はじめまして!日本の渉外を担当している大戸ひらりです。 何か新しいことを始める時、すごく不安に感じませんか? でも、その不安はその人を変える力があると、私は思います。 監督の田中君に「一緒にやらない?」と誘われ、参加したこのプロジェクト。 私もはじめは色々戸惑ったり、自分に何ができるのだろうと不安もありました。 そんな不安を抱えながら、私はひとつひとつ自分にできることをやってきました。 みんなで悩みながら文章を考えたり、慣れない丁寧な言葉遣いで何度も交渉を行ったり・・・ 残念ながら私は、なかなかいい結果を残すことはできていません。 しかし、いつしか不安は少しずつ自信へと変わっていきました。 確かにいい結果を残すことも大切ですが、その"過程"で何をしてきたかも大切だと思います。 この映画では、不安を抱える学生たちが成長してく姿を映していますが、それぞれが抱える不安を不器用ながらも自信へと変えていく"過程"も映されています。 私たちが、いびつながらも不安から自信や希望へと変えたものをたくさんの方に知っていただけたら嬉しいです。 そして、私たちがしてきた"過程"が誰かの変わる勇気になれればと思います。 どうぞご支援のほど、よろしくお願いします。
「主演、お前しかいねーわ。」 そんな監督の言葉から始まった、このプロジェクト。 主演の坂下わたるを演じました、岡村健汰と申します。 「慣れた環境から脱して外の世界で戦ってみたい、しかしそこまで踏み込む勇気がなかなか持てない。」彼は当初こんな思いを抱えています。 ひょんなことから、彼自身でも驚いてしまうような足の軽さで仲間とともにベトナムへ飛び込んでいきます。 そこで彼が見て感じたものは、日本でぼんやりと生活していたら確実に出会えなかった、刺激的な状況、人。 そこから彼の内側に、大きくもあり小さくもある覚悟が生まれていきます... この坂下わたるに、良くも悪くも当時の僕は自分をかなり投影していました。 この片田舎に住んでる平凡な自分みたいな大学生が、どうして輝けるのか。 知らない世界に飛び込んだところで、変わるのだろうか。 いや、自分で変わろうと必死にならなければ叶うはずがない。 こんな思いを抱えたメンバーがほとんどだと私は思っています。 未知の"じぶん"を手に入れるために。 今を必死に生きている若者たちの不器用ながらにも、ぶつかり合い、「普通」から変わろうとしてる姿がギュッと詰まった作品です。 小さなタンポポの種は飛んで、世界中へと影響をしていくのです。私たちも、どこかのどなたへの良い影響となるように願ってこの映画を作成いたしました。 私たちが目指している次のステップに進むには、皆様のご協力が必要です。どうかご支援、応援をお願いいたします。 映画『Tanpopo』制作チーム 岡村健汰
たかが映画、しかも大学生の撮った、期待、しませんか? こんにちは、美術担当の王瀛迪です。 生粋の中国人、日本育ちの日本大好き20歳です。 私は高校の頃映画研究部に所属していました、と言っても見る専門、映画撮影には基本参加せず、週一回のDVD上映会だけは欠かさず見に来るただの映画好き幽霊部員でした。 そんな私が今回、なんの縁やら美術部所属にも関わらずこのプロジェクトへ。 ただ入ったはいいものの、それぞれの仕事や配役を決める話し合いには私用でことごとく参加できず、結局私だけ明確な役割がないまま気が付いたら空港、他メンバーの顔と名前が一致する間もなくベトナムに着き、地元のご飯に舌が慣れた頃には定位置の美術担当に落ち着いていました。 裏方は半分雑用、もう半分は臨機応変に各自担当している仕事を、撮影に合わせてまわしていきます。 現場ではキャスト第一、暑そうだったら仰ぐ!汗を書いていたら拭きに行く!!髪が乱れていたらとかしに行く!!! セリフを覚えたり、カメラを向けられる緊張感がない分、気配りや、適時適時の判断の柔軟さは欠いてはならないものでした。 まさに映画を「側面」から作っていく感覚、ケーキで言うなら土台のスポンジ部分です、デコレーション担当のキャストがどんなに素晴らしい演技をして、観客の目を楽しませたとしても、下から支えるスタッフ達が上手く編集し、それらしい小道具を用意し、世界観に圧倒的な説得力を持たせられるような背景作りをしていかなければ、映画は命を得ることが出来ません。 ケーキの側面はどちらかというとデコレーション部分ですが…。 私達スタッフは、持ち込める限りのリアリティと創り出せるだけのファンタジーを詰め込んだつもりです。 大学生というリアル 青春というファンタジック 大学生が、大学生の映画を撮る、これほど嘘のつけない演出はありません。 映画「Tanpopo」は私達の作った作品であり、私達の見た世界であり、私達自身です。 制作陣として、美術担当として、ただの大学生として、一人の観客として、一人でも多くの方に、この映画を見て、何かしら胸に残るものを感じて貰えたらいいなと思っています。 そこに、ご支援を頂ければ。 応援、よろしくお願い致します。 映画『Tanpopo』制作チーム 美術担当 王瀛迪
こんにちは!会計の鈴木です。 プロジェクトの資金繰りをまとめる担当をしており、クラウドファンディング担当でもあります。 撮影や宣伝、上映にかかる費用は決して少なくありませんが、いただいた協賛金、応援金、補助金でなんとか賄うことができているのが現状です。 サブコピーの 「ふわり、風に飛び込む綿毛のよう 僕もキミも、たどり着く先は知らない」 を考えた人でもあります。 そんな私の『Tanpopo』の好きなシーンは、ベトナムで出会った日本人たちがベトナムに来た理由を語るところです。 映画では、主人公をはじめとする登場人物がみな 「ベトナムに来た理由」を持っています。 そこに注目して見ていただけたらと思います。 残り期間30日となりました。 ご支援よろしくおねがいします!
監督の田中です。 私には忘れられない1日があります。それは2014年2月20日に行われた演技練習の日です。都内、そして群馬県内で活躍されている俳優の濱本暢博さんを高崎経済大学にお招きし御指導いただきました。 実はこの演技練習は1週前に予定されていたのですが記録的大雪で中止になっていたのです。もちろん2月に予定されていた日本編の撮影も延期。私は頭が真っ白でした。 でも濱本さんは『大丈夫』『負けるな』と何度も何度も激励してくださいました。そして20日に急きょスケジュールを合わせていただいたのです。 演技練習は筋力トレーニングで自分を追い込み、感情を高め台本に基づき演技するというものでした。参加したのは5人のキャストたち。みんな必死でした。濱本さんは『おらおら、自分の殻を破れ!』と遠慮しませんでした。初対面のキャストにプロとして向き合ってくださいました。つらくて苦しくて涙を流していたキャストもいました。そんなキャストに『頑張ろう』と声をかけるキャストの姿もありました。たった3時間でしたがキャストもスタッフも大きく変わりました。誰より私がみんなの姿に感動しました。『ひとりではなくみんながいる』とそう思えたのです。それと本気でみんなのことを撮りたいとも。 この日はTanpopo制作チームが間違いなく一歩踏み出した日でした。





