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-階段垂直マラソン-「階段王」に俺はなる!~渡辺良治の挑戦2019~

世界で注目されつつあるNEWスポーツ、【階段垂直マラソン】! その世界チャンピオン=「階段王」になる男、渡辺良治の挑戦第二弾!! 2年連続世界ランキング3位の実績を引っ提げてアジア、ヨーロッパ、アメリカと世界中のレースに挑戦します!!

現在の支援総額

380,000

54%

目標金額は700,000円

支援者数

38

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/05/11に募集を開始し、 38人の支援により 380,000円の資金を集め、 2019/06/23に募集を終了しました

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-階段垂直マラソン-「階段王」に俺はなる!~渡辺良治の挑戦2019~

現在の支援総額

380,000

54%達成

終了

目標金額700,000

支援者数38

このプロジェクトは、2019/05/11に募集を開始し、 38人の支援により 380,000円の資金を集め、 2019/06/23に募集を終了しました

世界で注目されつつあるNEWスポーツ、【階段垂直マラソン】! その世界チャンピオン=「階段王」になる男、渡辺良治の挑戦第二弾!! 2年連続世界ランキング3位の実績を引っ提げてアジア、ヨーロッパ、アメリカと世界中のレースに挑戦します!!

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  こんにちは。 階段王になる男、渡辺良治です。   名古屋、札幌の快適な国内二連戦が終わり、厳しい海外遠征二連戦が始まりました。 今回の会場は香港のお隣の新興都市、深圳市です。 中国のシリコンバレーと呼ばれここ最近ボンボンと巨大なビルが雨後の筍のように生えてきているようです(笑)   そしてレースが行われるビルは中国でも二番目に高く、世界でも四番目に高いビルです。 およそ541mを登り、116階がゴール。 去年の優勝タイム兼コースレコードがドイツのクリスティアンの19分28秒です。 これは上海タワー(約550m up)よりもかなり時間がかかることになりますが、それには秘密があります。 それは階段を離れるロングターンゾーンが七回か八回だったか、数え切れないくらいあるのです。 去年の自分のタイムは20分40秒。 500m級の超ロングレースに対応し切れていなかったとはいえ、散々なタイムで4位でした。 別にビルの高さに合わせる必要はなかったのですが…(笑) また、去年はレース当日の朝に乗り込む超強行軍でした。 さらにスーツケースは開かなくなるわ、休憩出来ると思ったホテルでは予約されていないなどもう散々でした。 ともかく、苦い思い出のある深圳市に今年は実質肩掛けリュック1つで乗り込みました。     しかも今回は前日深夜に到着という余裕のある日程です。レース開始まで八時間もある中でのホテル到着で四時間も睡眠をとれました(笑)えっ?十分ヤバイですか?(^_^;)   まぁ、プロでもない自分が海外遠征も含めて七連戦もしようと思ったらこういうことも覚悟しなくてはなりません。 それでも今回はトラブルなしで会場入りできたので上出来ですね。相部屋の方には大変申し訳ないですが…(⌒-⌒; )   ですが、英語力皆無の自分が全て順調になど行くはずもありません。   荷物預けの時にトラブル発生(>人<;) 荷物をどこに預けるのが迷っていたらスタッフの方が預かってあげるよ~という感じで言うのでユニフォームやサプリなどをまだ入れたままのリュックを預けてアップへ向かいました。 この時「アバウト30ミニッツ、アイ ウィルリターン。」などとなれない英語で言いました。 自分としては他の選手と一緒に荷物預けの場所に置かれるんだろうと思っていたらそのスタッフの方が大事に持ったまま30分間どこか別の場所に行ってしまっていてあわやユニフォームや計測チップなしか⁈という事態に…:(;゙゚'ω゚'): 「Hey, Where is my bag?!」 と何度もスタッフの方に問い合わせましたが、結局荷物預けの場所にはなく、仕方なく近くで荷物を預けたスタッフが帰ってくるのを待機する羽目に…。十分にアップができない~~<(`^´)> こういうトラブルは付き物だとあらかじめ織り込んでおいたんですが、いざ起きるとやはり焦りますね(>人<;)   それでもなんとかスタート20分前に荷物を受け取り大慌てで針シールやテーピングの装着やアスリチューン補給を済ませました。 そもそも連戦に次ぐ連戦、海外一人遠征、トラブルもある中でベストコンディションでスタートに立てる方が珍しいのだ、 と思うことにして無心でスタートラインに集合したのがスタート3分前(笑)   難しい作戦はもう無し! とにかく前半突っ込みすぎないようにして後半しっかり粘る! 後は手すりをしっかり使うことくらいかな。   とにかくこういう時には「~たら」「~れば」と後悔しているとレースにも悪影響が出ます。 頭の中を至ってシンプルにしてとにかく集中力を高めることに専念しました。   スタートは一人づつ30秒間隔のウェーブスタートです。 一人目は去年三位のジョージ選手。 二人目は現在ランキング五位のソウ君。   そして三人目が自分でした。   因みに一つ後ろはメキシカンの方で、恐らく抜かれることはないであろうことから序盤から落ち着いて自分の走りに集中できると予想できました。 (ゴール後に、一緒に燃え尽きてます。自分の右側がアレックス選手) 去年は後ろから猛追してきたジェン選手に焦ってオーバーペースになった苦い経験があったので安心しました。   なんとか無事にスタートできたわけですが、ここからおよそ20分にも及ぶ長い長い道のりが始まります! その詳しい中身はまた次回のレポートを近日中にアップするのでそちらで報告いたします!     それではまた。   渡辺良治


