放送開始50年の歳月を経て、今ここ青森に鎮座しているのは紛れも無く「ウルトラセブン」です!!成田亨先生、ご覧いただけているでしょうか。なんと感動的な光景でしょう… この光景に円谷プロ様、青森ねぶた祭関係者各位、このプロジェクトの成功を目指して日々支えてくれているウルトラノ會のメンバーたち、そして、このプロジェクトに絶大な支援と熱いご声援を送り続けてくださっている有志の皆さまに対する感謝の気持ちが重なり、感動が収まりませんでした。 このねぶたは明日を創る子供たちのため、かつて昭和のウルトラ戦士だったお父さんたちのため、そして、お孫さんの成長を楽しみにされているおじいちゃんおばあちゃんのために制作しております。全ての人の幸せを願ってこのねぶたは作られておりますから、このプロジェクトが「未完」で終わっていいはずがありません。 私たちメンバーは、真っ白な美しいセブンねぶたにプロジェクトの達成を誓い、決意を新たにしました。 Back to 昭和42年…☆ 当時の皆さんはどんな子でしたか?全国から集まった愛の力が「ウルトラセブンねぶた」を創り上げる日まであともう少しです。 セブンさん、どうか私たちを導いてください☆ 次回「ウルトラセブン外伝 〜ウルトラノ會のひみつ〜 其の伍(書割/墨入)」をどうぞお楽しみに!!! <お知らせ>目標達成額まであと50万円と少しです!まだまだ皆さまのご協力が必要です。どうかご支援にご協力ください!最終日、5月19日まで見守りいただけますようよろしくお願い申し上げます!! 青森ねぶたウルトラノ會kiiro
ウルトラセブンねぶた「electric work」 さて、今回はねぶたに絶妙なハーモニーを効かせる「電気」のお話です。無骨な角材の上にキレイな流線を描く針金が組まれると、いよいよ「ねぶたらしさ」が出てくるのですが「大切な工程」があります。そう、それが電気設置です☆ ねぶたはもともと七夕祭りに登場する灯籠(とうろう)がルーツとされています。夏の夜空を照らす優美な山車は、その昔、ロウソクが使われていたようですが、戦後復興を果たした青森のねぶた祭りからは電球等の証明器具に変わり、今日ではその照明器具の使い方が「ねぶたの良し悪し」を左右するほどの大切な表現要素となっています。 この度、ウルトラセブンねぶたの電気設置を担当してくださった方はこれまでに数多くのねぶたを灯し、また、北村麻子先生のねぶたも担当していらっしゃる方です。重鎮の風格を湛えて静かに作業をしながらも、ねぶたの電気について色々と教えてくださいました。 ねぶたの電気設置を担当されている方は、それぞれのねぶたの佇まいに応じて(ねぶた師さんと相談しながら)部位毎に器具を変えて魅せ方に工夫を凝らしていることや、蛍光灯などはその選び方や配置の仕方にも流儀があることなど・・・奥深い話が聞くことが出来、とても充実したひとときでした。 さて、関心しきりで肝心の撮影を怠ってしまった私ですが、その翌朝も撮影を忘れる程の状況に遭遇しました。何と次の「紙貼り」がスタートしたのです!! 紙貼りも熟練のスキルがものを言う工程です。華麗な手さばきで針金に糊を付け、あらかじめちょうど良いサイズに切った厚手の和紙を貼り、余った部分を綺麗にカットしていくといった作業内容です。それも一気に貼るのではなく1マス1マス…!集中力と根気がいる作業であることは言うまでもありません。 では早速ご覧いただきましょう。電気設置と紙貼りの様子です。どぞ! ◇粛々と作業に進める担当者様。感謝申し上げます…☆ ◇エレキングの右腕側からのショットです。先回の画像理解度数:難易度 A だった同じ位置からです。電球が付いたら益々複雑に見えますね。(笑) ◇エレキング頭部。紙貼りはお手伝いの方が中心となっているようです。 ◇エレクトリックエナジーをたっぷりと湛えたエレキングさん。 ◇セブンさん。後ろの波しぶきとエレキングの尻尾はもう紙貼りが進行しております! ◇セブンさん頭部。電気選びについては現在主流のLEDではなく、全体的に黄色味が強く出る電球を選択しました。昭和レトロなねぶたを目指します…☆ ◇妙にエヴァっぽさがありますが気になさらないでください。セブンさんの後頭部が遂に現れました…(泣) いかがでしたか。 