こんにちは。認定NPO法人D×Pの広報担当熊井です。今日は私がキズキグループのことをお伝えします!キズキグループは、2011年創業から「何度でもやり直せる社会をつくる」というミッションをもとに事業を展開していています。中退・不登校の方のための「キズキ共育塾」運営、行政と連携した低所得世帯の支援、うつ病・発達障害の方のための「キズキビジネスカレッジ」運営、政策提言など、困難を抱える方を支える総合的な支援企業として活動しています。その中でも今日は、2019年4月に開設したキズキビジネスカレッジについてお伝えします。キズキビジネスカレッジって?うつや発達障害などにより離職した方が、専門的なスキルを身につけて、企業への就職やフリーランスとして自立することを目指す就労支援を実施しています。 離職による空白の時間を、ビジネススキルを身につけるキャリアアップの時間に変えていくことを目標としています。キズキビジネスカレッジは、障害者総合支援法に基づく就労支援事業の一つなので、最低0円の自己負担で利用することが可能です。オンライン校も開校中!2020年の4月から新型コロナウイルス感染拡大に伴い、現在は一時的な措置として、「会計、英会話、マーケティング、ライティング」などの講座をオンラインで実施しています。オンライン校ではリモートワーク体験の機会を設けているそうです。Webメディアの記事翻訳や記事執筆、SEO記事の作成、HTMLのコーディングなどのリモートワーク体験ができます。D×Pがオンライン相談で出会った10代に実施したアンケートによると、在宅ワークに興味がある人は回答者の約52.5%でした。これから広がっていきそうな働き方を体験してみる!いい機会になるかもしれないですね。またオンライン会議アプリのZoomを利用して今日の目標やお互いの悩みを話す「朝活」の時間を毎朝設けています。当事者同士で、安心して悩みを共有できる場になっています。ビジネスカレッジは設立して1年弱ですが、利用者の中には卒業してエンジニアとして就職した人や公益法人に就職した人、クラウドファンディングのサポートをしている人がいるそうです。webメディア「Puente」にて、キズキビジネスカレッジ事業責任者・林田絵美さんのインタビュー記事が掲載されています!「うつ」や「発達障害」などを専門とする就労移行支援事業所。多様なプログラムを提供する、キズキビジネスカレッジの想いとはD×Pが出会う10代の中でも発達障害があっての相談や、朝起きるのが苦手で働けるか不安の声を聞くことがあります。キズキさんのサービスに丁寧につないでいったり、知見をお借りして相談者をサポートができるようになっていけたらいいなと思っています。
こんにちは。キズキグループ代表の安田です。キズキは、中退・不登校の方のための塾(キズキ共育塾)、低所得世帯の支援、うつ病・発達障害の方のためのビジネススクール(キズキビジネスカレッジ)、政策提言(スタディクーポン・少年院支援)などの事業を、株式会社・NPO法人の2つの法人で行っています。今回は、キズキの受益者の方々における「コロナの影響」について、お話ししたいと思います。■キズキが実感したコロナの影響についてコロナの影響がはっきりと見え始めたのは、4月の始めごろからです。私たちが運営するキズキ共育塾の生徒さんから、「家計の事情で休塾したい」という相談が多数寄せられるようになりました。キズキ共育塾は、生徒さんから授業料をいただいています。そのため、コロナによる家計の影響がダイレクトに出るのです。また、弊社が直面したコロナの影響は「キズキ共育塾」だけでなく、「キズキビジネスカレッジ」にも現れました。緊急事態宣言以降、多くの企業で就職説明会が延期になりました。そんな延期の一報を聞いたキズキビジネスカレッジの利用者さんからは、「この先、無事に就職活動ができるのだろうか」と、不安の声も上がっています。(こちらは6月以降、徐々に開催されるようになりましたが、コロナの第2波の影響もささやかれていることから、予断を許さない状況だとは思っています)■コロナの影響は行政との連携事業にも変化をもたらしましたそして、これまでキズキが行政と連携して行ってきた、低所得世帯のご支援についても、各自治体の判断で休止となりました。キズキがご支援している低所得世帯のご家庭には、精神疾患・発達障害などを抱えて、悩んでいる方も多くいらっしゃいます。かつてのように「直接・対面で」支援することが難しい中で何が必要とされているのか見えづらい日々が続きました。■キズキが行う支援についてキズキが自治体から委託を受けて行っている低所得者世帯の支援は、大きく分けて二種類のタイプがあります。・家庭訪問型支援東京都足立区、渋谷区、八王子市、大阪市大正区などの自治体から委託を受け、家庭に直接訪問し、学習支援、またはその他必要な支援を行っています。コロナの影響により、各家庭への訪問ができなくなりましたが、先週から徐々に支援を再開しています。・会場型支援公民館等で子どもたちの学習支援を行っています。もちろん学習指導だけでなく、子ども達の生活の課題を発見し、自治体と共に解決策を考えることが私たちの役割です。こちらは、神奈川県川崎市、大阪府吹田市、大阪市住吉区、阿倍野区、淀川区などから委託を受けています。コロナの影響が徐々に収まりつつあっても、「公民館の使用停止」を継続している自治体については、未だ事業を再開できていません。■最後にここまでお伝えしたように、コロナはキズキが普段支援している方々の一部に影響を与えています。 「塾の授業料が払えない」「就職説明会が延期となった」「行政の低所得者支援も一部止まってしまった」 そう言った話を一つ一つ拾い、コロナによる影響をより詳細に明らかにしていきたいと思っています。
