こんにちは。
『美観堂』の新入社員・塩崎(ゆうぼー)です。
緊急事態宣言が解除されて初めての週末、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
3密を避けながらの外出が少しずつ増えてくるかと思いますが、私は相変わらずおうちでの時間を楽しんでいます。
今週末は、お母さんと一緒にタンスの衣替え。
小さい頃から5月中旬になると毎年やっている塩崎家の恒例行事です。
暑がりのお母さんと寒がりの私。
タンスに残すものと片付けるもののバランスが合わない2人でああでもないこうでもない言いながら、今年もやっていくんだろうなぁ。
季節の移りゆきを感じる行事、楽しみです。
さて、美観地区のクラウドファンディングも今日で20日目です。
今日はクラウドファンディングのリターンのひとつ、『美観地区みらい券』が使える美観地区の宿泊施設のご紹介です。
『美観地区みらい券』は、次回の美観地区へのご旅行のときに、飲食店や宿泊施設で使うことのできる商品券です。
「未来の美観地区での飲食代や宿泊代を前払いする」という形で美観地区のお店さんをご支援いただけるものです。
「活動報告を投稿する コロナ明けに美観地区の飲食店や宿で使える先払いチケット。新しいリターン『美観地区みらい券』を追加しました!」
このリターンをつくった経緯や思いについては、こちらの記事に詳しく書いています。
今日ご紹介するのは、ゲストハウス『かくれ宿Yuji-inn』さん。
宿のオーナーさんと面識のある『美観堂』の先輩スタッフ・たまちゃんについてきてもらって、宿に取材に行ってきました。
(まだまだ慣れない取材にドキドキです...)
宿を始めたきっかけは、私たちの姉妹店『ゲストハウス有鄰庵』
倉敷川のメインストリートにつながる細い通りに入るとすぐに見えてくるのが「かくれ宿ゆうじいん」の看板。
緊張して宿の戸を開けると「あっ、どうもどうも~」と気さくに出迎えてくださったのが『かくれ宿Yuji-inn』のオーナー・裕二(ゆうじ)さん。
ひと目でわかる...優しい方だ...!
お会いして一瞬で緊張がほぐれてしまう、裕二さんパワー...!
きっと旅人の方々も同じようにすぐ緊張がほぐれてしまうんだろうなぁ。
そんな気さくさと優しさが溢れ出す裕二さんに、まず伺ったのは、宿をはじめたきっかけについて。
「『有鄰庵』さんがきっかけなんですよ」
『ゲストハウス有鄰庵』は『美観堂』の姉妹店です。
事前情報としてたまちゃんから少し聞いていたこのエピソードをご本人から語っていただける。
新入社員・塩崎、取材の冒頭から、わくわくです。
昔から「いつか宿をやりたい」と漠然とした夢があった裕二さん。
2014年3月に偶然知ったのが、『ゲストハウス有鄰庵』が開催した「ゲストハウスセミナー開業合宿」でした。
ゲストハウスを開業したい人に向けたこのセミナーに参加したことで、「この夢を本気で実現したい」と一念発起されたそう。
その後、セミナーでの勉強に加え、ご自身でも開業の準備を進めて、初めてセミナーに参加した8ヶ月後の2014年11月1日に『かくれ宿Yuji-inn』をオープンされました。
まさか『ゲストハウス有鄰庵』がきっかけになっていたとは!
取材冒頭から驚きのスタートです。
宿の名前に込められた「Yuji」さんの旅への思い
取材に来る前、これは聞こう!と思っていたのが、お宿の名前の由来。
ゆーじーいん?
オーナーの裕二さんの名前からとってるのかな?
という予想は大正解でした!
裕二さんが高校生のとき初めて訪れた異国の地・アメリカで付けられたあだ名が「ユージーン」だったそう。
そのあだ名から着想し、「裕二」というお名前と「宿屋」という意味の「inn」を合わせて、「Yuji-inn」という名前になりました。
他にもこの宿の名前には、裕二さんの旅への思いがたくさん込められているんです。
楽しんで旅をする「遊人」
友とふれ合い仲良く旅をする「友人」
自由に自分らしい旅をする「由人」
オーナー(裕二さん)と出会う旅をする「裕人」
「裕人」については笑いながら話してくださいました。笑
お店の名前の由来・こめられた思いを知ると、お店への愛着が湧いて、自分の中でそのお店が特別なお店になっていきます。
旅先で宿の名前の由来を知るの、おすすめです!
