ドイツ型動物保護施設を支え、ペット問題を生み出す社会の仕組みを変えたい!

病気等の理由から、他では引き取りが難しい犬猫でも積極的に迎える一般社団法人アルマ東京ティアハイム。その活動資金を集めて、死を待つ収容所から、一匹でも多くの犬猫を「動物の孤児院」へ保護し、新しい飼い主につなげたい!

現在の支援総額

1,115,000

223%

目標金額は500,000円

支援者数

102

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/04/08に募集を開始し、 102人の支援により 1,115,000円の資金を集め、 2016/05/30に募集を終了しました

ドイツ型動物保護施設を支え、ペット問題を生み出す社会の仕組みを変えたい!

現在の支援総額

1,115,000

223%達成

終了

目標金額500,000

支援者数102

このプロジェクトは、2016/04/08に募集を開始し、 102人の支援により 1,115,000円の資金を集め、 2016/05/30に募集を終了しました

病気等の理由から、他では引き取りが難しい犬猫でも積極的に迎える一般社団法人アルマ東京ティアハイム。その活動資金を集めて、死を待つ収容所から、一匹でも多くの犬猫を「動物の孤児院」へ保護し、新しい飼い主につなげたい!

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クラウドファンディングにご支援、応援くださった皆様へ   こんにちは!急に夏のような気候になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 早速ですが、一年間のご報告と5/21(日)に開催されるチャリティイベント「サンポ・イン・ザ・パーク」のお知らせをさせていただきたく、再びペンを取りました!   クラウドファンディング後は、滝川クリステルさん率いる「アニマルウェルフェアサミット」を始め各種セミナーへ参加したり、動物福祉団体の裏方サポートをしながら勉強させていただいたりと、早足に一年が過ぎていました。     また、アルマ東京ティアハイムのニュースや他団体の紹介、「エシカル消費」という観点からは、動物を犠牲にしないコンセプトのファッションブランド「COUTUME BY HER(クチュームバイハー)」の展示会案内をさせていただきました。     詳細は、ソーシャライトジャパンのフェイスブックページにてご覧いただけます。 https://www.facebook.com/socialitejapan/   中でも、クラウドファンディング期間中に「サンポ・イン・ザ・パーク」に参加させていただいた時から(当時のレポートはこちら)、ソーシャライトジャパンにとって大切なパートナーとなっている任意団体「アニマルウォーク東京」とは、その後もチャリティクリスマス会を始め、密接に活動をさせていただいています。     アニマルウォーク東京(Animal Walk Tokyo)は、ファンドレージング活動をとおし、動物愛護の啓蒙活動と東京近郊の動物保護施設を助けることを目的に結成され、2011年に最初のイベントを開催しました。 日本人と外国人で構成され、日本における動物愛護団体を支援するための募金活動を行っています。全国の動物愛護団体を調査し、サポートすることを理念としています。 動物愛護団体への資金を調達するために、参加費がすべて寄付されるチャリティドッグウォークイベントなど、2011年から毎年、年2、3回ものイベントを開催してきました。   詳細は、アニマルウォーク東京のウェブページにてご覧いただけます。 http://www.animalwalktokyo.org/     ソーシャライトジャパンは、団体が個別に活動するよりも協力しあって同じ目的に向かっていきたい思いがあり、「アニマルウォーク東京」と一緒に活動することで、少しでも影響力のある活動を続けて行きたいと思っています。   そして、5/21(日)には下記のスケジュールでチャリティイベント「サンポ・イン・ザ・パーク」を「アニマルウォーク東京」そして「東京ヴィーガンミートアップグループ」と共同で開催致します! ぜひ、皆様にも、チャリティ以上の充実した時間を過ごすことができる「サンポ・イン・ザ・パーク」にお越し頂ければ幸いです。   下記、「サンポ・イン・ザ・パーク」の詳細をお知らせし、レポートを締めくくりたいと思います。       アニマル・ウォーク東京、東京ヴィーガンミートアップグループ、ソーシャライトジャパンから、今年も皆様を『サンポ・イン・ザ・パーク 2017』へご招待いたします!   毎年恒例のファミリーイベント「サンポ・イン・ザ・パーク」は、今年はハート徳島への寄付に向け、5月21日(日)午前11:00より世田谷公園(今回初めての公園です!)にて行われます。 今年は東京ヴィーガンミートアップグループとソーシャライトジャパンと共催致します!   ボランティアのみ、かつ寄付のみで運営されている認定NPOハート徳島へのご支援を募るため、動物が大好きな皆様との散歩とピクニックを開催致します。 当日、ハート徳島からの「卒業犬」たちに会えることもお楽しみのひとつです。   