こんにちは。 階段王になる男、渡辺良治です。 名古屋、札幌の快適な国内二連戦が終わり、厳しい海外遠征二連戦が始まりました。 今回の会場は香港のお隣の新興都市、深圳市です。 中国のシリコンバレーと呼ばれここ最近ボンボンと巨大なビルが雨後の筍のように生えてきているようです(笑) そしてレースが行われるビルは中国でも二番目に高く、世界でも四番目に高いビルです。 およそ541mを登り、116階がゴール。 去年の優勝タイム兼コースレコードがドイツのクリスティアンの19分28秒です。 これは上海タワー(約550m up)よりもかなり時間がかかることになりますが、それには秘密があります。 それは階段を離れるロングターンゾーンが七回か八回だったか、数え切れないくらいあるのです。 去年の自分のタイムは20分40秒。 500m級の超ロングレースに対応し切れていなかったとはいえ、散々なタイムで4位でした。 別にビルの高さに合わせる必要はなかったのですが…(笑) また、去年はレース当日の朝に乗り込む超強行軍でした。 さらにスーツケースは開かなくなるわ、休憩出来ると思ったホテルでは予約されていないなどもう散々でした。 ともかく、苦い思い出のある深圳市に今年は実質肩掛けリュック1つで乗り込みました。 しかも今回は前日深夜に到着という余裕のある日程です。レース開始まで八時間もある中でのホテル到着で四時間も睡眠をとれました(笑)えっ?十分ヤバイですか?(^_^;) まぁ、プロでもない自分が海外遠征も含めて七連戦もしようと思ったらこういうことも覚悟しなくてはなりません。 それでも今回はトラブルなしで会場入りできたので上出来ですね。相部屋の方には大変申し訳ないですが…(⌒-⌒; ) ですが、英語力皆無の自分が全て順調になど行くはずもありません。 荷物預けの時にトラブル発生(>人<;) 荷物をどこに預けるのが迷っていたらスタッフの方が預かってあげるよ~という感じで言うのでユニフォームやサプリなどをまだ入れたままのリュックを預けてアップへ向かいました。 この時「アバウト30ミニッツ、アイ ウィルリターン。」などとなれない英語で言いました。 自分としては他の選手と一緒に荷物預けの場所に置かれるんだろうと思っていたらそのスタッフの方が大事に持ったまま30分間どこか別の場所に行ってしまっていてあわやユニフォームや計測チップなしか⁈という事態に…:(;゙゚'ω゚'): 「Hey, Where is my bag?!」 と何度もスタッフの方に問い合わせましたが、結局荷物預けの場所にはなく、仕方なく近くで荷物を預けたスタッフが帰ってくるのを待機する羽目に…。十分にアップができない~~<(`^´)> こういうトラブルは付き物だとあらかじめ織り込んでおいたんですが、いざ起きるとやはり焦りますね(>人<;) それでもなんとかスタート20分前に荷物を受け取り大慌てで針シールやテーピングの装着やアスリチューン補給を済ませました。 そもそも連戦に次ぐ連戦、海外一人遠征、トラブルもある中でベストコンディションでスタートに立てる方が珍しいのだ、 と思うことにして無心でスタートラインに集合したのがスタート3分前(笑) 難しい作戦はもう無し! とにかく前半突っ込みすぎないようにして後半しっかり粘る! 後は手すりをしっかり使うことくらいかな。 とにかくこういう時には「~たら」「~れば」と後悔しているとレースにも悪影響が出ます。 頭の中を至ってシンプルにしてとにかく集中力を高めることに専念しました。 スタートは一人づつ30秒間隔のウェーブスタートです。 一人目は去年三位のジョージ選手。 二人目は現在ランキング五位のソウ君。 そして三人目が自分でした。 因みに一つ後ろはメキシカンの方で、恐らく抜かれることはないであろうことから序盤から落ち着いて自分の走りに集中できると予想できました。 (ゴール後に、一緒に燃え尽きてます。自分の右側がアレックス選手) 去年は後ろから猛追してきたジェン選手に焦ってオーバーペースになった苦い経験があったので安心しました。 なんとか無事にスタートできたわけですが、ここからおよそ20分にも及ぶ長い長い道のりが始まります! その詳しい中身はまた次回のレポートを近日中にアップするのでそちらで報告いたします! それではまた。 渡辺良治






