本日、CDのマスター音源やジャケットのデザイン、モノグラム手ぬぐいなどリターンの入稿、発注が完了しました。7月頭頃に納品される予定です。今日は、このへんの作業で立て込んでいて実に12時間、用足しに行くのも惜しむくらい、ほぼぶっ通しで作業しました。仕事でもこれだけ集中して頑張ることは滅多にありませんw「真剣にやれよ!仕事じゃねえんだぞ!」というタモさんの名言が、今なら解る気がします。引き続き、その他の制作に移ってまいりたいと思います。パトロンのみなさま、到着までもうしばらくお待ちくださいませ。
タイトルの通り、CGW プレミアムキットの特典の内、● Special Thanks クレジットにお名前を記載いたします! とありますが、ジャケットデザインの制作進行上の都合により、2017年6月5日までに、CGW プレミアムキットにご出資いただいたパトロンの方に限定させていただきます。6月6日以降にご出資いただいた方は大変申し訳ありませんが、お名前を記載出来ませんので予めご了承ください。クレジット記載以外の内容は、以下の通り変更はございません。なにとぞよろしくお願いいたします。 CGW プレミアムキット:・アルバムバンドルキット(2nd CD+ポストカードセット+手ぬぐい+キーホルダー)・1st アルバム「THE NEW WORLD」ダウンロードカード・すでに1st アルバムを持っている人にも嬉しい! THE NEW WORLD Remix 「I Fought Against Myself」+「THE END OF GREED」+「Istanbul 」のリミックス3曲 &「1Q3 remix 2017」+「Aurorax Advance remix 2017」(CD-Rでのご提供となります)・オリジナルトートバッグ(絵柄のチョイスは、こちらにおまかせください) ※ 価格は、送料・消費税込みの値段です。 ● Special Thanks クレジットにお名前を記載いたします!● CGWメンバーより、お礼の動画をプレゼントいたします!● 東京または、大阪開催のリリースパーティーいずれかに(9月予定)に無料招待いたします。
今日も収録曲について述べてみたいと思います。本アルバムのラストを飾る「蛍の光」です。誰もが一度は歌ったことがあろうこの曲は、スコットランドの民謡「Auld Lang Syne (オールド・ラング・ザイン」)」に明治の頃、小学校の唱歌として日本独自の歌詞を付けたものです。元ネタは、旧友と再会して思い出話をしながら酒を酌み交わすといった内容で、結婚式などおめでたい席で歌われるのに対して、共に学んだクラスメイトに「今日で離れ離れになってしまうけど、お国の将来のためにも、お互いがんばってこーぜ!達者でな!」といった別れの内容となっています。別れの曲ということで、よく閉店間際のお店で粘っていると、追い出されるようにこれがかかりますが、正確には蛍の光ではなく戦後に日本で公開された「哀愁」という映画のワンシーンで流れる三拍子のオールド・ラング・ザインを音源が手に入らなかったため日本で再録した「別れのワルツ」という曲らしいですね。たしかに三拍子で聴かされると、どうしても我々日本人は、「わー、帰んなきゃだ」という強迫観念と寂しさが押し寄せて聴こえてしまいますねw そんなネガティブな気にさせられてしまう(歌詞の内容的にはめっちゃポジティブなんですが)蛍の光ですが、海外特にアメリカなんかでは、大晦日にみんなで大合唱して来る新年を祝ったりしてるんですよね。オールド・ラング・ザインをスカコアアレンジしてギャーギャー言いながら、カウントダウンライブで騒いでる動画なんかも見れたりします。そこで我々はこの点に着目し、本来は前向きな曲であるハズの蛍の光をパーティーチューンしてイメージの向上を図ると共にレパートリーとして加えることにしました。とはいえ、出だしからあのメロディは、やはりマズい…なので、聴いた人が少し頭のメロディから離れてもらうようイントロに工夫してみました。さらに探求していく内にとある曲を見つけたのです。それは、スコットランドのフォークソングとして派生したもうひとつのメロディを持つオールド・ラング・ザインでした。