イベントは、アメリカンスクール(ASIJ)によるクラフト工作、お菓子の販売、そして公園での散歩が予定されています。 さらに、当日ご参加の先着70名様にはお楽しみが詰まったギフトバッグをプレゼント致します! この楽しいイベントにぜひ皆様の愛犬とお越しください! (ただし、動物好きな方々にとってのイベントでもあるため、ペットがいない方もぜひご参加ください。)   今回は、東京ヴィーガンミートアップグループとのコラボレーションのため、公園のすぐ横にある「オルオルカフェ」から1000円にて美味しいヴィーガンのお弁当をご用意致します。 ご希望の方は、5月19日(金)までにアニマルウォーク東京の下記アドレスにご希望のお弁当の数をご連絡ください。 animalwalktokyojapan@gmail.com お弁当の料金は、当日アニマルウォーク東京のボランティアにお支払いください。 (ボランティアスタッフは、アニマルウォーク東京の青いTシャツを着ています。) ※アニマルウォーク東京へメールにてお弁当をご注文された方で、当日ご参加にならない場合でも、お支払いをお願い致します。 ボランティアで運営しているため、お弁当のキャンセルが発生した場合、私たちボランティアもしくはカフェがキャンセルされたお弁当代を支払うことが出来ないため、ご了承ください。 キャンセルは、5月19日(金)まで受け付けますが、5月20日(土)以降はキャンセルを受け付けられませんのでご了承ください。   イベントの詳細 ・日時: 5月21日(日) 11:00よりご参加者受付開始、11:30より散歩開始。 イベントは14:00頃に終了予定ですが、終了後も公園にてお過ごしいただけます。 ・場所: 世田谷公園の噴水のそば 青いTシャツを着たアニマルウォーク東京のボランティアスタッフが目印です。 世田谷公園は、半蔵門線/田園都市線の池尻大橋駅もしくは三軒茶屋駅から徒歩15-20分のところにあります。 また、渋谷駅などからバスも出ており、公園の入り口付近のバス停に止まります。渋谷駅からは、31、32、34番のバスで、公園の入り口に着きます。 通常運転のバスで、運賃は220円です。 参加費: 大人1500円、子供1000円 これらの参加費は100%ハート徳島に寄付されます。 ※お弁当のご注文には、参加費の他に追加で1000円お支払いください。 お弁当のご注文をご希望の方は、上記詳細をご確認ください。   注意事項(必ずご確認ください) ︎当日の受付をスムーズに行うため、下記リンクの参加申込書をプリントアウトし記入してください。 https://drive.google.com/.../0B0BmKNOPcZRbSnNKM0F.../view...) ︎ヴィーガンのお弁当をご注文されない方は、ご自身でヴィーガン料理のお弁当とピクニックシートをご持参ください。また、愛犬とお越しの際は、愛犬のために十分なお水をご持参ください。 ︎ヴィーガン料理のレシピアイデアは、下記リンクをご覧ください。 https://www.facebook.com/groups/26787874309 (日本語) http://www.hachidory.com/food/ (日本語) http://www.vegworld.jp/recipe/ (日本語) http://justbento.com/category/vegan (英語) http://www.onegreenplanet.org/.../how-to-build-a-healthy.../ (英語) ︎東京では、公共の場で犬をリード無しで放すことは禁止されています。そのため、リード無しで犬をイベントに参加させることは出来ません。 ︎当日、悪天候などの予期しない状況になった場合、イベントはキャンセルになる可能性があります。お知らせについては、フェイスブックのイベントページをご確認ください。 その他: アニマルウォーク東京は、2011年に日本で四つ足の仲間をサポートするために発足した動物を愛するコミュニティです。これまで募った、地域の動物への寄付金は約250万円です。   ︎アニマルウォーク東京の詳細はこちら: www.facebook.com/animalwalktokyo. ︎ハート徳島の詳細はこちら: http://www.heart-tokushima.com/WELCOME/Welcome.html or https://www.facebook.com/hearttokushima/ ︎動物を尊重する選択肢を作ることを目指し、他団体と共に動物へのチャリティ活動や情報発信を行なっているソーシャライトジャパンの詳細はこちら: https://www.facebook.com/socialitejapan/ ︎東京ヴィーガンミートアップグループの詳細はこちら: https://www.meetup.com/vegan-389/ or https://www.facebook.com/groups/589238411216069/ ︎オルオルカフェの詳細はこちら: http://ameblo.jp/oluolucafe/ or https://www.facebook.com/oluolucafe/  


暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。   本日は、ソーシャライトジャパンより、FAAVOでの最後のレポートをお送り致します。   犬猫の保護のために何かせずにはいられないという沸き上がった気持ちから 手探りで始まったクラウドファンディングでしたが、 皆様から温かい気持ちが寄せられ、形となりましたことを改めて深く感謝申し上げます。   102名の皆様よりご支援いただきました総額1,115,000円より、 FAAVO手数料20%を差し引いた、残金 892,000円をアルマ東京ティアハイム宛に 2016/7/9付にて、送金を完了しましたことを報告致します。   リターンの一部となっておりました、 3万円以上ご支援いただきました方々への「アルマのウェブサイト上へのお名前記載」 及び「ご支援金の使用用途」について、下記にて公開致しました。   http://tierheim.blog.fc2.com/   ソーシャライト ジャパンの今後の活動に関しましては、 当面の間、不定期でボランティアを続けて参ります。 これまでにご縁をいただいた動物保護を目指す他の団体とも積極的に関わりながら、 次に出来ることについて具体的な企画へ向けて、打ち合わせを予定しています。 引き続き、見守っていただけましたら幸いです。   動物保護に関するニュースやソーシャライトジャパンの活動については、 下記 facebook ページにて報告致します。 https://www.facebook.com/socialitejapan/     多くの方々にご理解とご賛同を頂き、ご支援いただきましたことを重ねて感謝申し上げます。 厳しい暑さが続きますが、皆様どうかご自愛くださいませ。   ソーシャライト ジャパン