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こんにちは。   階段王になる男、渡辺良治です。   前回のレポートでは予選が終わったところまで書きましたのでその続きです。   予選のタイム、自分は3分48秒。最大の敵「プリンス」上田瑠偉選手は3分31秒でした。 直後のインタビューを見ると結構予選から飛ばしたなぁという感じではありますが、 それでも全力ではないので間違いなく決勝では3分30秒は切ってくるはずです。そうすると自分はあと20秒はタイムを縮めないと勝ち目はありません。   これはかなりの厳しいレースになると容易に想像できたので作戦をきっちりたてないといけません。 予選の感触からして前半の急斜面は非常に滑りやすいので、もう少し早めに 手を使うことにしました。 しっかりロープを掴んで腕の力を使いぐいぐい登って先行するであろう 上田選手との差を詰めてほぼ同時にラスト100mの木段ゾーンに入りたいところです。    そして木段ゾーンでは階段の力を活かして逆転、逃げ切る…。という作戦をたてました。   とはいってもこれだと前半から相当ハイペースを強いられます。 後半に潰れる可能性を多分に残す危険な作戦でしたが、普通にやったら勝てません。 これで行くっきゃないと覚悟を決めると後はリラックスモードに切り替え疲労抜きに専念しました。   サロモンショップのチャラ男・・・もといアスリートの反中選手と記念撮影もしてもらいました。前回大会にも参加されていてその時のレポートはかなり参考にさせてもらいました。     そして14時15分には一足先に女子シングル決勝が始まりました。 結果はスカイランニングユースの日本代表の安ヶ平萌子選手を逆転で破った立石ゆうこ選手がコースレコードで優勝!! https://www.facebook.com/SalomonOutdoorJapan/videos/614583919021727/?__xts__[0]=68.ARCZJaAYO18hXlFRyB128vubpc_rJWHj59eWxJ0Rz8mho5_3aglzZay8PFXsSA62gg4rTX9VbwmL0YLqaoHwMI_vdkmXak_qSKRvi6KxAJ0qqmhKTvG-10SaiUYg10zkhe_YBDfbtb3CWvSmfPV7XzxcZNEWlb_hEJMC30UXpi50WkAYsapcf5cJMUNM1N2JZM6kz5VsRSCVc-xpSEb4bKxpd6C4V3cGkgH8GSDfQEj4nH8ph3k8t0JtQNjWECdklwzCAv-sL3-aeFE3T_05-Uuh1dmlMqWiXEE-tgzQ1qILQ9E542QVM-An6Bf0laagwCDbc5KTm-qcKiDR5FRzzUl3jprPWvb9Uho&__tn__=-R   これには痺れました!自分も絶対に続こうと心に決めました。   そうこうしているともうあっという間にスタートの時間に。 けたたましい音と共に一斉に男子ファイナリストたちが飛び出し、 緩やかな下り坂を猛然と走り抜けます。 自分も最前列から飛び出し、3,4番手あたりをキープしますが、 いきなり左脇から瑠偉君が猛ダッシュで駆け抜けて行きました。 ですが、走力にもともと歴残とした差があるのでここはもう想定内でした。   さて、最初の100mはほんの一瞬で終わりすぐに激坂ゾーンへ突入です。 