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近江八幡旧市街地に、赤ちゃんの授乳もできる<みんなの休憩室>をつくろう!

「近江八幡旧市街地の街歩きを楽しみたいけれど、おむつ替えや授乳のできる場所が少ないので子連れではなかなか行きにくい…」そんな声をもとに、赤ちゃんの授乳もできる<みんなの休憩室>を、近江八幡の旧市街地にある「食堂ヤポネシア」の中につくります。

現在の支援総額

796,000

66%

目標金額は1,200,000円

支援者数

123

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/06/06に募集を開始し、 123人の支援により 796,000円の資金を集め、 2019/07/18に募集を終了しました

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近江八幡旧市街地に、赤ちゃんの授乳もできる<みんなの休憩室>をつくろう!

現在の支援総額

796,000

66%達成

終了

目標金額1,200,000

支援者数123

このプロジェクトは、2019/06/06に募集を開始し、 123人の支援により 796,000円の資金を集め、 2019/07/18に募集を終了しました

「近江八幡旧市街地の街歩きを楽しみたいけれど、おむつ替えや授乳のできる場所が少ないので子連れではなかなか行きにくい…」そんな声をもとに、赤ちゃんの授乳もできる<みんなの休憩室>を、近江八幡の旧市街地にある「食堂ヤポネシア」の中につくります。

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  こんにちは。村上です。 おかげさまで、<みんなの休憩室>、改修工事が完了いたしました! 前回のレポート以降の歩みを、ご報告いたします。 壁の塗り直し いよいよ、土壁の修繕です。 土壁は、左官職人でもあり建築士でもある山下直三さん(山下直三建築デザイン事務所)にお願いしました。山下さんは日野町で、「日々の暮らしを豊かにするコト、モノを生み出し、喜びを共有できる場」da-na(ダーナ)もご夫婦で運営されています。  作業は二日間。 初日はまず、古い壁の除去から。水を吹きかけて、削っていきます。 なんども修繕を重ねた建物だけあって、部分部分で塗られ方が微妙に違うそうで、削りすぎないよう、慎重に削られていました。初日は、下地の処理をして、完了。    二日目は、上塗りです。色は、もともとは赤茶色の壁でしたが、白い方が明るく清潔感もあるだろうと、漆喰に藁を入れ、自然な風合いにしてくださいました。隅々まで、丁寧に、仕上げてくださいました。  畳の新調 壁の次は、畳です。畳は、碧いびわ湖の前身団体、環境生協の時代からお付き合いのある、彦根の高居健三さん(高居畳店)にお願いしました。  傷んだ畳を診てていただいたところ、6枚のうち5枚は、畳表だけ替えれば大丈夫とのことで、1枚のみ畳床から新調し、あと5枚は畳の表替えだけお願いしました。    お預かりいただいて約1週間。帰ってきた畳を敷き込むと、部屋一面に畳の心地よい香りが。見た目だけでなく、空気が入れ替わったように感じました。  ガラス障子の入れ替え これで完成!と言いたいところでしたが、実は縁側と和室を仕切るガラス障子が割れていました。しかも、一部にグラデーションの入ったすりガラス。    どうやって直せば良いものか…? と悩んだ末、工事で知り合ったご近所の大長材木店を訪ねて訊いてみると、「それなら、すぐそこの平尾硝子店さんなら直してくれるよ」と即答。 え、どこですか?と調べてみるとごく近所。しかも、いつもよく通っている道でした。灯台下暗しとは、まさにこのことでした。   早速、建具を持ち込んでみると、「あ、はいはい」と慣れた調子で受け取ってくださいました。すぐに、ガラスを取り外して、代わりのものの製作に。同じ寸法でガラスを切り、次に、すり加工をする機械で、同じようなグラデーションを加工。   ものの10分から20分ほどで作業は完了。流れるような仕事に、思わず見とれてしまいました。 ホームセンターのようにぱっと見てわかりやすくはないけれど、材木屋さんやガラス屋さんをはじめ、建築に関する業者さんが、今も近江八幡の旧市街地には息づいていることを実感しました。旧市街地は、「訪れるまち」でもあるけれど「暮らし、はたらくまち」でもあります。  完成を経て、いま。 その後は、部屋の仕切りをつくったり、掃除をしたり、床板を油で拭いたりと、細々とした仕上げをして、部屋は無事に、完成しました。       振り返れば、数ヶ月前、この部屋はふさいで、物置にしてしまう予定でした。   でも、工事中のある日の夕方、この部屋に差し込んだ美しい光を目にし、吹き抜けた風を肌に感じたあのときから、流れが変わり始めました。 綾さん、原さん、松岡さんとの対話、クラウドファンディングの実施、みなさまからのご支援…自分自身の、ビオトープづくりの経験や住まいづくりの経験…それらがすべて組み合わさって、この場所の実現に、つながりました。   そのことに、あらためて、奇跡のような静かな感動と、感謝を感じています。   いよいよ明日、オープンを迎えます。(案内はこちらのレポートを御覧ください) 「旧市街地の、食堂の中にある、<みんなの>休憩室」という存在は、まだ新しく、ちょっとわかりにくい。だから、街中で広く認知されるまでは、少し時間もかかるかもしれません。   でも、この場には、多くの方々の想いが注がれています。単なる「機能」だけではない、目には見えない人の輪の「温もり」のようなものが、たしかにあると思います。 だから、その温もりに誘われて色んな人が自ずと集まってきてくださり、この場も自ずと育っていく、と感じています。   これからもいろんな事があると思いますが、仲間とともに、ご支援くださった皆さん、この街で働き暮らすみなさん、そしてこの場所を訪れるみなさんと共に、この場を温かく守り育てていけることを、楽しみにしています。 <みんなの休憩室>の誕生を支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました! そしてこれからも、この場が街の中で息づき、愛される場所であるよう、引き続きご協力を賜りますよう、よろしくおねがいいたします。 


