おかげさまで最終日になんとか目標額を超えることができました!ありがとうございます!「じゃあ、もう大丈夫か」と思われた方も、この投稿だけでも構いませんので読んで欲しいです。目標額を超えた分については、スタッフの指導力向上に使わせていただきます。具体的には、・参考書や指導書の購入 (特に高校英語と数学)・講師を招いて指導法を学ぶスタッフ研修 (ある程度の額が必要だと思いますが・・)この2つを考えています。さらに額が集まれば、webカメラやマイクなど機器周りの整備に使わせていただきます。わからない問題は一緒に考えることを大事にしてきましたが、スタッフによっては数三/数Cをそもそも習っていなかったり、わかってたつもりが忘れていたりという状況です。ですから、まずはスタッフが教科の知識を増やすこと。次に教えられるようになること。これをめざして、スタッフ一同勉強し直します。目標額を超えた分については、そのために使わせていただきます。たしかにもう目標は超えてしまいましたが、応援したいなと思われたら、どうかその気持ちのままご支援をお願いいたします。
いよいよ6月から学校が本格的に再開されます。5月中旬くらいから分散登校が始まった地域もあり、休校期間中の学習補助としてのオンライン自習室はもうそろそろ役目を終えるんじゃないかと、分散登校のニュースを見ながら思ったこともありました。もしかしたらこのページをご覧の皆さまの中にも同じことを思った方がいるかもしれません。「もう学校も始まるし、支援しなくてもいいのでは。」とこのコロナ禍でクラウドファンディングが多く立ち上がり、人によってはいろんなところから支援の呼びかけをもらっているかも知れません。どこを支援して、どこを支援しないかを選ぶときに、このプロジェクトは「休校も終わるし、大丈夫か」と思われやすいのかも知れません。実際、オンライン自習室を手伝ってくれている学生ボランティアさんとも分散登校が始まった頃に、オンライン自習室の今後について話をしました。近しい保護者さんや学校の先生からも分散登校や6月からの対応について教えてもらいました。結果、オンライン自習室は6月以降も必要だという結論に至りました。分散登校中も学校の課題は引き続き出されていましたし、6月からは授業数を確保するために夏休みの削減が決まっています。6月から学校が再開しても勉強ばかりになってしまい、子どもの気持ちが置いてけぼりにならないか家庭も学校の先生も心配しているようです。このままでは子どもは勉強ばかりで全然学校が楽しくないかも知れない。学校に行くのがイヤになるかもしれない。6月からは不登校の子ども達のためにオンライン自習室をと考えていましたが、学校に行っている子も行っていない子も等しくオンライン自習室を利用してもらえるように方向性を少し変えます。勉強しながらグチを吐き出せるオンライン自習室にします。言い訳や建前って大事で、「友だちとラインつなぐわ」とだけ言われたら、「またしゃべってばっかり?勉強は?」と返したくなりますが、「ライン繋いで一緒に勉強する」と言われると、「じゃあ・・・いいっか。」と思えます。オンライン自習室を使うのも同じです。勉強するから、というタテマエで学校のグチを吐き出してくれたらいいんです。グチを吐き出した後は勉強もするから一石二鳥です。ですから、6月以降にくるだろう勉強ばかりの毎日を少しでも緩和するために、オンライン自習室を続けていきます。幸い、D.Liveのスタッフは子どもの話を聴くことに長けています。これまでの長所を生かしたサポートをオンライン自習室でも行っていきます。充実した子どものサポートを実現するためには、あなたのご支援が欠かせません。もう残り1日でこのプロジェクトは終わってしまいますが、どうぞ最後までご支援のほどよろしくお願いいたします。
「新型コロナウイルス」の文字に人々が混乱し、全国の学校に休校要請がなされたのが2月の末でした。そして春どころか夏の足音が聴こえてきたいま、ようやく「分散登校」という形で徐々に学校生活が再開されようとしはじめています。この3ヶ月で、教育をめぐる環境は大きく変化しました。いや「変化を迫られた」という言い方のほうが正しいのかもしれません。ZoomなどWeb会議サービスでオンライン授業をはじめる学校の取組は大きく話題になりましたが、この「変化の波」は不登校の子どもたちにも無関係ではありません。これは僕の持論なのですが、われわれ人間はもう「新型コロナウイルスがいない世界」には戻れないと思っています。つまり学校を含めた教育現場もこれからは「新型コロナウイルスとともに生きていく必要がある」のではないでしょうか。弊団体D.Liveの各事業も、いまほぼ全ての教室をZoomやSlackなどオンラインで運営しています。各スタッフもこの2ヶ月以上まったく顔を合わせていません。これだけ書けば不便なことばかりだと思われるかもしれませんが、実はこの2ヶ月で得た「収穫」も大いにあります。今回は、D.Liveと同じく滋賀県を拠点に活動し、D.Liveと同じくオンラインで不登校の子ども向けの居場所「にじっこ」を運営されているNPO法人好きと生きるの林ともこさんをゲストにお迎えして、新型コロナウイルスと共存する「アフターコロナ」の時代と不登校について考えていきます。「新型コロナウイルスの感染防止対策」は不登校の子どもたちの居場所をどのように変えたのか。そして「アフターコロナ」の時代、不登校の子どもたちはどのように過ごし、どんな支援が必要なのか。今後の見通しを含めた「これからの不登校」を考える1時間をお届けします。ざつだんD.Live ~アフターコロナと不登校~5月29日(金)21:00~ YouTube Liveにて生配信(1時間強の放送を予定しています)配信URLはこちら