こんにちは! D×P広報スタッフの熊井です。#働くを取り戻すのクラウドファンディングは3団体で実施しています。3団体がどんな人をサポートしているか?第二弾として「育て上げネット」についてお伝えします!【サポート対象者】育て上げネットでは、さまざまな理由により「働く」こと、「働き続ける」ことが難しい若者を就労支援という枠組みをベースに支援しています。社会参加から始めたい、居場所がほしいという若者もいます。家族支援の「結(ゆい)」を通じて、まずはご家族がご相談に来られることをきっかけに若者と出会えたり、高校や少年院のような教育機関から紹介されてくる若者もいます。もちろん、私たちのところに直接足を運んでくれる若者、まずはオンライン相談やSNSから関係を作りたいという若者もいます。【サポート内容】これまでは主に対面をベースにした施設型でした。学校のようなイメージで、ご自身のペースに合わせて少しずつ通いながら、その人に合った「働く」に向かって一緒に歩みます。地域での活動、心理士やキャリアカウンセラーによる面談、プログラミングなどITスキルを身に付ける機会も提供しています。特徴的なのは、これまで多くの若者が「働く」と「働き続ける」を実現しています。私たちのところから企業などに採用され、その真摯な対応や仕事が認められると、「同じようによい若者がいたら、ぜひ出会いの機会をくださいね」と企業から依頼が来ます。そのような過去にさまざまな経験をした若者を採用し、その努力を認めてくれた若者に理解ある企業との職場見学やインターンシップの機会がたくさんあります。しかし、寄付などによって支援にかかる費用を無料にできても、交通費をお支払いさせていただいても、施設型の限界はそこに通うことができる距離や心身状態であるかに左右されます。これまでも一部オンラインで支援プログラムを開いていましたが、新型コロナウイルスにより、外出することが困難になりました。それを受けて、私たちは多くの支援プログラムをオンラインで受講できるように形を整え、若者たちの「働く」と「働き続ける」を支え、そして #働くを取り戻す ことにも貢献したいと思っています。【力を入れていること】育て上げネットでは、若者に「働き方」の選択肢を増やす機会作りに力を入れています。多くの若者は、「働き方」を就職すること、つまり、雇われること一択で考えています。それは無理もないことで、何となく成長するなかで目にする「働き方」の多くは、どこかひとつの会社や組織に属しながら、そこからの給与で生活をするものだからです。しかし、いまは副業/複業も珍しくなく、自分が役に立つことや、自分が好きなことを、ひとつの形にして、インターネットを通じて誰かに届けるような「働き方」もたくさん出てきました。写真を撮る、絵を描く、ファッションアクセサリーを作る、動画に字幕を付ける、そんな自宅で空いた時間、自分の身体が無理なく動く自分のタイミングでやれること、それを小さな「働き方」として捉えることができます。若者が多くの選択肢を持つことで、若者が自分に合った選択肢を組み合わせ、自分に合った「働く」を一緒に考え、応援することが私たちの活動の柱になっていこうとしています。例えば、イラストや絵を描くのが好きな若者に向けてこんな動画を作成し、それを視聴しながら一緒にやってみたり例えば、写真を撮るのが好き、自宅の何気な風景ならスマホで撮影できるよ、という若者にはこんな動画を作りました。これを一緒に観ながらちょっとやってみるを支えます。他者との会話、コミュニケーションがとても苦手だった若者がいました。働けるようになりたいと思っていましたが、人と話をすることが極端に苦手なため、就職活動よりも、支援プログラムを選ばれました。その若者には得意なことがありました。それはピアスやイアリングをハンドメイドで作ることでした。それを仕事にしようなんて思いもせず、また、普通に大人に相談したら、そんな趣味が(安定した)仕事につながることはレアケースだ、となるかもしれません。確かに、ハンドメイド作品を作るという意味で、正社員や安定した給与を貰える企業に就職を、となったら難しいかもしれません。それでも私たちは、一緒に話し合い、その若者の作品をオンラインのフリマ市場で売ってみることにしました。するといくつかの出品は翌日にはソールドアウトしてました。一つひとつの商品は決して高くはないですが、安くもないものです。自分の好きなことが、誰かに喜んでもらえる。そして、それが自分の「働き方」の一つになる。そんなことに気が付いたようです。その若者はこう考えました。ハンドメイド作品の販売は続けながら、自分を安定させる。そして、収入の安定を確保するため、アルバイトから働いていけるようになる。いま、週3日ほど若者に理解のある、育て上げネットとつながりある企業で働きながら、ハンドメイドの作品を販売しています。育て上げネットの活動にもかかわり、手伝ってくれます。正社員を目指すこと、アルバイトから始めたいのであれば、私たちはそれを応援します。それ以外の「働き方」もチャレンジしてみたいのであれば、それも応援します。そして、コロナの影響で自宅から出ることが簡単でない若者がいれば、私たちは応援させていただきます。
こんにちは!認定NPO法人D×Pの熊井です。3団体の代表が集い、代表作成会議を実施しました。今回の配信では「今後の情勢の予測・連携の具体的イメージ」について語っています。アーカイブでも視聴いただけます!今回一緒にクラウドファンディングを実施している3団体は、サポートの対象者や、支援の内容が少しずつ違います。連携することによって、自団体だけでは出来なかったことができるようになります。D×Pがサポートしている生徒が、育て上げネットさんのWord・Excelの講座を受けていたりと既に連携が始まっていっています。作戦会議の中ではこんなことが一緒にできるんじゃないか!と新しい案も出てきました。各団体でアンケート実施若者の困難な状況や、どんな影響が出ているのかなど、定量的に状況を把握して公開Cash For Workのようなプロジェクト実施現金だけを給付するのではなく、例えば公園の掃除をするなど雇用も作ります。賃金を支払いながら自立を支援していきます。この先どんな社会になるのか見えづらい中、状況に合わせて今必要なことを3団体で実施していきます!