ここでも瑠偉君がどんどんと前に出ます。これは想像以上に速い!!   あまり離されたくないので自分も必死に食らいついて走って登りますが、 瑠偉君と違い、K点のあたりでは走るよりロープを掴んで登った方が速いと感じ ガシガシ登って行きます。   予選ならこれで一気にトップに立ったのですが、そこは決勝戦。 瑠偉君も含めて数人にはまだ追いつけることなく、200m地点通過。 予選の経験からここはガンガン手を使ったのぼりで押すことに。 心拍はだいぶ上がってしまうものの、足のダメージを軽減出来る…はず。   そして徐々に傾斜が緩やかになり、走れるようになるころ…。 瑠偉君との差は4、5秒くらいになっていました。 ふと、右を見ると前回の優勝者の高坂凌太選手と並んでいましたが、ここは意地で前に出ます。 おかげでスロープを越え、最後の100mの木段ゾーンでは単独2位に。 あとは階段の力でガシガシ登るのみ!!・・・と思ったんですが(-_-;)   思うように体が動かない!?いや、息はまだ余裕があるのですが、足が上がらない?! 当初は一段飛ばしで大股で早歩きをする予定でしたが、無理でした。 一度一段飛ばしをするとバランスを崩してしまい次が出ません。 やむなく一段ずつ早歩きで行くものの、瑠偉君との差は縮まらず 逆にじりじり差をつけられてしまいます。 瑠偉君はずーっと走り通しでリズムも良く軽快に駆け上っていきます。 這いつくばりながら必死で追うもののこれでは無理だと悟り 一度立って走り出しますが今度は息も上がってしまい万事休すでした。   ©Suguru Saito / Red Bull Content Pool   瑠偉君がゴール手前10mくらいのところに来たところで完全に気持ちが折れてしまいました。 よく見ると腰も折れてしまってダメなフォームですね(´Д⊂ヽ   結果は以下の通り 1.Ruy Ueda (JAP)3m 23.13s 2.Ryoji Watanabe (JAP)3m 32.76s 3.Masato Tanaka (JAP)3m 38.26s   完敗でした。流石は世界の「Ruy Ueda」ですね。急斜面でもしっかり体幹の力を使って走っていました。この競技ではもっと走りを入れたほうが良いのかもしれません。   しかし敗れたとはいえ、この競技はなかなか病みつきになりますね(^-^; キツさは階段垂直マラソンと似たような感覚でやってくるし 一気に駆け上がった後の絶景はサイコーです!! また来年もこの舞台に戻ってきたい。そして今度こそ優勝したいです!!   3位の田中選手も24歳と若い!スピードと瞬発力がものをいう競技ですが 30代半ば、というかアラフォーの大人の維持と根性を最大限に発揮してあっと言わせてやろうと思います!!   悔しさと新たな面白い競技との出会いの喜びと、今回もまずは出し切ったという複雑な心境を象徴した表情してます(笑)    まずはもう目前に迫ったタワーランニングツアー戦・深圳大会でベストパフォーマンスを発揮してきたいと思います。 登るは高さ600mの世界第4位の超高層ビル! 本当に永遠に続くかのような長さですがこれまでの経験を活かして攻略してきます! 去年は4位と表彰台を逃したので、今年は最低限3位までの表彰台を獲得し、 王者ピーターに迫りたいと思います!   吉報をお待ちくださいね(≧≦)     それではまた。   渡辺良治