7/23(土)、アルマ東京ティアハイム代表の竹本氏、スタッフの方、そして私たちで、ご支援者の皆さまへのリターン品発送作業を無事終えることができました!都内の方には、本日届く予定です。改めまして、皆さまからのご支援、本当にありがとうございました。施設運営費としての支援金使途は、アルマのホームページにて報告される予定です。   [庭で集荷を待つリターン品]   私たちがアルマさんを訪問した時間、竹本氏はちょうど生後3週間の子猫・モンちゃんにミルクをあげていました。幸運にもある若い男性に拾われたモンちゃんは、その男性のポケットに入って、アルマに来たそうです。寒い冬じゃなくてよかった!というのも、生後間もない小さな子猫は、体温を保てず、体温調節ができないからです。   人が生まれたばかりの子猫をお世話するには、体力も愛情も必要です。一般に、子猫は生後1ヶ月半を過ぎるまで母猫の母乳を飲みます。自分では排出もできないため、母親がおしりを舐めてウンチやおしっこを出してあげます。それを人が代理するには、昼夜を問わず3~4時間おきにミルクをあげ、その後おしりを刺激して排出させ、低体温にも配慮してあげなければなりません。大変です。 [モンちゃん]   男の子と思われモンちゃんと命名を受けましたが、女の子だったそうです(笑)。 今、竹本氏をはじめとするアルマの方々が、子猫の体温を気にして暑い中でも冷房をかけず、汗をかきながらこの子をお世話しています。数週間経てば離乳して、排出もできるようになります。どうか、モンちゃんに素敵な里親さんが見つかりますように。   ちなみに、モンちゃんと同じゲージには、ほぼ同じ週齢の真っ白の子猫ちゃんもいました。私たちが近づくと、ヨチヨチしながらも寄ってきて、「遊んで~」と言わんばかりにゲージから顔を出してくれました!里親にご関心のある方はぜひ、譲渡までの流れをご確認のうえ、ページの下にある「里親希望アンケートフォーム」からお問い合わせください。御縁へと繋がりますように。http://alma.or.jp/transfer/index.html   [顔を出してきた白猫ちゃん]   この子猫たちがいるゲージの前で、私たちはリターン品の袋詰めをしていました。そこでは、高齢犬の話にもなりました。殺処分数減少の背景には、民間動物保護団体の引き取りが大きく貢献しています。彼らの多くは、高齢動物のほか、病気や性格上なかなか引き取り手が見つからない犬猫も抱えています。そんな犬猫が増えていくと何が懸念されるか―保護団体の崩壊です。   志高く保護を開始した団体も、施設の許容頭数を超えてしまうと世話が行き届かず、保護された犬猫にとって生き地獄となります。実際、かつては動物病院とも提携していたようなNPO法人格を持つ団体が、崩壊した最近のニュースもあります。保護頭数を適正管理するためには、社会の理解・成熟が必要です。竹本氏は、「いつまでもいつまでも、抱え続けなければならない愛護活動が、日本の動物愛護を窮地に追いやっているのでは…。」とお考えです。   例えば、高齢の犬猫は引き取りを敬遠されがちです。でも、竹本氏はこうおっしゃいます。「シニアだとお別れが早くて辛い、と敬遠される方も多いですが、人間の長い一生の中で、ほんの2、3年だけ、この子たちのために手を差し延べてくださったら、この子たちに生きる道が開かれます。」アルマでは、高齢犬の引き取りも検討しています。   人もどんどん高齢化する日本。現在、動物保護団体の譲渡条件に「高齢者不可」を掲げる団体は少なくありません。飼主に万一のことがあった際、ペットが放置される可能性が高いからです。 でも、ペットにとっては仕事で家を空ける世代より、家にいてくれる高齢層の方が触れ合う時間が長くなります。高齢層にとっても、散歩に連れて行くことで、心身ともに健康状態が良くなるのではないでしょうか。人の高齢層と高齢ペットとの暮らしのマッチング―私たちソーシャライトジャパンがいずれ貢献できそうな領域かもしれません。「飼主」+「ペット」+「飼主の万一時におけるフォローの仕組み」が必要なので単純ではありませんが、仲間、連携者、経験、知見を増やしながら、実現可能性を今後探っていきたいです。  


