短い期間に、いろんな方からのご支援をいただいています。そのどれもが、私たちにたくさんの勇気とたくさんのエネルギーを与えてくれるものです。ありがとうございます。 　その中のお一人は、海外から、私たちの活動が末永く続きますようにと、ご支援をいただきました。この地区での活動は、実に１０年以上になります。たくさんの出会いがあり、今でも交流が続いています。 　より多くの方に、この活動を知っていただくのも、今回このクラウドファウンディングにチャレンジした大きな目的でもあります。 多くの方の目に触れることで、広がる活動の輪から作り出される、思いもかけないような化学反応に、実行委員一同わくわくしています。 　これからも、たくさんの方たちとの出会いを大切に、絆を作り続けていきたいと願っています。

日本が「好き」というレベルを超えて「大好き」のまたそれ以上。雑誌やＴＶを観て、すでに日本のいろんなことを知ってはいるものの、初めて日本に来る娘にとっては何もかもが新発見。   彼女たちにとって楽しすぎる毎日をいっしょに生活しているとこっちまでが楽しくなってくる。ただ、そこに過剰な接待は禁物。　ありのまま、普段の生活を彼女たちも望んでいるので、お買い物も100円SHOPや近くのパン屋さんやお菓子屋さんの方がよい。   普段の生活のなかで、あたりまえの会話や行動にも彼女にとっては不思議な疑問になることも多々ある。ひとつひとつ丁寧に応えていると、普段の自分たちの生活のなかにも、日本のちょっとした文化やライフスタイルなどが見えてくる。　また、それらに自分たちも気づかせてくれる。   また、それは住んでいる大牟田についてもそう。なぜ大牟田はこうなんだろう、ああなんだろうと地元への新発見もあったりする。   普通の観光では観えてこない、また会話無しでは知ることもできないことが彼女たちにはできる。そんな貴重な体験をいっしょにできることは彼女たちにとってはもちろんホストファミリーとして受け入れる私たちにとっても、特に子供のいる家庭なら、充実した１週間を共にすることができる。   まるで家族がひとり増えたかのような。    

　日本の伝統文化、その一つの刀。   熊本県荒尾市にある「松永日本刀剣鍛錬所」では、刀を作る場面だけでなく、体験することも出来るんです。 　松永さんは日本刀による斬試（ざんし）と武士道を教える「小岱流斬試流」の創設者でもあり、海外の支部でも多くの門下生が学んでいます。もちろん、ここ松永日本刀鍛錬所でも真剣を手にしてロールさせた畳を斬試できます。精神を集中させ日本刀を持ち構えるとき、かつての戦国時代の空気感を感じたような気がしました。　私たち日本人ですらなかなか経験できない刀鍛冶と斬試の世界です。ワールドキャンパスの彼ら彼女らが伝統的な日本文化に触れ世界観を広げるその瞬間を一緒に経験されてみませんか。

私達の活動のもう一つの大切な目的、それは日本の伝統文化を世界に向けて発信することです。   毎年ワールドキャンパスのメンバー達にも大人気で一生忘れられない経験のひとつとなっているその場所は荒尾市にある「松永日本刀剣鍛錬所」です。　ここでは刀匠・松永源六郎さんが有明海の砂浜から砂鉄を集め、日本古来のたたら製鉄法によって1400度の高温の中で玉鋼という鉄の塊を作り、それを叩き伸ばしながら何度も折り返し鍛錬していくことで万を超える層を持った日本刀が作られていきます。それが世界に類を見ない日本刀の強靭さと見た目に美しい刃文（はもん）を生み出すのです。鉄は熱いうちに打てと言われることわざの所以を私自身も実際に鋼を打つことで体感し納得できたことは鮮烈な記憶として残っています。 　こんなにも素晴らしい、日本が世界に誇るべき伝統文化が身近にあることを、改めて発見するのもこの活動の魅力の一つです。 　海外からきた若者たちに、この素晴らしさを伝えて、母国に持ち帰り広めてもらう、大きな目的でもあります。     　

 たくさんの子供達との出会いがある小学校への訪問。子供達は、初めて見る、名前を聞いたこともない様な国から来たいろんな国からの若者達に、ワクワクドキドキ。でも、しばらくすると直ぐに仲良しです。 肌の色が違っても、目の色が違っても、話す言葉が違っても、気持ちは通じる事、それから、いろんな価値観がある事を感じて欲しいのです。    世界は広い事を、心の片隅に置いて、いつか思い出して欲しいのです。活躍の場は、日本だけじゃない。無限に広がっています。