北村麻子先生、電気設置を担当してくださった方、紙貼りを担当してくださった方、皆さんが「セブンねぶた」と優しい笑顔で向き合ってくださっていることに静かな感動を覚えます。本当に感謝の念に堪えません。 このねぶた制作の技術が「日本の伝統芸能を代表する一つ」として末長く継承されていくことを願い、また、若手ねぶた師の育成や、全国の子どもたちにねぶた祭りの魅力を様々な視点から伝えていきたいと強く感じています。 最後に、北村麻子先生の可愛らしいことをおっしゃっていましたのでご紹介しましょう。 「見れば見るほどエレキングが可愛く思えてきてしょうがないんです」…☆ 次回「ウルトラセブン外伝 〜ウルトラノ會のひみつ〜 其の四(紙貼り:ねぶたのカタチ)」をどうぞお楽しみに!!! <お知らせ>目標達成額まであと60万円です!まだまだ皆さまのご協力が必要です。どうかご支援にご協力ください!最終日5月19日まで見守りいただけますようよろしくお願い申し上げます!! 青森ねぶたウルトラノ會kiiro
ウルトラセブンねぶた「神業(かみわざ):骨組」 さぁ、今回はねぶたの骨格となる「骨組み」をご覧いただきましょう。ねぶたの下絵から一気に3D化させる「神業」が炸裂する「骨組み」作業です。角材で骨格を作り、そこを拠点に太い針金を縦横無尽に走らせながら肉付けをしていきます。 一見すると無造作に作っているような輪っかや自由曲線の針金がどんどん結束されていく様はまるで「魔法」そのものです!どこかのパーツを作っているのでしょうが、それがどこの部分で何故パズルのようにぴたりと組み込まれていくのかが謎でした。しかしどうやら「ねぶた師」の方々は最初の「下絵」の段階でその立体的な構造が頭の中で組み上がり、そのイメージに向かって黙々と作業をなさるようなのです。そして北村麻子先生もまた、硬い針金をしなやかに扱いながら、予定調和の如く何かをどんどん組み上げていきます。 その集中力とスピード感の凄まじきこと!!! ではご覧ください。まずはこちらから目を慣らして参りましょう。理解度数:難易度 C の簡単画像です☆ ◇これは分かりやすいですね☆背景の岩木山と「送り絵」が抱き合わせになった骨組みです。(送り絵:後ろ姿) さぁ、次は想像力を豊かにして画像を静観ください。いきなりですが超難問です。電波塔…?いいえ、違います。(難易度 A) ◇分かりましたか?エレキングの右腕側からのショットです。電波塔みたいな部分はエレキングの後ろに立ち上がる波しぶきです。ではこちらはいかがでしょうか!?難易度 B です☆ ◇そうです!!エレキングの正面です。エレキングの角が見えます♪ではこれはどうでしょう!?いいえ、電波塔ではございません。w(難易度 A ) ◇セブンさんの左腕側からのショットです。針金の塊の上に長丸の輪郭とアイスラッガーを感じませんか?次、これならお分かりになると思います。(難易度 B ) ◇そうです。ファイティングポーズを取るセブンさんです。同じ方向からですが少し前寄りアングルで分かりやすいと思います。ラストはこちらです!!(難易度 B ) ◇正解☆!セブンさん正面です!後ろや手前のウネウネは何でしょうか?!タコの怪獣?ではございません。セブンさんの顔の後ろの塊はエレキングの尻尾、下のウネウネは波しぶきです! いかがでしたか。下絵から角材に無数の針金が巻きつく立体を制作する器量は「ねぶた師」ならではの人知を超えたセンスだと感じました。そして、このねぶた制作の技術が「日本の伝統芸能を代表する一つ」として末長く継承されていくことを願い、若手ねぶた師育成のために何らかのお手伝いをしたいと思えた瞬間でした。本当に素晴らしい技術です。 さて、造形を担当してくださった北村麻子先生は、「もう少し詳細に表現できたかも知れないけれど、セブンねぶたのスケール観とねぶたらしいバランスを考えました」とおっしゃっていました。私は針金の状態のねぶたを前にしてその先生の言葉を頂戴したのですが、その時はまだそれがどういうことなのか理解できませんでした。 しかし!次の工程でそれは驚く効果として現れたのです!! 次回「ウルトラセブン外伝 〜ウルトラノ會のひみつ〜 其の参(電気配線と紙貼り序章)」をどうぞお楽しみに!!! <お知らせ>目標達成額まであと70万円です!まだまだ皆さまのご協力が必要です。どうかご支援にご協力ください!最終日5月19日まで見守りいただけますようよろしくお願い申し上げます!! 青森ねぶたウルトラノ會kiiro