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みなさんこんにちは。 階段王になる男、渡辺良治です。   5月18日(土)に、札幌市大倉山ジャンプ競技場で開催された「レッドブル400」に参戦してきました。   この大会は階段レースではなく、スキーのジャンプ競技場(ラージヒル)を下から駆け上る競技で「世界で最も過酷な400m走」と呼ばれています。 水平距離約400m、垂直距離およそ130mほどを一気に駆け上ります。    2017,18年のスカイスピード日本チャンピオンでもある自分としてはどうしても出ておきたい種目でした。 実は去年もエントリーを目論んでいたのですが、あいにくソウル大会と日にちが重なってしむい断念しましたが、今年は他の大会と重なることがなく無事にエントリーできました!   普段の階段から解放されて広々とした屋外で思う存分自分を追い込める競技とあって実はかなり楽しみにしていた大会でした。 狙うはコースレコードの大幅更新、出来れば3分30秒を叩き出しての優勝。 とにかく優勝することが一番の狙いでした。 何故なら優勝者は7月13日にカナダで行われるレッドブル400の世界選手権に招待されるという特典が付いていたからです。これは狙うしか無い!!   ってわけで気合いは入れたもののこれに向けた練習は直前に一度急斜面の芝生を登ることを30分くらいした程度た。   きっと階段の「登る」力があれば勝てると踏んでいました。 ですが、現実は甘くありませんでした…。       とにかくレース当日のことを振り返ってみたいと思います。   コースはこんな感じです。 ラージヒルのジャンプ台、高低差は137mあります。 このコースを個人の部は予選でまず1本走り、男子は上位80名、女子は上位60名に絞られて決勝戦のタイムのみで最終順位が決まります。いかに予選を疲れが残らないようにして通過して決勝でよいタイムを出せるかが勝負のポイントとなります。     自分の予選の組はスタートが11時15分とかなりゆっくりめ。同じく東京から参加したスカイスピード女子日本チャンピオンの立石ゆう子選手と共に会場に到着したのは9時ころでしたがすでに20度越えという北海道らしからぬ天気でした。   コースを見上げるとなかなかの斜度で、「走る」というより「登る」コースでワクワク感が更に高まりました。 アップや準備をしているとあっという間に点呼終了の15分前になったので急いで待機ゾーンへ。さてさて、まずは予選は様子見です。地面が滑るというけどどんな具合か、どのあたりから歩いたほうが速くなるか、手袋はどっちのタイプが良いのか?などと試すことがたくさんありました。   まずはスタートして100mほど、緩やかに下りが続きます。ここは周りは全力疾走で超速い(;゚Д゚)焦ってついていきました。まぁ100mなのですぐに終わりますが少々面喰いながらもジャンプ台の逆走開始です。 登り始めてあっという間に走るのが困難な傾斜に突入します。   そして平たんな時にはわからなかった路面の滑りやすさが本性を現してきました。ロープに足をかけなければ 足が踏ん張れないんです!いかにうまく足をロープに引っ掛けられる位置に置くかが大事です。 そしてK点あたりからは自分の場合は走るより手でもロープを掴んで四つん這いで歩く方が速いとわかりグングンペースを上げて200m過ぎたあたりでトップに立ちました。   するとほどなくして傾斜が緩くなってきたので手を離し再び始めると300m地点へ到達 踏切台によじ登り木段のようになっているランディングバーンに突入します。ここも最初は緩やかな傾斜ですが30mもすると走るのが困難な傾斜になってきたため手を使いガシガシ登ってみます。 階段で手を使い慣れている自分にはこのスタイルがしっくりくるようでそのまま余裕を持たせつつ予選の同じ組でトップの3分48秒でゴールしました。      今までのコースレコードが3分51秒だったので、予選でコースレコードを更新できたのでかなり良い出来だと喜んだのですが、予選男子最終組では上田瑠偉選手が圧巻の3分31秒をたたき出したのには仰天しました(;゚Д゚) いくらなんでも速すぎる…。流石はスカイランニングの世界トップアスリート。粟ヶ岳VKで宮原さんを破ったくらい登りも強い!!     ですが落ち込んでるわけにはいきません! 何としても優勝してカナダの世界選手権に行きたい! 気を取り直して決勝に向けて準備をすることにしました。   男子決勝戦はおよそ3時間空いて14時30分スタートです。それまでの間に身体を休めつつ、作戦を練れるだけ練って精一杯あがきました。 その結論は・・・。   といったところで長くなってしまったので続きは次回のレポでまとめようと思います。   引き続き、レースに向けて精進しつつレポの作成にも励みますので応援よろしくお願いいたしますm(__)m     それではまた。   渡辺良治


