
とても広い敷地です!!

皆さん、こんにちは!!
今日は王手門酒造様に取材にやってきました。日南市北郷町に拠点を置くとても大きな酒蔵でした!!自社の敷地内で地元の祭りをするほど広いです(笑)
最初、事務所に辿り着けませんでした(笑)
明治28年(1895年)、日南市飫肥で創業し120年の歴史ある酒蔵さんです。平成17年、更なる焼酎作りの為に現在の北郷町に移転。門下氏による個人商店からスタートし、代表銘柄である「銀滴」が有名な酒蔵さんです。蒸留された焼酎がキラキラと輝き、その一滴一滴があまりに美しかった為に、付いた名前が「銀滴」。とてもロマンチックな名前の由来だと思いませんか?
のちに、昭和天皇が御来県の際の献上酒として選ばれることとなるこの焼酎。創業者である門川氏の意志は脈々と現在まで受け継がれています。
今なお、新しい味を求め焼酎の可能性を開拓し続けている酒蔵さんになります。
え?博物館?いえいえ、売店ですよ(笑)

さっそくご挨拶をさせて頂いて、まず案内されたのがお土産売り場でしたが、こちらはまるで博物館!!
県外にも多く出荷している酒造さんなので、焼酎の種類も豊富で眺めているだけでも楽しめました。
当店でも人気の「銀滴」!!

主力の「銀滴」(写真 下段の左)や「不阿羅王(ファラオ)」(写真 下段の右から二番目)はもちろん、他にも貴重な限定品も全てここでは購入できます!!ラベルのデザインにもこだわっていて、美しいです。
一次仕込みタンク

一次仕込みの釜になります。他の酒蔵と決定的に違うのは、仕込み中の温度を通常よりも高くし、仕込み期間を短めに設定しています。機械だけの管理に頼らず、蔵人が醗酵状況を常にチェックすることで最高のタイミングで仕上げるのだそうです。
蒸留機の内部を激写!!

酒造王手門といえば、常圧・減圧を巧みに使い分け、素材本来の旨味を引き出すことへのこだわりが有名です。例えば、この写真は蒸留された焼酎が冷却される場所になります。銘柄によっては通常よりも冷却を強めに掛けることで、焼酎の風味を変えるそうです。蒸留機は焼酎作りの中でも重要な工程の設備になります。こんな内部まで見せて頂けるのは貴重です!!
樽での長期貯蔵

ここでは焼酎をシェリー樽と樫樽の二種に詰めています。樽の種類が違えば、風味や香りの違った表情の焼酎が出来上がります。
この違いを独自のブレンドで理想の味に仕上げていく工程が最も楽しいとお話されていました。
甕貯蔵

長期貯蔵されている甕です。匂いをお伝えすることが出来ないのが残念ですが、とても華やかでフルーティーな香りです。寝かせることで焼酎の味も香りも角が取れ、柔らかくなります。
今回は特別に蓋を開けて頂けました!
最後にお話を聞かせていただけました。

「焼酎ブーム」がきた約10年前、関東など都市圏を中心に焼酎出荷が強かった酒造王手門の歴史があり、都市部の高級旅館やホテルのレストランや料亭に食中酒として選ばれている実績はさすがで、杜氏さんの目に自信が伺えました。
現在は宮崎県内向けの20度の焼酎にも力を入れており、県内のシェア獲得に意欲を燃やしておられました。
高いブレンド技術を駆使して新商品を世に送り続けています。例えば、酸味の強い”タイ米”と甘みが強い”県産米”を白麹でそれぞれに仕込んだ焼酎をブレンドした「超越」や、甘みのある”紅芋”と酸味と香りが特徴的な”あや紫”という二種類の芋を、低温長期もろみ熟成させた「牢」など、今までにない焼酎の風味を独自に表現されています。
「私たちは旨い焼酎を作り続けます。だから、お客様にとにかく一杯飲んで頂きたい。その最前線として頑張ってください!!」
そう最後に言っていただき握手をして頂きました!!
本当にありがとうございました。
王手門酒蔵の焼酎のラインナップ
(宮崎県だれやみサイトより)
http://www.dareyami.jp/brand/otemon/
会社名 株式会社 酒造王手門
住所 宮崎県日南市北郷町大藤甲898-8
電話 0987-21-7717
杜氏 高橋 重吉
文責・責任者 JapaneseRestaurantりょう 山口聡





