「トイレの悩み」を軽減し、高齢者がいつまでも外出を楽しめる世界へ。

高齢者が激増する日本で、高齢者のうち78%もの方が悩むといわれる「排尿障害」、おしっこの悩みの対応は喫緊の課題です。ご自宅で尿流量検査できるデバイスを普及させ、それを基に遠隔で医師が診断、対処できるスキームを検証する実証試験を行いたい。

現在の支援総額

661,000

101%

目標金額は650,000円

支援者数

38

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/06/11に募集を開始し、 38人の支援により 661,000円の資金を集め、 2018/07/31に募集を終了しました

「トイレの悩み」を軽減し、高齢者がいつまでも外出を楽しめる世界へ。

現在の支援総額

661,000

101%達成

終了

目標金額650,000

支援者数38

このプロジェクトは、2018/06/11に募集を開始し、 38人の支援により 661,000円の資金を集め、 2018/07/31に募集を終了しました

高齢者が激増する日本で、高齢者のうち78%もの方が悩むといわれる「排尿障害」、おしっこの悩みの対応は喫緊の課題です。ご自宅で尿流量検査できるデバイスを普及させ、それを基に遠隔で医師が診断、対処できるスキームを検証する実証試験を行いたい。

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こんにちは。クラウドファンディング担当の河田です。

終了まであと11日となりました。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします!

さて、今日は開発秘話その3です。

いよいよ技術的な話が出てきますので、ぜひお読みください。

 

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2つの偶然

医学者との共同研究が叶いませんでしたが、
ゼオシステムでは、それまでの基礎的なリサーチで、
排尿障害で必ず行う尿流量検査には2つの大きな課題があることを知っていました。

ひとつめは、病院での検査のみでは患者の状態が分かりづらく、
もっと多くの場面で検査できる手段が求められていること。
ふたつめは、衛生面から、従来の尿をコップにためる方式以外のものが求められていること。

 

これらを解決する方式の検査装置、医療機器があれば、
排尿障害の診療方法に大きな進歩をもたらせられると意気込んでいました。

 

しかしそこには技術的課題がいくつも横たわっていました。

 

尿流量検査の目的はかんたんに言ってしまえば「おしっこの勢いと量」をはかり、
患者さんの膀胱の状態、尿路の状態をはかることです。
つまり排出量のほかに、尿が排出される速度を測る必要があります。

 

ただ、尿に限らず、個体ではない、かたちもない流体の速度を正確に測るのは相当難易度の高いハードルでした。

 

下川さん以下、参考になる既存技術を探索すると、医療分野で転用できそうな特許技術を発見しました。

 

https://jstore.jst.go.jp/nationalPatentDetail.html?pat_id=27278

 

静磁石と磁性体との移動で、磁性体の極を一気に反転させる「大バルクハウゼン効果」。これを利用し、羽根車に搭載して物理的な動きに変換、点滴速度の制御と計測を行う装置の特許でした。量も流体の特性も違いますが、これをベースにすれば尿の流速を測定できる可能性があります。

 

これを発見したとき、社内に希望が湧きました。

 

なぜならゼオシステムは以前からこの「大バルクハウゼン効果」を利用したドアの開閉検知システムなどを開発していたので、この効果の利用方法については習熟していたのです。

 

そしてさらに彼らの意気を高めたのが、この特許の開発者が、地元神奈川大学の研究者だったことです。
ゼオシステムと神奈川大学は、物理的にも最寄駅が隣、というほど近い位置にありました。

 

果たしてこのような偶然があるものでしょうか?

 

ゼオシステムは社内をあげ、まず神奈川大学と、
この特許技術をベースにした流体計測の研究を行うことに決めました。
いまのβ版が生まれるはるか前、2013年。出口はまだ見えませんでした。

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