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みなさんこんにちは。 階段王になる男、渡辺良治です。  いよいよ今年もクラウドファンディングを開始しました! すでに5人の方からご支援いただき、7万5千円が集まりました。ありがとうございます!残り40日間、レースもプロジェクトも全力で頑張ってまいります! さて、今回のクラウドファンディングのリターンにもなる「レースレポート」をプロジェクト中は一般公開させていただきます。 ご支援頂いた方にはプロジェクト終了後もお届けしますし、プロジェクト中の海外遠征のレポートもお届けいたしますので是非ご参考にしてください。   さて、それでは本題のレースのご報告といきましょう!   今回の大会、「ミッドランドスカイラン」は国内唯一のワールドシリーズ戦、「ハルカススカイラン」の弟分とも言える大会で同じ運営会社のアストラカンとMeetingによって運営されている国内最大規模の階段垂直マラソンの大会です。 登る高さは220m、1197段、44階のスカイプロムナードという展望スペースがゴールとなります。   さらに! 今年からはこのコースを二回登って合計タイムを競う「ダブルアタックの部」が新設されました。440m、2394段と国内では最長の距離のレースとなり、当然僕はこちらのコースに参加しました。   目指すは去年のコースレコード6分22秒を切ることと、合計タイム12分50秒切りです!   …とその前にせっかく名古屋にきて夕方スタートなのでお昼ご飯に名古屋名物、味噌煮込みうどんを頂きました!   コクがあるのに後味はくどくなく毎日でも食べられそうなお味で大満足でした!レース前でなければ白米を沢山食べられたんですが(^_^;)   ともかく腹も満たされたところで会場入り!JSAや階段レースでご一緒した仲間達(戦友)と再会してとても嬉しかったです。日本語も通じて非常にリラックスできました(笑)   楽しい時間はあっというに過ぎ去りいつの間にやら16時30分のスタート時間が近づいてきました。 一応前回優勝者として挨拶と階段垂直マラソンのアドバイスをさせていただきました。 一番のコツはとにかく前半で飛ばし過ぎないこと。 終盤まで限界一歩手前のペースで行ければ一番速いタイムが出るはずなんです。     そんな事を言っていた自分ですが、スタート時に盛大な応援で送り出してもらったのでテンションが上がりほんの少しペースが上がり過ぎてしまいました。 そのことを10階辺りで感じた脚の疲労感から感じ取りましたが、ペースを意識的に落とすのも難しいのがこの競技。ちょっとくらいゆっくりになっても心肺機能の息苦しさは変わらないので、思い切ってこのままいくことにしました。   のぼっていて思い出したのですが、このミッドランドの階段は結構クセがあるんです。 踊り場が2回で1階上がるというのが通常の九折の階段なのですが、4回踊り場があって1階上がるというパターンが存在するんです。しかもそれが交互に3回づつやってくるのでなかなかリズムが作りにくいんです(>_<)   一年間の間にそのクセをすっかり忘れていて少し戸惑いましたが、なんとか「走る」感覚を維持しながら30階まで到達しました。 (このままのペースで登り切れるかな?でも2本目もあるしなぁ・・・。)と少し弱気になってしまいここで少しペースを落として「歩き」にはいってしまい、ペースは落ちたと思います。   38階あたりからはまた4回踊り場ゾーンに入りますが、ラストスパートに入れず結局42階あたりから振り絞りましたが、少し不完全燃焼のまま一本目のゴールを迎えました。     やはり前半のオーバーペースがたたり、苦しい割にタイムは伸びず、6分21秒台後半だったようです。自分では速報をみれず、ゲスト参加していたアイドルグループ「HiFive」のメンバーに教えてもらいました。一本目を終えて1階に戻る間に少しお話しさせて頂きましたが、良い意味で普通の青年できさくに話が出来て良かったです(^O^) 本業の方で頑張って頂きたいですね!     