本日のレポートは、皆さんに嬉しいニュースをご紹介させて頂きます。   アルマ代表 竹本氏が綴るブログ「紡いだ命 ~アルマ東京ティアハイム~」(http://ameblo.jp/alma-soulmate/)によると、7/20、過酷な過去を持つミックス犬・グッチくんの正式譲渡が決まったそうです!(既にブログをご覧になられた方もいらっしゃると思います。)   グッチくんは、静岡県の多頭飼育現場で6年もの歳月を生き抜いたそうです。そのうち4年半以上は、狭いゲージに閉じ込められていました。アルマ東京ティアハイムに保護された当初、足の関節が固まって普通には歩けず、人にも慣れてくれなかったそうです。   ソーシャライトジャパンが初めてアルマ東京ティアハイムを訪問した去年の秋、人懐っこく人とじゃれ合うグッチくんの姿からは、そんな過去を全く想像できませんでした。この変化の背景には、グッチくんの頑張りはもちろん、アルマ東京ティアハイムの皆さんの3年に渡る献身的な愛情があったことを伺い知ることができます。   ブログではグッチくんの幸せそうな写真とともに、このように綴られています。「いつでも優しい家族の手がある。こうして撫でてもらえることが普通に毎日ある。こうした当たり前の日常が、やっとグッチにも訪れました。」  グッチくんが9年間にも及んだ頑張りから解放され、安心と優しさにつつまれた生活を始められたことを知って、心から嬉しいです。従来ペットには、ネズミを取る猫や番犬などの役割がありましたが、今の時代、ペットは例えば子どもと同様、「無条件に愛されるべき存在」なのではないでしょうか。ペットは、可愛がってもらおうと頑張るのではなく、優しさを注いでくれる飼主が好きだから忠誠心が芽生え、双方に絆が生まれるのだろうと感じました。   リターン品の一つ「アルマ東京ティアハイム オリジナルクリアファイル」には、歴代のアルマ卒業犬や現メンバーが写っています。そこにはグッチくんもいます!ファイルは数種類あるため必ず写っているとは限りませんが、お手元に届いたら(10,000円以上のご支援を頂いた皆さま)、ぜひグッチくんを探してみてください。     リターンの準備が整い、23日(土)にアルマ東京ティアハイムの皆さんと共に発送作業をする予定です。以前ご紹介した石田匠永氏のポストカードは、イラストのタッチを原画のまま表現できており、ほっとしております。     次回のレポートでは、発送作業時にアルマ東京ティアハイムさんとお話しした内容などをご報告する予定です。引き続き、よろしくお願い致します。   ソーシャライトジャパン


皆さんは、ここ数年の猫ブームをご存知ですか?   ペットフード協会の犬猫飼育調査によると、2015年、犬は約991.7万匹(2012年以降減少)に対し、猫は約987.4万匹で増加傾向にあります*1。 この背景には、人の高齢化で散歩が必要な犬の数が減ったこと*1、生涯飼育平均費用は猫の方が安いこと(犬:118.5万円、猫:70.3万円)*2、さらにメディアの影響が大きいと言われています。例えば、ある都内大手書店でも、フロアのど真ん中に猫コーナーが大きく設けられています。     コーナーの紹介には、「個性豊かなにゃんこたちが登場する本を通じて、『ねこと暮らすこと』の現実をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。」と書かれています。   そこに並ぶのは、人気の猫マンガ、保護猫からアイドルになった猫たちの写真集、そして猫の特徴をまとめた本など。コーナーの紹介文には、「保健所や譲渡会で、こんなに可愛いねこたちに出会えることを知っていただけると嬉しいです。」とあります。アイドル猫とはならないまでも、一匹でも多くの保護猫が、ブームをきっかけに新たな飼主と出会ってほしいです。ちなみに、保護猫に関する情報は、離れた別の棚にありました。     ペット問題の書籍は出版が少ない中、これだけ取り揃えていることは素晴らしいと思います。 一方、「『ねこと暮らすこと』の現実をみなさんと一緒に考えていきたい」というコーナーなので、可愛さを強調した猫ブームで安易に飼(買)う人にブレーキをかけるようなこれらの書籍も、隅でいいので併せて紹介して頂けるとより嬉しいです。   ソーシャライトの岸和田は、猫を2匹飼っています。そのため、猫の愛らしさや家族としての大切さを実感する毎日です。でも、猫を飼うには責任と苦労が伴います。そうした面は表立って語られることが少なく、むしろ、散歩が不要で犬を飼うより楽とも言われています。 そこで、無責任な飼主が減ることを願って、ねこと暮らすことの“本当の”現実を、一例としてご紹介します。 猫の名前はリリーとマリー(1歳2ヶ月の姉妹・雑種)です。生まれた日に川に投げ捨てられました。偶然、その現場を目撃した人(私)がいて拾われ、今は家猫として暮らしています。       猫はきれい好きなので、トイレを清潔に保つことがストレス削減につながります。我が家はトイレを3つ設置してあり、仕事から帰宅すると、思いの外たくさんのウチがあります。最近のトイレは消臭機能が高いですが、やはり臭いものは臭い。空気清浄器は付けっぱなしです。 食事は、ドライタイプ、ウェットタイプ(缶詰等)に加え、キャベツをあげています。猫草が枯れた時に観葉植物を食べ出したので、キャベツをあげたところ気に入りました。選り好みが強く、気に入らないフードは徹底的に食べません。衛生面、健康面、新鮮さに配慮しています。トイレ関連品と餌代は、毎月約13,000円です。     猫はその鋭い爪も特徴です。家の中に複数の爪とぎを置いていますが、好みがあるようで、一つのソファーはボロボロになりました。夏は網戸をよじ登るので、傷んできています。月に1、2回、爪を切ります。抜爪手術もあるようですが、個人的には反対です。       毛は今の時期、よく抜けます。2週間に1回ほどブラッシングをすると、直径10センチ程の毛玉/匹ができるほどです。リリーはブラシが嫌いなのでなかなか大変です。カーペット、ソファー、ベッド、布団、洋服、浴室の足拭きマットなど、毛が付きやすい個所はたくさんあり、全てを粘着クリーナーでコロコロする余裕はありません。   避妊は、「家から出さない」ことを前提に、情報を集め、獣医さんともよく相談した結果、していません。リリー&マリーの場合、外に逃げて万一妊娠してしまうリスクは限りなく低い一方、手術には身体的負担やリスクが伴うことや、人間都合で健康な動物の臓器を摘出することに抵抗があったという個人的価値観のためです。また、避妊手術は生殖器の各種病気の発生率を下げるという情報が多くありますが、それらの発生率はそもそも低いことを、複数の獣医さんに確認しました。なお、性ホルモンに関する行動(発情期に鳴く、尿によるマーキング)も個体差が大きいということで、手術を見送りました。   その結果、マーキングには本当に悩まされました。でもこれは、防止の余地があったこと(結果的にはイタチごっこ)や、大変だけど洗えば済むことで何とか乗り切りました。鳴声は近所に迷惑をかけるほどではありませんでしたが、行き場のない生理現象の様子を見て、ペットとは人間の身勝手であることを実感しました。手術を見送った判断がリリーとマリーのためになっているのか、正直なところ分かりません。   そして我が家は、旅行は一泊までと決めています。行く場合は、餌を多めに入れ、自宅にリリーとマリーを残します。もし2泊以上するなら、ペットホテルに預ける選択肢がありますが、1頭当たりのスペースがとても狭く大きなストレスを与えます。それより広い個人宅の一時預かりサービスもありますが、猫は環境変化によるストレスも大きいです。近所の友達に餌とトイレの世話をお願いする選択肢もありますが、友達は共働きで小さな子供達もいるので、友達に負担が掛かります。リリー&マリーや友達に負担をかけてまで旅行しても心から楽しめないことから、1泊までにしています。   その他、動物病院での定期健康診断や予防接種には、昨年は2匹で約5万円かかりました。 上記には様々なご意見があると思いますが、お伝えしたいことは「ペットは可愛いだけではない」ということです。これだけ猫がブームなのに、年間約8万匹(犬の約4倍)*3もの猫が殺処分される現状を、私たちソーシャライトジャパンは異常に感じます。しかも、その約60%が離乳していない子猫です。いずれ猫ブームが去った時、殺処分される猫の頭数が増えるようなことも、絶対に回避したいです。   苦労を知ったうえで、ペットを看取るまで責任を持てる方に、ぜひ保健所や動物愛護団体のシェルターから里親になって頂きたいです。今後ソーシャライトジャパンは、そうした流れを大きくする活動も進めて行く予定です。引き続き、応援頂ければ嬉しいです。   *1:日本経済新聞 「猫の飼育数、犬を逆転へ年々差縮まる」 2016.1.30 <http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30H1Y_Q6A130C1000000/> *2:東洋経済オンライン 「なぜ飼い犬が減り、飼い猫がふえているのか」 2015.11.18 <http://toyokeizai.net/articles/-/93027> *3:環境省 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」 平成26年度 <https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html>


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