10/11放送のNHK大津放送局「おうみ発630」(18:30~19:00)で、iGEM Nagahamaが紹介されます。http://www4.nhk.or.jp/P2862/
今回は10/3と10/9にNHK大津の方から取材を受けました。
10/3の取材では、長浜バイオ大学にて実験風景の撮影や今年はどのようなプロジェクトなのか、それぞれどのような実験、仕事をしているかなどインタビューを受けました。10/9は普段から実験のサンプル集めなどに協力していただいている鮒寿司の老舗の住茂登にて鮒寿司を取り出す様子などを撮影しました。
この研究によってどのようなことが分かるのか、どんな利益があるのかなども詳しく話していて、とても内容の濃いインタビューになっていると思いますので、時間がある方は是非見てください。
今年のプロジェクトの目的は発展途上国や飢餓で苦しんでいる地域を中心に、鮒寿司のようななれ寿司を普及することです。欧米諸国ではこうした地域への食糧援助が盛んですが、穀物や炭水化物が中心のため、タンパク質が不足して栄養失調状態に陥る例も多いので、その問題を解決するために、海や川で獲れる魚類を使い、不足している栄養素を微生物に作らせる、いわゆる高機能なれ寿司の開発に挑戦しています。
その研究の一環として滋賀県の特産品である鮒寿司の発酵の仕組みの解明を目的に、滋賀県内の飲食店や業者さんにお願いして鮒寿司を分けていただき、メタゲノム解析を進めています。これは、どのような菌が発酵に関わっているのか、お店によって細菌の種類や細菌の数にどのくらい違いがあるのか、また、含まれている菌の種類で鮒寿司の色や臭い、うま味はどう変わるのかを徹底解剖するために行うと考えています。
11/9からiGEMの大会が始まるので、現在実験結果を詰めているところです。
少しでも良い結果が出せるよう精進していきますので応援よろしくお願いします。