2019/05/05 08:27

民泊の使い方_宿泊+αで使う方法

 

「かさでらのまちビル再生プロジェクト」の第2弾として夏頃に工事が始まり、10月1日のオープンを目指している『Casa de la(仮)』

民泊というと、住宅を貸し出して泊まれる施設にしたところでしょ?と真っ先に思い浮かびます。今回、私たちが考えているのは、泊まれる施設という使い方だけのものではなく、笠寺観音商店街にあるという特徴を活かした、まちとつながることを見据えた「使える民泊」です!

私たちが目指している民泊の姿をちらっとご紹介します!

※本クラウドファンディングにも一部のコースに民泊利用券が含まれています

 

1. もともとスナックだった場所を住宅に!?その前は実は...

「かさでらのまちビル」はこの頃オープンした地下1階の食堂部分も含めてスナックやバーが7店舗入った商業ビルでした。これは今から29年前のこと。しかし、ビルができた当初はもう少しさかのぼります。では、30年前はどんな用途のビルだったのか?駅前の商業地域、商店街、というヒントがあればお分かりになる方もいるかもしれません。答えは、住宅も入った複合ビルでした。商店街では地上階に店舗、上階に住宅としているケースが多いためです。どんなお店が入っていたのかは分かりませんが、約50m2の住宅と事務所、店舗が混在したビルだったのです。今回のプロジェクトで民泊を行うフロアは住宅でした。なので、蛙の子は蛙。30年ぶりに住宅という姿に戻ることになります。

 

2. まずは用途変更をして住宅になり、民泊として貸し出しを始めます。

さてそんな『Casa de la(仮)』ですが、今はまだ "店舗" の状態です。民泊として貸し出すには "住宅" への用途変更が必要です。そして一時期ではありますが住居利用をしてから民泊としての備品などを揃え、10月1日のオープンを目指すというわけです。

 

3. 民泊の営業日数って知ってる!?

民泊に関する法律や制度が定められている2018年6月から施行された「住宅民宿事業法」によると、年間提供日数180日(泊)以内とされています。つまり、1年間のうち、宿泊施設としての貸し出しは年間提供日数の180日のみに限定されてしまうわけです。この180日という日数を有効利用するために、”ただ泊まれるだけ"を目的とするのはあまりに残念です。この『180日』利用こそが、私たちが「かさでらのまちビル再生プロジェクト」のまちづくりの一環として民泊を最大限活用したいと考えていたビジョンと合致するものだったのです。

 

4. 宿泊以外の利用を考えました!

それはどんなビジョンかというと...。"泊" を主軸に "使" の用途を増やすということ。1階のドミトリー部分の活用方法について具体的なイメージ画像と共に紹介します!

 

使うイメージ その1:発表の場として使う

 

お稽古事の発表、個展の開催、演芸や公演、ミニシアターとしての利用では宿泊利用ですので夜通しフィルム上映会などの楽しそうな企画も宿泊者さんに提供したり、持込いただけます。いよいよ来年に迫ったTOKYO Olympicをプロジェクターで壁に投影して大画面で鑑賞する!なんていう楽しそうなことも企画できそうです。

 

使うイメージ その2:お稽古の場として使う

  お稽古事や製作場所として少人数から手軽に利用できる貸しスペースのようにも活用できます。宿泊利用となりますので、企画の方向性は様々です。例えば、備え付けのミニキッチンを利用したの生活習慣改善1日合宿などの利用もありそうです。

 

使うイメージ その3:パーティや会合の場として使う

宿泊利用付きの個人的な活用も大歓迎!ミニキッチンとバーカウンターを備え付けたスペースを気軽に楽しんでいただけます。座敷スペースも備えているので、周囲の目を気にすることなく、お子さん同伴のママ友会やプチ同窓会などに最適です。

 

使うイメージ その3:パーティや会合の場として使う

  宿泊利用にプラスして各種セミナーや会議など、広めのレンタルスペースとしての活用も想定できます。宿泊利用となるので研修合宿などにも最適です。会議が煮詰まったら、気分展開に地下1階のシェア食堂「かさでらのまち食堂」に足を伸ばしたり、笠寺観音商店街のレトロな喫茶店に繰り出したり、尾張四観音のひとつである笠寺観音界隈まで散歩したり、いつもと違う環境で行う会議で一味違うアイデアが閃くかもしれません。

 

"使い方" と "まちとのつながり" は利用者の数だけ無限大!

ここまで4つのパターンで使い方イメージを紹介しましたが、私たちが想定したもの以外の使うパターンが出てくることを楽しみにしています。そして様々な活用をしていただく中で、商店街とのつながり、まちとのつながりが生まれ、まちの人にとっては、それが小さな日常の変化だったり小さな発見につながること、利用者にとっては、「かさでらのまちビル」で思い思いの時を過ごしてもらい、まちを知ってもらえたら、そして、まちの人と利用者とがお互いに興味をもって親睦を深めることができたら素敵だなと夢見ています。