2014/11/03 14:12
「イワナの名人」として日テレ「満天青空レストラン」で
今年9月、全国デビューした鈴山ファミリー。あの宮川大輔が絶賛したのが「イケメンいわなの燻製・小坂スモーク」。その鈴山さんのこだわり後半です。
(3)川に魚を増やしたい
魚をたくさん増やすために、生け簀や篭の中などで魚の子どもを育てて、大きくしてから収穫する。これが「養殖」やね。
「養殖」をするための子どもをまず作ること、これを「種苗(しゅびょう)生産」といいます。以前なら5万匹ほどしかつくれなかったものを、「種苗生産」をはじめて一年目から30万匹、2年目は60~70万匹という実績を上げることができた。知識や技術があれば、そういうことが可能になるんです。
「養殖」は、商売として育てた魚を売るってことが前提。
その一方で「増殖」というのは、川に魚を増やすことが目的。「川に魚を増やしたい」という思いはずっと持っとる。そのためには、養殖でぬくぬくと育った魚を放流するよりも、天然に近い、自分で生きられる魚を放った方が増えるんじゃないかって。 天然に近い魚をつくるには、極力、人間の手を加えないに限る。自然に放っておくのが一番なんじゃないかって。虫が来たり、池の藻を食べたり。そうしたら自然に淘汰されていく魚もいるだろうけれど、それもひとつの方法やなと。
(4)「川魚は臭い」なんてウソ
「川に魚を増やしたい」という一方で、「安全でおいしい魚をたくさんの人に食べてもらいたい」という思いもあるんや。川魚を知ってもらって、本当に美味しいもんやっていうのを、もっともっと広めたい。
うちでは、天然に近い魚を育てて出荷しているよ。味も違うよ。絶対にうちの魚でないとダメ、と言ってくださる料理屋さん、取引先もあるもの。
みんな「川魚は臭い」とか言われるけれども、それは絶対違うんやって。
小坂はまずは水が違う。PHが酸性で、植林もあんまりしていないし。水がきれいだから、魚の臭みもないんやよ。美味しさは、水のきれいさに比例するんじゃないかな。もっとも、要因はひとつだけじゃないだろうけど、あとは魚に聞いてみるしかないでね。だからずっと魚を観察してるよ。
(5)本当においしい魚を、消費者に広めたい
健康な魚っていうのは、元気に泳いでおればそれで健康だということではなく、ヒレがしっかりしていることと、それに顔がいいこと。品がある顔っていうのがあるんです。
天然に近い顔っていうのは、目玉がでかい。魚の成長は、歯と目玉で見るんだけれども、養殖では体をどんどん大きくさせるので、目玉が不自然に小さくて、体の成長についていってない。魚を見れば、「あ、これは養殖で短期間に大きくなったやつやな」って分かる。やっぱり、じわりじわりと時間をかけて育った魚は美味しいんやて。
だけど、いくらいい魚を作っても、消費者が知らなかったら食べてもらえんからね。
山奥でこつこつと魚をつくってきたけれども、それだけではいかんなと思って。いいものは、どんどんアピールして、みんなに知ってもらわなきゃいかんと。
「川魚の美味しさを知ろう」体験会を開くのもいいかもね!
アマゴでもイワナでも、開いて塩水につけて天日干しすると絶対に美味しいよ。夏場だったら2~3時間でできる。それを焼いて食べたら美味しいよ!
あと、小坂でしか食べられない刺身とか。3枚におろすやり方も教えてね。体験学習として、すごく楽しい内容になると思うね!
要チェック→「満天青空レストラン」小坂スモーク撮影ブログ!!
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