ウルトラセブンねぶた「下絵」 いよいよ5月に突入し、当プロジェクトも残すところあと17日となりました。子どもたちの夢や大人たちの躍動をもたらすきっかけになり、地域がこれで活性するならやるしかない!と一念発起で始めた当プロジェクトもいよいよ佳境です。3月1日よりSNSを通じて沢山のご支援者の皆さまと交流を持てたこと、またその交流で頂戴したお気持ちを糧として活動をここまで続けてこれたことに対し、改めて感謝申し上げます。 当プロジェクトを見守りいただいている皆さまへ、ありがとうの感謝を込めて、本日より「ウルトラセブンねぶた」の制作過程の画像を公開していきたいと思います。 どうぞごらんください☆ ◇下絵 <ウルトラセブン津軽大決戦>・ロケーションは岩木山を望む津軽平野です。 ◇ねぶた制作で使用したイメージ図(エレキングの躍動感を強調させる工夫が盛り込まれました) ◇セブンのディテールに関する打ち合わせ資料 ◇セブンねぶたの製作者:北村麻子先生(ねぶた界のアンヌ隊員のような存在です) いかがでしょうか。 半世紀に及ぶ「ウルトラセブン」という文化、いにしえより伝わる津軽の祭事「ねぶた祭り」の二つの文化が融合することになったのです。成田亨(とおる)さんの故郷である青森で、それは一体、どんなかたちで私たちの前に現れるのでしょうか。 次回、「ウルトラセブン外伝 〜ウルトラノ會のひみつ〜 其の弐」をご期待ください! <お知らせ> 目標達成額まであと70万円です!どうぞ皆さまの周りに当プロジェクトをご紹介くださいませ。最終日5月19日まで、何卒宜しくお願い申し上げます!! 青森ねぶたウルトラノ會 kiiro
青森ねぶたウルトラノ會覧板 第2号 4/27(木) 平素は「青森ねぶたウルトラノ會」の取り組みに深いご理解と当プロジェクトへ温かいご支援に心より感謝申し上げます。2017年3月27日〜4月26日までにご支援をくださった方々への感謝の意を込めて、ここにそのご芳名を掲載させていただきます。 ・CoCo壱番屋 青森大野店・saluvioni・depre3075・Dai Tsujimura・i_wacky73・shim465・axela_0999(1)・axela_0999(2)・anachronorm・mikkabozu7676(1)・gurugurusct・Gorgonzola・saki_k・yanb・masaonosao・YouTubo・kotamama12・takayamanofear・mikkabozu7676(2)・eculus・ku152j・tkimura0412・ZUOSIGU・kasaisinya8823・Toshiyuki_Horii・wkane・shoryu・babomaru・sanousagi・miyuki_kimura・e_hira・Shin_Narita・midorioshima・spaceshipsofa・masamiy0605・Shigemasa_Aoki・milacolle22・partyman1010・zousensha・hikoten・atutaros・dahande・toraasu・the_choppsss・Hinai_Kazue・orbhamham・nagared(敬称略 / 順不同) 以上47名の皆さま、ご支援を誠にありがとうございました! 4月中は色々と調整事項が重なり、セブンねぶたに関する情報をほとんどお届けすることが出来ずに申し訳ございませんでした。楽しみにされていた皆様には心よりお詫び申し上げます。当プロジェクトは5月19日までとなりますが、5月から出来る限りの情報を配信していく所存です!楽しみになさっていてください☆ どうぞ引続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。 青森ねぶたウルトラノ會 画像:Tシャツのパッケージを手作業にて製作中☆