裕二さんの人柄を表したあったか懐かしの宿スペース
『Yuji-inn』さんの店内は、とにかくあったかくて、どこか懐かしい。
ソファにかかっているパッチワークの布。
棚に並べられたうさぎの人形。
天井から吊るされている飾りたち。
これら宿を彩るものは、奥様のお母様の手作りなんだそうです。
手作りのものに囲まれているから、なんだか懐かしいと感じるのかもしれません。
「次はこちらへどうぞ~」と、宿泊するゲストさんたちの共有スペースに案内してもらうと...
柱に何か書いてある!
共有スペースの柱には、びっしりと白い字が。
これ全部、宿泊したゲストさんの身長を測ったものなんだそうです。
古き良き日本のドラマやアニメに出てくるアレだ...!
柱の下の方にはとっても小さい赤ちゃんの身長もはかってありました。
その赤ちゃんが大きくなって『かくれ宿Yuji-inn』に来たとき、「え!これ私が赤ちゃんのときの?!」ってなるんだろうなぁ。
勝手に妄想が膨らんでニヤニヤ。
共有スペースで私が真っ先に気になったもの。
マンガがいっぱいの本棚です。
(私は無類のマンガ好きです)
このマンガたちは、裕二さんの本なのかなと思ってたら、「Facebookで、宿に置きたいからいらない本下さいって発信したら、たくさん頂けたんですよ」とまさかの回答!笑
裕二さんの人柄が集めたたくさんのマンガを、懐かし空間で読む。
そんなまったりした旅もいいですね。
共有スペースでは、たくさんのシールが貼ってある地球儀も発見!
『Yuji-inn』さんでは、宿泊したゲストの方々が出身地にシールを貼る習わしがあるんだそう。
注目していただきたいのが台湾のあたり。
台湾のお客さんがとても多く、台湾のところが盛り盛りになっていました。
貼りすぎて床に落ちてたりするそうです。笑
1日数時間、宿のお手伝いをする代わりに無料で滞在ができるヘルパー制度があり、そのヘルパーさんとして台湾出身の方が来てくれたことがきっかけになったそう。
そこから口コミで「ここ、いいよ!」がどんどん広まって、台湾の観光客がとっても多いんだそうです。
裕二さん、台湾人の宿泊者さんやヘルパーさんと会っていくうちに台湾が大好きになったみたいです。
共有スペースのお次は宿泊するお部屋のご紹介です。
お泊まりできるお部屋は、ドミトリー(相部屋)タイプとひと部屋貸しの2種類があります。
こちらはドミトリータイプ。
1人旅で倉敷に来られた方にぴったりの相部屋プランは1泊税込3,800円です。
家族や友人と旅行に来られた際は、2つの広さのお部屋をひと部屋まるっと貸し切りで使うこともできます。
最大3人まで可能な6畳の和室は、1泊税込12,000円。
最大4人まで可能な8畳の和室は、1泊税込み16,000円です。
自由にゆっくり、そんな旅がしたい人におすすめです
裕二さんは「うちはゲストハウスと民宿の間って感じなんです」と話してくださいました。
気さくな裕二さんと会話を楽しむも良し。
共用スペースでのんびりマンガを読むも良し。
他のゲストさんとお話するも良し。
定期的に、たこ焼きや餃子パーティをしたり、「お酒に合うおつまみNo.1を決めよう!」といったイベントもやっているそうです。
こちらも参加するも良し、しないも良し。
「とにかくなんにも強制することはなくて、ほんとにゆっくり好きなように過ごして貰えたらいいなと思っています」
自分のお家のようにゆっくりまったりした時間を過ごせるのは、宿の空間はもちろん、裕二さんの人柄があるからだなぁとしみじみ感じました。
最後に
裕二さんに記事をご覧のみなさんへメッセージを頂きました。
「倉敷のゲストハウスの良いところは、ひとつひとつ個性が違うところだと思います。コロナが明けたとき、ゆっくりくつろぎに来て下さい」
おひとりでも、ご友人、ご家族とでも、美観地区という観光地で、ゆっくりまったり過ごすそんな旅をしに、ぜひいらっしゃってください。
私もまた、遊びに伺いたいです。
今日ご紹介した『かくれ宿Yuji-inn』さんは、今回のクラウドファンディングのページで購入できる『美観地区みらい券』をご利用いただけます。
「未来の美観地区へのご旅行の宿泊代を先に払っておく」という形で、美観地区のお店さんをご支援頂けますと嬉しいです。
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それでは、また明日もぜひご覧ください。