ドイツ型動物保護施設を支え、ペット問題を生み出す社会の仕組みを変えたい!

病気等の理由から、他では引き取りが難しい犬猫でも積極的に迎える一般社団法人アルマ東京ティアハイム。その活動資金を集めて、死を待つ収容所から、一匹でも多くの犬猫を「動物の孤児院」へ保護し、新しい飼い主につなげたい!

現在の支援総額

1,115,000

223%

目標金額は500,000円

支援者数

102

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/04/08に募集を開始し、 102人の支援により 1,115,000円の資金を集め、 2016/05/30に募集を終了しました

ドイツ型動物保護施設を支え、ペット問題を生み出す社会の仕組みを変えたい!

現在の支援総額

1,115,000

223%達成

終了

目標金額500,000

支援者数102

このプロジェクトは、2016/04/08に募集を開始し、 102人の支援により 1,115,000円の資金を集め、 2016/05/30に募集を終了しました

病気等の理由から、他では引き取りが難しい犬猫でも積極的に迎える一般社団法人アルマ東京ティアハイム。その活動資金を集めて、死を待つ収容所から、一匹でも多くの犬猫を「動物の孤児院」へ保護し、新しい飼い主につなげたい!

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先日、一人でも多くの方にペット業界の問題を知って頂きたいとの想いのもと、知人にクラウドファンディング・プロジェクト拡散の協力をお願いしました。返ってきたのは、「動物を好きじゃないから協力できない」という答えでした。そこでふと考えさせられたことがあります。

 

犬猫の殺処分は、ペットの飼い主や動物好きだけに関係する問題なのだろうか―

 

皆さんはどう思いますか?私たちソーシャライト ジャパンは、2つの理由からNoだと考えています。

 

1つめの理由は、保健所での殺処分は行政上の業務として、税金で行われているからです。私たちが納めた税金が、無責任な飼主や利益重視ブリーダー等の犠牲となった犬猫の命を奪う業務に使われており、その額は数十億円(*1)と言われています。より適正かつ有効な税金の使い道は他にあるはずです。

 

動物好きではない方は、このような税金の使い方に、動物好きの人よりも納得できないのではないでしょうか。幸い、この問題の解決事例は既にあります。ドイツでは、生体販売と殺処分を規制し、民間動物保護施設のティアハイム(詳細はプロジェクト紹介文参照)を主に寄付金で運営しています。動物好きとそうでない方の双方にとって納得できる仕組みです。ドイツから見て日本の今の状況は、まさに税金の無駄遣いと言えるでしょう。

 

2つめの理由は、“日本人”の民度・モラルが問われるからです。日本の犬猫殺処分制度は、世界から大きく非難・軽蔑されていることをご存知ですか?他国の状況をご紹介します。

 

“動物愛護先進国と呼ばれるイギリス、ドイツ、オランダなどでは、ペットの生体展示販売はほとんど行われていません。 ドイツの場合、20年ほど前までは日本のように生体展示販売が行われていました(中略)。生体展示販売の激減という流れを生み出したのは、ほかでもない、人々の動物の命に対する高い意識とモラルでした。(中略)「何とかすべきだ」という声が高まり、それを受けた国はペットショップへの規制を強めました。(中略)こうしたルールを順守していくと(中略)効率の悪い商売になってしまう。その結果、生体展示販売というビジネスモデルから手を退く業者が続出したのです。”―杉本彩「それでも命を買いますか?」2016より

 

また、欧州では「ペット動物の保護に関する欧州条約」に基づき、ペット動物の殺処分は獣医師等が安楽死させることを基本としています(*2)。なお、ここで言う安楽死とは、重篤な病気や怪我の動物に対し、苦痛から解放する動物福祉の観点から最後の医療行為として行うもので、不必要な殺処分とは根本的に異なります。

 

さらに、ドイツ、イギリス、スウェーデン、オーストラリアなどには、生後8週(生後56日)未満の犬・猫を母親から引き離してはならないという類の規制が存在します(*3)。一方日本では、“生後45日まで”がペットショップの旬と言われ、生後4週前後でブリーダーの元からオークションに「出荷」されるケースも多いそうです(*4)。免疫力の低い子犬・子猫は、流通過程で亡くなってしまうこともあります。実際、2014年度のその死亡数は約23,000匹。2014年に国内流通した犬猫約75万匹の約3%にあたります。朝日新聞とAERAの調査によって初めて判明したこの値は、環境省の推計の33倍以上でした(*4)。2014年度の保健所における犬猫殺処分数が約10万匹(環境省統計)なので、数字のインパクトから見ても流通上の問題がいかに深刻かお分かりいただけると思います。

 

ペットオークションの様子(出典:sippo by Asahi Shinbun)

 

マハトマ・ガンジーは言いました。"The greatness of a nation and its moral progress can be judged by the way its animals are treated."(国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。)

 

動物を好きな人も、そうではない人にとっても、税金をより有効に使うため、そして日本の民度とモラルを回復するために、“犬猫殺処分問題は共通課題”と言うことはできないでしょうか。私たちは、他の動物愛護に関わる方々と同様、この問題に異を唱える大きな声を作り出し、一日でも早く解決につなげたいと考えています。

 

プロジェクト終了まで残り1週間となりました。ストレッチゴール達成まであと約12万円!皆さまの最後のご協力・ご支援を心よりお願い申し上げます。

 

*1: TOKYO ZERO <http://tokyozero.jp/about/>

   ※現在、ソーシャライト ジャパンで数字の根拠を確認しています。

*2: 遠藤真弘「諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況」国立国会図書館、2014.9.16

*3: sippo by Asahi Shinbun, from AREA 「犬オークションの現場 追求-ペット流通のブラックボックス③」<http://sippolife.jp/issue/2015080600003.html>

*4: ONE LOVE, ONE LOVEメッセージ Vol.68 太田匡彦さん<http://onelove.cc/interview/784.html>

*5: 朝日新聞「犬猫2万匹 流通過程で死ぬ 国内流通で初の実数判明」2015.9.29 <http://www.asahi.com/articles/ASH9K6FQKH9KULZL003.html>

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