こんにちは、いよいよプロジェクト終了まで残り一週間となりました。ありがたいことに目標額の82%までご支援をいただき、ゴールまであと一歩というところまできました。ご支援を集めきる前提で5月から無料実施をスタートさせており、自習室をきっかけに新しくD.Liveと接点を持てるようになった生徒もいます。受験を控えている生徒の学習習慣づくりにもなっています。なんとか目標達成をしたい気持ちです!ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
みなさん、こんにちは。NPO法人D.Liveです。この度は、休校期間中のオンライン自習室無料実施についてご支援いただきまして、誠にありがとうございました。おかげさまで休校期間中でも変わらずに子ども達とつながり、学習習慣をつくることができました。この『D.Liveまなびブック(仮)』は、私たちD.Liveがボランティアさんに向けて研修するときの資料や、これまでの講演先でお話しした内容を集めたものになっています。D.Liveをご支援いただいた人たちって、どんな人たちだろうと考えたときに、保護者さんやカウンセラーさんのように子どもと一対一で関わる人。学校や学童の先生のように一人で複数の子どもと関わる人。子どもや教育に関わる人とはいえ、いろんな立場が想像されます。 こちらの『D.Liveまなびブック(仮)』では、私たちD.Liveがずっと大切にしてきた自尊感情の解説はもちろん、子どもと一対一で関わるときと、複数の子どもと関わるときの二つの場面を想定して構成しました。気づけば、この冊子は、アーティストが出すコンピレーションアルバムみたいな冊子になりました。しかも、当時は資料として配らなかったけど講演先で話したことも文章化して載せるなど、随所に加筆修正をしています。アルバムにも原曲じゃなくて、リミックス版が収録されていることがあるじゃないですか。あれと同じです。ですので、もしこの冊子をボランティアさんが見つけたら、「あれ、なんだか自分がもらったやつよりも説明が細かかったり、知らない話があったりするんですけど……」と言われるかもしれません。ボランティアさんたちには、おいおいここに載せたことも伝えていくつもりです。 さて、今回のコロナ禍における2020年3月〜5月までの休校期間中はまさしく「変化の激しい社会」を実感する日々でした。教育業界や学校では、オンライン授業や動画配信で対応するところがある一方で、休校中の学習課題を一軒ずつポスティングするところもありました。子ども達の学習を担保するために、それぞれができる範囲で工夫に工夫を重ねて過ごした三ヶ月でした。ですが、工夫を重ねても手が届かない部分もあり、社会や現在の教育システムが抱えている課題が多くの人たちに実感され、「変化の激しい社会における新しい教育のあり方」を考えざるを得ない三ヶ月でもありました。 実は「変化の激しい社会における新しい教育のあり方」という言葉を、これまでは教育系のイベントでよく使われる売り文句くらいにしか思っていませんでした。「今、売れています」とか、「○○の新定番!」と同じ、売るための定型句という扱いをしていました。といいますのも、少なくとも10年以上前からこのフレーズは教育系イベントや書籍の帯などに多用されています。多用されている割に、「変化の激しい社会における新しい教育のあり方」というフレーズ自体にも、このフレーズを使って宣伝したいものにも10年前から大した変化を感じられず辟易している部分があったからです。しかし今、本当の意味で「変化の激しい社会における新しい教育のあり方」を模索する時代になってしまいました。このまえがきを書いている時点でも、たくさんの論点が出されています。 本当に9月入学にするのか?それより20人学級の実現じゃないのか。三密を避けた体育はどうしたらいんだろう?アクティブラーニング時代なのに密じゃない話し合い活動って?オンライン授業を始めてみたら、オンラインの方が授業も進むし、オンラインを希望する生徒もいるしどうしよう? これまで通りにはならないだろうと予想される教育シーンの中で、この冊子は「できるだけ長期にわたってリーダブルである」ことをめざして作りました。ですので、zoomの使い方とか、オンラインフリースクールのコツみたいなものは載せていません。どんな社会や教育の形に変化したとしても、D.Liveがずっと大切にしていきたい子どもとの関わりや背景にしている理論を載せています。 なお、ボランティアさんに向けた研修資料を下敷きにこの冊子は作っています。D.Liveのボランティアさんは社会人、学生を問わずボランティア未経験の人が多いです。初めてのボランティアに参加した人でも分かってもらえるように作っているので、この冊子を手にされた方の中には既知の内容も含まれているかもしれません。ごめんなさい。冊子の最後に参考文献を載せています。さらに学びを深めたい人はぜひ参考文献をご覧ください。 最後になりますが、改めてご支援いただきましてありがとうございました。この冊子が皆さまのお役に立てることを願っています。『D.Liveまなびブック(仮)』目次・自尊感情って何?・調査結果から見える子どもの自尊感情の実態・自尊感情を構成する4つの要素と年齢ごとの重要ポイント・「やればできる」を育てる自己効力感について・オンライン時代に合わせた社交性感覚の理解・ナナメの関係でいるために守って欲しい3つの態度・子どもの気持ちを汲むための聞き方と質問の仕方・「ご機嫌スイッチ」のススメ・子ども達にワークショップをするときに大切なスキル『ファシリテーション』・ワークショップやアクティビティの質を団体内で高めるためにできること・トラブルの再発防止のために見るべきポイント・おまけ:中高生でもノってきたワークショップやアクティビティの紹介