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プロジェクト終了後は、<みんなの休憩室>のオープン準備に並行して、みなさまにお送りする返礼品作りに勤しんでいました。8月7日(水)に発送しましたので、8日(木)には到着している方もいらっしゃるかと思います。 ここで返礼品の紹介と、封入作業風景をお伝えします。 「みんなでつくるコトノマ」オリジナルお礼カードはせっかくの可愛いロゴなので、普通の印刷屋さんにお願いするのではなく、レトロ印刷JAMさんにお願いすることにしました。真っ白な厚紙に可愛く印刷してもらえました。少しずれたりかすれて印刷されているのがとても可愛いです。 食堂ヤポネシアのご近所でレザーアイテムの製造販売をされているCogocoroさん特製のオリジナルチャームも仕上がりました。チャームのワイヤーの色はオレンジ、赤、青、シルバーの4種類ありますが、どの色が届くかはお楽しみに。 食堂ヤポネシアでお使いいただけるリターン用の飲食チケットは、碧いびわ湖でも取り扱っているkikitoペーパーの名刺用紙を使いました。kikitoペーパーは間伐材や小径木からつくられており、売上金の一部は「びわ湖の森」を元気にする協力金として使われます。(挨拶文書に使用しているコピー用紙もkikitoペーパーを使用しています。) kikitoのWEBサイトより チケット一枚一枚にコトノマのハンコを押しています。このハンコ、前日に思いついて、わたし(はら)が消しゴムで彫りました。挨拶文書にも一枚一枚押しています。手作り感満載のリターン品になりました。 カード用の透明袋にお礼カードと各チケット、食堂ヤポネシアのショップカードも入れさせていただきました。ちなみに、みんなでつくるコトノマのロゴマークは、食堂ヤポネシアのロゴマークのデザインもされた、野洲のデザイン事務所AMATAさんに依頼しています。 返礼品のうち、50000円のコースである「「ショップマドレ」の近江八幡&琵琶湖スペシャルセット」は9月中の発送を予定しています。 <みんなの休憩室>オープンのご案内 オープンに向けて準備して参りました<みんなの休憩室>ですが、この度2019年8月27日(火)に運用を開始することになりました。初日はオープンイベントとしてプロジェクトメンバーも在室し、にぎやかな会にする予定です。食堂ヤポネシアも営業しておりますので、お食事やお飲み物もお楽しみいただけます。皆様のご来訪をメンバー一同、心よりお待ちしています! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日 時:2019年8月27日(火)11時〜15時 会 場:食堂ヤポネシア<みんなの休憩室> ※お店の駐車場はございませんが、オープン当日のみご厚意で酒遊舘さんの駐車場をお貸しいただけることになりました。(酒遊舘さんは夏季休業中)満車の場合は近隣の観光駐車場やコインパーキングをご利用いただきますようお願い申し上げます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (はら)  


