なんだか他人事のようなタイトルですみません。
How toではなくこれからどうやってキャンプ場に仕立て上げていくか、という現段階のプロットもお伝えしたほうがいい、と考えたためです。
昨日の投稿でハンモックに関する部分をお伝えしましたが、まずSakura BushCraft Fieldは自然にできる限り手を加えずにオープンしたいと考えています。
これは①利用者視点②運営者視点の双方から考えてベターだと判断してのものです。
さすがにこのクラウドファンディングのページを見て「高規格キャンプ場ができるんだ」と思った方はいないと思いますが、コワーキングスペースを作りたい、wi-fiを飛ばしますというと、誤解されかねないとも思いまして。
①の利用者視点は主にブッシュクラフターに向けてのものです。独断と偏見ですが、バイクキャンパーはソロキャンパーであることが多く、必然的にブッシュクラフト的要素が強くなると感がています。何を隠そう首謀者のノチ自身がそうなわけですが、だからこそいつも感じていた不満は「もっと自然のままのキャンプ場はないものか」というものでした。なので、TOPの画像もしくは直下の画像以上に整地するつもりはありません。むしろもっと自然が残っている感じにしたいと考えています。
高規格キャンプ場を批判するわけではなく、棲み分けだと思っています。
が、私は自宅のリビングを切り取って外に持ち出すような日常の延長線上的なスタイルにはあまり興味がなく、クタクタに疲れ切った脳を癒すために非日常に身を浸すスタイルでキャンプしたいのです。朝、目が覚めたら人工物が一切視界になく、まるで自然と自分の体の境界線が溶け出して混じり合ったかのような、あの感覚を味わうためにいそいそと自転車で出かけます。
これは②の運営者目線にも直結していて、手を入れるパートが少なければ少ないほど、初期コストを削減できます。とすれば、私のように使っていない山林や畑を所有したり使えたりする人が「俺もやってみよう」と続いてくれるかもしれません。アウトドアは地域振興に緩やかに貢献すると考えているノチにとって、その数が増えることは正義であり、そのフォロワーのためにもトライ&エラーを逐一報告していければと思っています。
Sakura BushCraft Fieldを作る場所はもともとは養蚕用の桑畑です。養蚕自体をやめてしまったため30年の放置の末、なかなかの荒れ山に戻っている状態です。桑の木は比較的かんたんに取り除けるのであまり心配していませんし、大きく育っている木はハンモック用にできる限り多く残すつもりです。
問題は篠笹で、これをどう駆除していくかに頭を悩ませています。まずは草刈り機でできる限り根本から切っていく感じかなあ。でも篠笹を編んだらいい感じのベッドが出来そうな気もします。ブッシュクラフト的に使えそうだったらある程度は残していくべきか。
土地は半分が斜面になっていますし、小川や清流があるわけではないので、通常はキャンプ場としての魅力は少ないと感じられると思うのですが、扇状のギリシア時代の劇場のような形状は視界に人工物が入らないという条件を満たしやすいので、ブッシュクラフト的な魅力はキープできると考えています。
そもそもSakura BushCraft Fieldは木を伐っても良いキャンプ場にしようと考えています。
もちろん無作為にOKなわけではなく、目印がついていない木を伐採してキャンプに使ってもいい、ということにしようと。木を使ったシェルターやオンドルも作ろうと思えば作れます。これは楽しみも増えますが、開場に当たっての作業量を減らせるメリットもあると考えています。
まずは今週の日曜日に第1歩を記しに福島に行ってきます。我々はキャンプ場作りのプロではありませんが、キャンプを楽しむことにかけては自信があります。
本日(2020/1/30)がクラウドファンディング募集の最終日。
ぜひ皆様のご支援をお待ちしています。