さて、17時半からは本日のメイン、二本目が始まります!! 普段も練習でこれくらいの距離を2回登ることはありイメージは出来るのですが、逆にどれだけ辛いかが分かる分少しブルーな気分になりますね(笑)   しかし、甘い事は言ってられません。1本目はトップに立ちましたが、2位の加藤聡さんはVWCソウル大会にも参加されていて、今回もわずか25秒ほどの差ですので、気を抜けば逆転されてしまうかも(>_<) ここは気合を入れ直して行こうと、スタート10秒前に「シャアッ!!」と雄たけびを上げてスタートしました!!   ですが、声を出しつつ、頭は冷静で一本目の失敗を繰り返さない様に序盤はだいぶ抑えめに入ることが出来ました。10回あたりから後ろの加藤さんの気配は感じていましたが、気にせずとにかく自分の走りに集中しました。 また、踊り場や段数の変化にも対応する工夫をしました。 4回踊り場で1階upのところはちょこまかとターンするのでstyle:Pで走って登り楕円を描く様にしてなるべく移動する力のベクトルを大きく変えない様にして登るのが効率的だと感じました。 それ以外の所は手すりを掴んでの早歩きも積極的に使い脚力の温存もしながら30階あたりに到着しました。   ここからはしっかり出し切ることを考えてペースアップ。徐々に加藤さんとの差も離れて来ていると感じ自分の走りにより集中することが出来ました。 前半に抑えた分後半になってもペースが落ちていない事がわかり、38階あたりから始まる最後の4回踊り場ゾーンもほとんど走り切ることが出来ました! そして徐々にゴールの展望スペースから音楽が聞こえ始め…。光が目に飛び込んできていよいよ最後の直線!!15分前にスタートしたゲストの大前さんの直ぐ後にゴール!!     いや~、疲れました…。やはりバタンキューさせてもらいました(笑) タイムは6分33秒!タッチにやや失敗したことを考えると一本目と10秒しか変わらなかったのでまぁ合格点の出来かも知れませんね。 ただ、前半抑えた分、30階あたりからもう少しペースを上げられたのではないかとも思います。 この後、直ぐに回復し思ったほど呼吸も整うのが早かったのでまだもう少し振り絞れたのだなと反省です。   リザルトはこんな感じです加藤さんは45秒差で2位!昨年の2位のエース栗原さんは前日に240km自転車を漕いでのこのタイムは驚愕です!   強力なライバルたちと表彰台に立てて嬉しい限りです(^_^)v 他にもどんどんと階段に目覚めるアスリートが出て来ています。今回はそんな方たちとも繋がれてとても嬉しいです(≧≦)   デイアタック部門優勝の吉井選手。昨年のハルカススカイランで一般部門優勝の実力者であり、今後VWC参戦にも意欲を燃やす若手です!     こちらはナイトアタック優勝の矢島さん。まだ26歳という若さ!!まだまだ伸びしろたっぷりですね。   写真は一緒に取れませんでしたが、昨年も今年もクラウドファンディングのご支援いただいた「アニメ統計学者」さんとも再開する事ができました。階段垂直マラソンという競技を通じて様々な方たちと出会えるのは本当にありがたい事ですね!     しかし表彰台の真ん中というのは本当に気持ちが良いですね。今年中には世界の表彰台の真ん中に一度は立てるようにします!!    その為のいい流れをこのミッドランドスカイランで作ることが出来たと思います。大会関係者のみなさま、開催して頂きほんとうにありがとうございました!         ちなみにこんな感じで中継や実況されたものがYouTubeにあがってます~(^_-)-       自分も結構映してもらって光栄です! 今後各地で階段垂直マラソンの大会が放映されるようになって欲しいです!     さて、次戦は一度階段から離れ、「RED bull400」というスキージャンプ場逆走駆け上りの大会に出場します。そこでも階段王の名に懸けて優勝を勝ち取ろうと思います。 次回のレースレポートもお楽しみに~\(^o^)/       それではまた。     渡辺良治