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大会も残すところいよいよあと1日となりました。
今日はあいにく悪天候でしたが、多くの観客がスタジアムに足を運んでいました。
口コミや噂を耳にして観戦しに来た方も多いのではないでしょうか。。。
今回は、ホームレスワールドカップを実際に見て率直に感じたことを書きたいと思います。
現地で肌で体感したことを皆さんに少しでも共有できたらいいと思っています。
本大会を見て最も強く感じているのは、
「たった1つのサッカーボールがあるだけで、人は人と繋がることができる」
ということです。
それは自国チーム内だけでなく、他国チームの選手との間にも共通して言えることなのです。
各国参加選手たちは、それぞれ様々なバックグラウンドを抱えていて、社会との距離が出来てしまった人たち。他人と関わることが苦手だった人たち。
そんな人たちが、自国のプログラムやこのホームレスワールドカップを通じてコート内外で
チームメートのことを真剣に考えるようになり、
「相手が何を求めているのか」 「相手に何をしてほしいのか」
ということを考え、伝えるようになった結果がチームの結束力を強固なものにしているのだと感じました。
言語の通じない他国チームの選手との間でも、試合に勝ったチームの選手が相手チームの選手の元に歩み寄り、優しい笑顔でハグをする姿や試合後に両チームのみんなで楽しそうにダンスする姿を
見て、
彼らは自分でも気づかない間に言語の通じない人とも関係を築くことができている、
サッカーという共通のツールを通して他人との関わりを学び、彼らのマインドセットは劇的に変化しているのかもしれないと感じました。
明日で大会は終わりますが、最後まで現地でしか学べないことを学んできたいと思います。
最後に、今日会場に訪れていたホームレスワールドカップの創設者メル・ヤング氏との
記念写真をご覧下さい、どうぞ!!
文責:土屋俊悟