2018/05/03 09:39

メープルシロップを作るために、大沼では、イタヤカエデというカエデの木から樹液を採取しています。

 

 イタヤカエデは、私が産まれ育った愛知県では標高1,000m以上のブナ林に生えていましたが、道南の大沼では平地に生えています。

 4月後半に芽吹き、開き立ての葉は少し赤く、開葉直後に咲く花も赤いので、春紅葉といって春の山を彩ります。

 

 大沼では、イタヤカエデは、ミズナラ、エゾヤマザクラ、ホオノキなどの様々な落葉広葉樹と一緒に森に生えています。そのため、樹液を採取するために、森の中を広く歩き回ります。

 メープルの森での森づくりは、ルート整備から始めました。樹液採取する木付近の危険木の除去などです。

 

切った木の材は、薪にして、樹液を煮詰める時のメープル薪ボイラーを稼働する時に使います。少しずつ、人が入るのに安全な森を目指して整備しています。