スコットランドのミュージシャン、メイリー・キャンベルの歌うオールド・ラング・ザインのメロディは、どことなく懐かしく、かつ新鮮な感覚で我々の耳に入ってきます。アメリカのドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の友人や恋人同士の仲を確かめ合うシーンで流れクローズアップされた曲のようですが、本場スコットランドでは割とメジャーのようですね。そして、我々のこの曲に賭ける情熱はこれだけに留まらず、このアレンジで歌っていただくのにゲストボーカルをお願いしたのでした。それが、小島麻由美さんです。私が以前やっていた「Cave Gaze Wagon」というバンドで、小島さんの「二十歳の恋」というセカンドアルバムにバックの演奏で参加したことがあったのですが、去年20年ぶりにそのアルバムをライブで再現するというイベントを観に行って、超久しぶりにお会いした時に冗談交じりで何気なく言ったのを快諾していただいて、ホントに実現するとは夢にも思ってませんでしたが、言ってみるもんですね…小島さんと打ち合わせしてて、かしこまっている私です。小島さんは、ジャズやフレンチ・ポップスを昭和歌謡やブルースと融合させて、独自の音楽スタイルを築いて、和洋折衷な感覚はもちろん、2ビートとダウンビートの複合というかもともとラグタイムな曲調をルーツに持っている方なので、我々のアレンジにもスッと馴染んでいただけたようです。というか、めっちゃ小島麻由美してて、どっちかいうと我々が小島さんのプロジェクトに参加したような感じでした。そして、プレイヤーの女性陣たちもセックス・アンド・ザ・シティよろしくレコーディングにおいて活躍してらっしゃいましたね。ちえみさんのアイリッシュリールとえりこさんの映画音楽のようなバリトンのフレーズとゆと嬢のお囃子が蛍の光上で見事に融合し、男性陣がそれを支えるような演奏をしてて、外国ってなんか男が女に優しいとされてけど、実は日本ほど男性が女性に寛容な国はないんだよな~とか、専業主婦がよくないみたいな風潮に今あるけど、専業主婦ほど立派な仕事はないよな~とか、なぜか色々考えてしまいました。女性陣お三方のレコーディングの様子小島さんの歌や、みなさんの演奏をぜひ実際に聴いてたしかめてください。
今日も収録曲について述べたいと思います。「待ちぼうけ」が好きだったんですよね。たしか小学校の高学年の時に習ったんだと記憶してますが、このくらいの時の男子って、音楽の授業あんま真面目じゃないですよね? 私もそういうみんなの前で歌ったりするのが好きじゃない小学生だったのですが、北原白秋&山田耕筰コンビによって作られた「この道」と特にこの「待ちぼうけ」だけは、なぜかちゃんと歌ってたように思います。で、この北原白秋&山田耕筰コンビってめっちゃ校歌や自治体の歌作ってるんですよね。関西学院大学/武蔵野美術大学/東京大学の歌(東京大学に校歌はない)/東京歯科大学 /同志社大学/駒澤大学等の大学や全国の小中高の校歌、福島県福島市/東京都八王子市/愛知県岡崎市など関わった仕事は数知れず。売れっ子コンビだったんですね!学校や自治体が存続する限り、後世に歌い継がれる作品を作る仕事って素晴らしいですね。こういった国民的な詩人と作曲家の作った曲は、日本民謡と同様に今回のアルバムに取り入れないのはもったいないとしてカバーすることにしたワケですが、ただカバーするのも安直だし、山田耕筰の曲に版権があるかも?ってことで、曲は自分たちで作って歌詞だけ北原白秋の詩を拝借することにしました。(余談ですが、シナロケの「この道(THIS WAY)」は、ラモーンズの「What a Wonderful World」くらいジーンときます)で、この歌詞に負けない曲を作るにあたって、イメージの元ネタになったのが、旧ユーゴスラビア(現サラエヴォ)を代表する国民的芸術コンビ、ゴラン・ブレゴヴィッチ&エミール・クストリッツァのジプシーの世界観でありまして、DJイベントでかかるとまず間違いなく踊ってしまう、みんなが大好きな「Gas gas」風にアレンジしたのでした。ただ、曲の構成に歌詞を合わせると尺が余ってしまうので、セルビア語に聞こえるような日本語の歌詞を追加しました。で、歌い方の参考としてライブの動画を初めて見た時にたまげたのが、これ、ブレゴヴィッチ師匠じゃなくて、ドラムの人が歌ってるんですよね。というか、師匠は今年で御年67歳なんですが、私も同い年くらいまで音楽活動を続けていられるとしたら、白のスーツでステージに立ちたいものです。そして、この曲にもゲストプレイヤーをお招きしています。浪速のオンリーワンビッグバンド「赤犬」より、トロンボーン奏者のよしをさんです。偉人みたいになってますが、現代人です。彼とは知り合ってからは長いのですが、超ご無沙汰なところに去年のミラーボーラーで姫路城に行って、その時に偶然彼も姫路城に仕事で来てたんですね。あいにくその時は、ニアミスどまりで会えなかったんですが、その後仕事の話で連絡を取るようになり、自治体の仕事をたくさんしていた山田&北原コンビにあやかって、うちらも自治体の仕事したい、自治体のイベントに呼ばれたいということで、バンドのレコーディングにも参加していただくことにあいなりました。CGW版ジプシー風待ちぼうけの仕上がりと、よしをくんのトローンボーンの演奏は、実際にCDを聴いてたしかめていただきたい。yosiwow/トロンボーン1993年より赤犬で活動中!→→→赤犬オンライン http://www.akainu.com他、ドゥームメタルバンドMANTLEGODではベーシストとして活動中です
今日は、収録曲のたんちゃめ節について述べたいと思います。たんちゃめは、谷茶前と書きます。沖縄県国頭郡恩納村の谷茶の浜を舞台に、そこに伝わる漁村の男女ののどかな風景を題材にした沖縄民謡です。 私は以前からこの谷茶目節が大好きで、これとKaligola Disco Bazarという、ローマのバルカンビーツユニットのPORN CORNという曲をマッシュアップしたものを好んでDJをやる時にかけていました。まあ日本人に限らず大抵の人は、沖縄民謡が好きなところに、タッタタッタ タッタタッタのリズムにバルカンビーツのウラ打ちツーステップのリズムを混ぜるとつい体を動かしたくなるような不思議なノリがでてくるんですね。で今回、バンドで谷茶目をただやるんじゃなくて、このバルカンビーツマッシュアップのノリも含めてバンドで再編成することによって、あたかも外国人がカバーした沖縄民謡を疑似的に造りだし、我々独自の沖縄民謡カバーとしたかったのです。ここに例としてブルガリア国立ソフィア少年少女合唱団が歌う、たんちゃめの珍しい動画を上げさせてもらいます。日本の民謡に一旦、外国人の手が加わると、KAWASAKIの逆輸入バイクのような感覚になって、なんかカッコよく思えるんですよね。マッシュアップの再現なので、バンドのメンバーも沖縄側担当とバルカン側担当と分けました。うちの小池くんのブズーキに加え、バルカン側担当の助っ人として、l'abeille(ラベイユ)のアコーディオン奏者の春海さんにゲスト参加していただいてます。およそアコーディオンとは無縁の音楽性のバンドとコラボするなど、アコーディオンの可能性を追求するスタンスに以前から感銘を受けていたので、今回このような感じで実現できてよかったです。彼女の演奏をぜひ聴いてたしかめてみてください。そしてさらに!すぺさるなゲストとして、ディジュリドゥ奏者のトモヤくんにも参加いただいてます。彼はミラーボーラーのメンバーでもあり、元々テクノのトラックメイカーでもあり、お互い倉木麻衣も好きで同じ申年生まれでもあり、彼の音楽性をリスペクトしています。そういえば、春海ちゃんもトモヤも大阪の方でしたな。沖縄、全然関係ないけど彼のオーストラリア仕込みのディジュをぜひ聴いてたしかめてください。 あ、そうそうこんなこと言いながらも私、沖縄行ったことないんですよね。どなたか沖縄にライブで呼んでいただけないですかね? 柏原春海(かしはらはるみ)accordion 4歳からクラシックピアノを始めバンドでアコーディオンに出会い、フジロックフェスティバルなど野外フェスのライブに多数出演。第6回RolandインターナショナルVアコーディオンコンテスト日本予選ファイナル優秀賞受賞。https://www.facebook.com/labeille