一夜明けて、食堂ヤポネシアのランチタイム終了のタイミングで、プロジェクト終了後、メンバー全員集まって初の打ち合わせをしました。 まずは、ズラっと並んだご支援いただいた方のリストを見ながら、本当にたくさんの方にご支援とご協力をいただいたなぁ・・・・としみじみと感じ入るメンバー。 これまで何度も打ち合わせを重ね、目標金額の120万ご支援いただく!つもりでやってきましたが、半ばは正直、挫けそうになることもありました。しかし、最終日から2日前の追い上げは凄まじいもので、最終的には169人の方から1,114,000円のご支援をいただくことができました。本当にありがとうございます! 今後は、このご支援とご協力を糧に、旧市街地の食堂の中にある<みんなの休憩室>という「場」を、いかに使いやすく、心地よくみなさんに使っていただけるかを考え、グランドオープンまでに作り上げていきたいと思います。 今日決まった、これからの動きについて大事なことをお伝えします。 ①リターンの発送時期について これからリターンの作成に取り掛かります。予定通り8月中には発送いたしますので、今しばらくお待ちください。 なお、「「ショップマドレ」の近江八幡&琵琶湖スペシャルセット」につきましては、10月に発送予定です。 ②<みんなの休憩室>のオープンついて 当初予定ではグランドオープンは8月初旬としていましたが、諸事情を勘案し、8月末頃とさせていただきます。オープンの際には、わたしたちやご支援ご協力いただいた方が交流できるイベントも開催したいと考えています。決まり次第、こちらのレポートなどでお知らせいたしますのでお楽しみに! ※同じく、お試しオープンも7月末予定としておりましたが、工事などの状況を見て再検討したいと思います。 ※<みんなの休憩室>への見学は食堂ヤポネシア開店時間中は可能です。スタッフにその旨お申し出ください。   また、今回のプロジェクトは7月18日をもって終了いたしましたが、もし「支援しようと思っていたのに、忘れていた!」「終わっていた!」という方がいらっしゃいましたら、食堂ヤポネシアでの直接のご支援は継続して受け付けています。スタッフにお声がけください。 「造作日記」も含め、経過報告はこれまでと変わらず、こちらのレポートやFacebookで投稿していきます。ぜひこれからも<みんなの休憩室>が作り上げられていく工程を見守ってください。どうぞよろしくお願いします。 (はら)


おはようございます。村上です。昨日を持って、クラウドファンディングが終了いたしました。現金でのご支援と合わせて、169人の方々から、1,114,000円をお寄せいただくことができました。ご支援、ご協力くださったみなさまに、心より感謝申し上げます。   目標額には達しておりませんが、今後、現金や銀行振込でのご支援を申し出てくださっている方もあり、プロジェクトは計画通り進められる予定です。 そして何よりも、みなさまお一人お一人がお寄せくださった、温かいお気持ちが、私たちがプロジェクトを前に進めていく力になっています。 今後の予定等につきましては、これから、プロジェクトメンバーで集まって相談をしたのち、ご報告いたします。今しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。 以上とりいそぎ、心からの御礼と、ご報告まで。 この度のクラウドファンディングへのご参加とご協力、誠にありがとうございました。      


