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ひとりぼっち救済!「絵本・ジュエルっ子物語」の『対話型原画展』を全国へ

答え探しがクセになっている少女と、自分の性別に疑問を持つジュエルっ子が出会う『絵本・ジュエルっ子物語』。誰の心にも何かしらの共感を与える物語で、もう誰もひとりぼっちになんてさせない。作者が読者と対話する『対話型原画展』を全国へ送り出そう!

現在の支援総額

622,000

124%

目標金額は500,000円

支援者数

100

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/06/01に募集を開始し、 100人の支援により 622,000円の資金を集め、 2016/07/17に募集を終了しました

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ひとりぼっち救済!「絵本・ジュエルっ子物語」の『対話型原画展』を全国へ

現在の支援総額

622,000

124%達成

終了

目標金額500,000

支援者数100

このプロジェクトは、2016/06/01に募集を開始し、 100人の支援により 622,000円の資金を集め、 2016/07/17に募集を終了しました

答え探しがクセになっている少女と、自分の性別に疑問を持つジュエルっ子が出会う『絵本・ジュエルっ子物語』。誰の心にも何かしらの共感を与える物語で、もう誰もひとりぼっちになんてさせない。作者が読者と対話する『対話型原画展』を全国へ送り出そう!

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濱田アキよりお送りします。
『ジュエルっ子プロジェクト』は、海外からもご支援をいただいています。
今日は、濱田家の結婚生活に多大なるサポートをくださっている方をご紹介したいと思います。
つまり、この方との出会いがなければ、『絵本・ジュエルっ子物語』も生まれていなかったかも知れません。
 
カナダ(バンクーバー)で同性婚をされたいカップル様をお手伝い  クゥィアーによるクゥィアーのためのウェディングプランナー
こちらのプランナーあきさん&こんさんも同性婚をされたカップル様です。
特にあきさんとは、同じ名前を持つご縁もあり、深い結びつきを感じずにはいられません。

私と夫(当時は女性同士)は、2008年6月22日(日本時間では23日)に、Happy Day Weddings様のサポートの元、バンクーバーで同性婚をしました。
私たちが結婚したカナダ・ブリティッシュコロンビア州では、カナダ国籍・カナダ在住でなくても、所定の手続きを踏めば性別に関係なく法律で伴侶と認められます。(日本では何の効力もありません)
だからと言って、私たちは、どこの国でもいいから同性婚をしたかったわけではありません。
私は夫と出会うずっと前から、必ずHappy Day Weddings様の元で結婚したい希望を持っていました。

それは、サイトの文章に惹かれたからでした。
 
(「ABOUT US」より引用)
付き合い始め、ともに暮らすようになって、育んでいった強い想いと愛情は、生きる事の美しさと幸せ、そしてセクシュアリティーについて多くを教えてくれました。
(中略)
結婚式当日には、初夏の晴天のもと、大きな感動とセレモニーという儀式の持つ不思議な力を二人して実感する事となりました。それは、カムアウトで疲れた家族との関係も、優しく包んでしまう程ポジティブなエネルギーで、私達の想像も及ばなかった「いい事」が沢山起こったのです。
(引用ここまで)
 
私は、このような体験がしたかったのです。
結婚の歓び、それ以上に疲れ切った心の癒しを求めていたのだと思います。

私は、自分が異性も同性も恋愛対象となることに葛藤や疑問はありませんでした。
むしろ私にとっては、異性だけを選んで恋愛することの方が複雑で難しいのです。
しかし社会の中で天真爛漫にこのことを表現してしまうと弊害が多いため、私は次第に人間関係で細心の注意を払うようになりました。
 
驚かせないように。
怖がらせないように。
気持ち悪がられないように。
気を遣わせないように。
また、自分が攻撃されないように。
歓びの表現、夢の表現、抑えて抑えて。
あまり自分を出し過ぎないように。
 
私は人と接することが大好きです。
しかし、その大好きであるはずの人間関係が、私を不自由にします。
「ただ社会で生きて行く」ということが、私に大きな疲労をもたらしました。
だから、疲労感をまるごとひっくり返すことができるような体験を求めていたのだと思います。
Happy Day Weddings様に出会った時に、この複雑な心境を分かち合える気がして、とても嬉しかったのです。
 
念願のHappy Day Weddings様での結婚。
バンクーバーに着き、歓びの中で最初に交わした言葉は「ここは同性婚が認められています。しかし、同性愛嫌悪も当たり前のごとくあります」ということでした。
私と夫は、全てを承知してしっかりとうなずきました。
大きな痛みと大きな歓びの同居。
ここに来ても、心が引き裂かれる思い。
でも、今回は独りでもないし私と夫2人だけでもない。痛みと歓びを分かち合える人が4人集っている。(実際は、日本からも親しいカップル様が駆けつけてくださって6人でした)
 
この世界のどこかに、痛みから目を背けず一緒に歩いて行ける友人がいることの心強さ。

私は結婚式の中で、「ひとりぼっちにならない。ふたりぼっちにもならない。友人に助けてもらうことによって、どんな局面であろうと新しい人生の扉を開いて行く」ことを誓いました。

「Welcom!」愛し合う者同士に当たり前に与えられる結婚のセレモニー
 
 
私には、既存の道より新しく開く道に強い興味があるのです。
私は、「幸せ」に厳しくありたい思います。
私たちは、自分の新しい道を切り開く必要があります。
 
それは私たちセクシャルマイノリティだけに当てはまるわけではないと感じます。
何らかの生き辛さを感じたのだとすれば、自分でオリジナルの道を開く必要があるのかも知れません。

でも私たちは、その過程があまりにも真っ暗なので、時には自分の手で人生を断ち切る道を選んでしまうこともあります。
 
私は、ここの部分に取り組みたいと長年思っていました。

『ジュエルっ子プロジェクト』には、大きな力はありません。
でも、今日の心の重みを1グラムだけ軽くすることはできるかも知れません。
 
がんじがらめで動けない状態から1グラムの重荷を取り除くと、人は何とか生き延びることができます。
一日一日命をつなぐと、考え、出会い、答えを導き出すチャンスが増えて行きます。
 
今日の命をただただ明日につなげるためだけの活動。
それは、決してセクシャルマイノリティの分野だけではないでしょう。
だから『ジュエルっ子プロジェクト』は、様々な分野の方からご支援をいただいています。
 
後日談ですが・・・
バンクーバーで結婚をした私たちは、夫の性別変更を経て2013年6月23日に日本で婚姻しました。
夫の性別変更は、私自身のセクシャリティを大きく揺るがし、私自身の存在が危うくなった時期もありました。
その時ももちろんHappy Day Weddings様には援助をもらっていました。
 痛みと歓びを分かち合える友人は、表面上の状況がどのように変化したとしてもずっとつながっていられます。
 私は、セクシャルマイノリティ分野にどっぷりと浸かりながらも(歓びの源ですから)、表面上の状況にこだわらない人間関係を創ることに力を入れています。
 
 
 

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