開発秘話:その4 その夢は、地域の夢へ
こんにちは、クラウドファンディング担当の河田です。
週が明け、いよいよあと8日となりました。
まだまだ、皆様のご支援が必要な状態です。
どうぞよろしくお願いいたします。
開発秘話:その4をお送りいたします。
-----------------------------------------------------------
神奈川大学での先行技術に希望を見出したゼオシステムは、
同大学工学部機械科山崎研究室と共同研究を開始しました。
社長以下、奥様の信子さん、専任の社員が毎週1回、2年間通い続けました。
この写真は、お世話になった研究室での一コマです。
この研究室では、現在のfreeflow®の根幹をなす技術を行いました。
導管を流れる流量計算から始まり、羽根車の枚数・大きさなど、地道なトライアンドエラーを
研究室に通う学生さんと一緒に取り組み、この間に3名の学士卒論を支援してきました。
この研究ですが、実はゼオシステムだけでなく、様々な方にご協力をいただいています。
実証実験が成立した場合、実験実施にご協力いただけるMDRS(かながわ医療機器レギュラトリーサイエンスセンター)の先生方、県内企業に対する支援を行う神奈川産業技術センター(現KISTEC)の研究員の方も加わってくれていました。
気がつけばこの研究は、ゼオシステム単体のものではなく、
神奈川のものづくりの夢として、大きく育っていたのです。
話は少し前後しますが、研究と並行し、新たな医療者の研究パートナーを引き続き探し求めました。
やはり臨床で課題に直面している医療者の方の声を活かさなければ、本当に使える医療機器にすることができない。
研究を続けながら、機会をとらえ様々な方にコンタクトをし続けました。
ゼオシステムには、当初、そういった方々コネクションがありませんでした。
どういった方に話をすれば繋がるのかすら分からず、とにかくいろんな方に話をする、そんな状態でした。
いわゆる医工連携という分野ではよくぶつかる問題ですが、単に医療者であればいいわけではなく、
泌尿器であれば、泌尿器の専門家とつながらなければならない。
一度その扉を閉じられたゼオシステムにとって、これは想像以上に困難なことでした。
しかし。
暗闇に向かって手を伸ばす、そんな行為にしか思えなかったこうしたアプローチが、
ふとしたことがきっかけで、そしていろんな方の協力で一気につながり、ある日実を結ぶのです。
-----------------------------------------------------------