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おはようございます。村上です。 42日間のクラウドファンディングも、いよいよ最終日となりました。 今日までご参加、ご協力くださったみなさまに、あらためて心より感謝申し上げます。 ラストスパートを前に、このプロジェクトの目指すその先について、綴ります。   渡り鳥の調査から学んだこと  「みんなでつくるコトノマ」のロゴマークをご覧になられて、なぜ、鳥のカタチをしているのだろう?と思われた方はいらっしゃるでしょうか。   実はこれ、「渡り鳥」を表現しています。 私は、中学1年で野鳥と出会ってから高校2年まで、毎週日曜日に地元の湖(余呉湖)を自転車で一周し、水鳥のカウントをすることを週課にしていました。 中学生の頃。まん中が私です。   大学では、琵琶湖に渡ってくるガンの一種(オオヒシクイ)の研究をして、ロシアのカムチャツカ半島の大平原まで調査に行かせていただいたこともありました。(下写真)   その調査研究の中で学んだ大切なことが一つあります。 それは、渡り鳥の暮らしは、子育てをする場所と冬を越す場所だけでなく、渡りの途中で羽を休めたり栄養を蓄えたりする場所がいくつも必要で、そのぜんたいで成り立っているということ。だから、彼ら1羽1羽の暮らしを守るには、そのすべての場所を守ることが必要、ということです。   誰もが必要な場所を「渡り歩いて」暮らせるように ひるがえって、自分自身を見直すと、私たち人間も彼らと同じように、いろんな場所を「渡り歩いて」暮らしていることに気づきます。自分の住まいだけでなく、職場や、遊ぶ場所、あるいはほっと一人になれる場所など…。   でも、すべての人にとって、自分に必要な場所が揃っていると言えるでしょうか。   たとえば、赤ちゃんや小さなお子さん連れの人にとって。 たとえば、障害のある人にとって。 たとえば、農薬や化学物質を使わない暮らしをしたい人にとって たとえば、お金をあまり持たない人にとって。   赤ちゃんや子どもたちが休める場所。移動しにくい人も休める場所。農薬や化学物質を避けられる住まいや農地、無料で居られる場所…。 そういう場所が、地域の中に揃っているでしょうか。   上に挙げた人々は社会全体の中で「少数派」かもしれません。 でも、誰だっていつ「少数派」になるかわかりません。   どんな少数であっても、たとえ一人であっても、その人の尊厳が守られ、安心して居られる場所がある地域、それが、すべての人が「等しく安心して暮らせる社会」の基盤なのではないかと思います。   みんなにとって大切な場を、みんなでつくる  だから、食べること、眠ること、子育てをすること、遊ぶこと、学ぶこと、休むことなど、みんなにとって大切な「コト」が誰でもできる「マ」(間・場所)をつくることが、大切だと思いました。 しかも、誰か一人が孤独に担うのではなく、仲間(マ)でつくることが大切だと。   渡り鳥に話を戻しますと、彼らの暮らしを理解し守るためには、各地の湖や沼で観察している人々同士が、情報を共有し、協力することが必要になります。 連携・連帯は、手間がかかりますが、その分、地域や国境を超えて、人と人とが知り合い、協力し合う関係も生まれます。それは目に見えないけれど、とても大きな財産です(そのおかげで私も、石川、新潟、宮城、北海道、そしてロシアと、いろんな地域の人々に情報提供をいただいて研究を仕上げることができました)。   同じように、人間社会でも、誰かの暮らしを守るには、その人に関わる人どうしがつながって見守りあい、支え合うことが大切だと思います。そしてそのことを通じて、支えを必要とする人の安心だけでなく、人と人のつながりという、すべての人にとっての共有財産を育むことが大切だと。   「あってよかったと思える場(=みんなにとって大切な場)を、みんなでつくる」 こと。そのことを通じて「人と人とのつながりと信頼を育む」こと。 それが、「みんなでつくるコトノマ」の一番大切なコンセプトです。   ちなみにロゴマークの渡り鳥は、「タングラム」というパズルを使って描かれています。一つ一つ、大きさもカタチも色も違うパーツが組み合って、一つの形ができあがるさまは、一人ひとり、力も特性も違う私たちが、力を寄せあって唯一無二の形をつくるさまも表現しています。   先に続くプロジェクトも見据えて  いま、私の身の周りだけでも、新たな暮らしづくりやその核となる場づくりへの機運が、徐々に高まっています。 たとえば沖島での自給の島づくり、愛東での農的なコミュニティづくり、日野での移住促進、彦根での古民家活用など、など。   「みんなでつくるコトノマ」では、<みんなの休憩室>の一畳の"床の間"を出発点に、想いを共にしてくださるみなさまのご参加とご協力を力として、上記のような場づくりを通じ、人と人との支え合いが活性化し、誰もが安心して、自分も人も信じられる社会を育んでいこうと思います。     いよいよ最終日。 一人でも多くの方にご参加いただき、この想いを共にしてくださることを願っています。 ご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいしたします!