このプロジェクトも、ついに最終日を迎えました!
そして残り12時間を迎えようとしています。
達成率も94%までまいりました。本当にあと少しです!
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
さてここまで綴ってきました開発秘話も、本日で最後となります。
今回と、次回の2本立てて完結いたします。
まずは「精度20%」からの逆転はなったのか…ぜひお読みください。
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開発秘話:その9 それは、クリスマスの贈り物
「精度20%」と評価されてから、ゼオシステムの下川三郎社長の眠れない日々が始まりました。
本間先生が最初に示された、あの仕草の本当の意味は何か。
どこか汲み取れなかったことがあるのではないか?もっと追求できることはないか?
気がつくと、寝ても覚めても紙に鉛筆で線を引き、新たな整流機構のアイデアを練っていました。
ああでもないこうでもないと悩み、あれこれ試作しテストを繰り返す。
これはと思い本間先生に見てもらっても、本間先生の基準からは精度はまだまだ。
なかなか認めてもらえませんでした。
そうこうするうちに、季節は冬を迎えます。
本間先生がゼオシステムに赴き、プロトタイプの測定精度を確認した帰り際、思いがけない一言がありました。
「製品のネーミング、考えてくださいね」
そう一言言って、帰りのエレベーターで深々と頭を下げたのです。
ほとんど厳しい言葉しかかけてこなかった本間先生が、
ついに、製品の精度を初めて認めてくださったのです!
その日は2015年12月24日‥その言葉は、まさに本間先生からのクリスマスの贈り物でした。
この日、事実上、Freeflow®の製品化が決定したのです。