
皆様!こんにちは!松﨑義邦です!
今日のレポートでは、現在東京にいる私がなぜ島根で劇団を立ち上げたいのか。そしてなぜ演劇なのかをお話させていただきたいと思います。
なぜ島根で劇団を立ち上げたいのか?
それは地元である島根県で芸術文化を根付かせることによって、地域間の隔たりをなくしたいからです。
私が東京の大学で演劇を勉強したいと思った最大の理由は、「地元である島根県でもっと演劇が身近な存在にしたい」その思いから一度島根を離れ、俯瞰的に島根の芸術環境とその他地域の芸術環境について考えるためでした。
私は幼い頃から親の仕事の関係で、島根県内で多くの引越しを経験しています。
その中で感じていたのは、石見地方と出雲地方の土地上の価値観の違い、また松江市内でも橋南と橋北で、価値観の違いからできた見えない壁のようなものがあるということでした。
引越した先々で、
「石見地方の人は…」「出雲地方の人は…」
といったようなことをたくさん耳にしてきました。
歴史的に二つが別の国であったことも関係しているのかもしれません。
松江市内でも橋の南側と北側で、他人への接し方、考え方等が全く違う印象を受けました。
このことから私が危惧していることは、その二つの価値観の違いが露呈された時にぶつかりあってしまうことがある。ということです。
島根県の形状は横に長くできていたり、松江市内は川を境に二分されています。
それがお互いの地域間の交流をしづらくさせている原因のように思います。
これら二つの別々の価値観の交流を促進することは、島根で生活していく人たちにとって、新しい発見やアイデアが生まれるキッカケになるかもしれない。多様な人たちが生活する街には、また多様な人たちが集まってきます。
最近島根県で開催されている交流プロジェクトはまさに新しい出会いと価値観の交流の場となっているという話を聞きました。
まだ実際にそういった交流の場に参加させていただいたことはないのですが、地域に何か変化を起こそうとしている先人の方々、私もともに新しい場を作っていきたいです。
「島根県は人でできている」
島根県をそう言われるような場所にしていく活動を私もしていきたいと思います。
私は自分が育った島根、島根で出会えた人たちのことが大好きです。
場所、人のために自分の人生をかけていきたい。恩返しがしたい。
そのために!私は島根で芸術文化を根付かせること、演劇を身近にすることを活動の芯に置きたいと考えています。
島根では演劇をみるという文化は残念ながら根付いておりません。
演劇は自分の足を使って公演会場までいかなければみることはできません。それは島根県の人たちにとってものすごく大変なことだと思います。
それでも演劇は、どこの地域で生活している関係なく、一つの場所に集まり、演劇をみることで同じ時間を共有できます。
演劇を通じて地域間の隔たりを解決する可能性がある。これは決して理想の話ではなく、現実的に考えられることであると思っています。
こうした考えで、私は島根で演劇の公演を行います。もし私たちの公演にお越しいただけなくても、島根でも演劇は上演されています。ぜひ一度調べてご覧になってください。
私が書いた文章で少しでも演劇に興味を持っていただければ幸いです。
ご支援、ご来場、よろしくお願いいたします。
また今日から2日に一度レポートを更新していきたいと思ってます!ぜひチェックの方もよろしくお願いいたします!
写真は本日の稽古風景です。






