2013/09/16 23:32

地域づくりやワークショップの場で用いられる「ファシリテーショングラフィック」という手法がある。話し合われていることをイラスト化、関係性を持たせて、その場で可視化していく。
NPO法人あきたNPOコアセンターで、様々な地域活動、NPO活動の中間支援を行っている吉田理紗さんを訪ねた。
吉田さんは、法人の中に「ファシリテーション・グラフィック事業部SKIP.lab」を立ち上げ、街場や山間の集落に入りその「ファシリテーショングラフィック」を行っている。活動の中で、感じたこと、考えていることを伺った。
【暮らしている感がなく、もやもやしていた】
秋田県土崎町。「土崎港 曳山まつり」そのために生きていると言っていい位の人たちが沢山いる町。吉田さんの地元である。
【秋田を出て、一人暮らししたい】
そんな思いで、新潟大学に新設されたばかりの教育学部学習社会ネットワーク課程を受験し、入学。動機を訪ねると意外な答えが、「偏差値ですね。新設で、どんなことを学ぶのか分かりにくいので比較的低かったんです」。
【周りに吹っ切れた人たち。自発的なまなびの欲求】
「大遠足しませんか?」偶然、手に取ったチラシを見て参加した会。参加者には、不登校や障がいのある方などが結構いて、そういった方との交流の会でした。それを企画するのは同年代の農学部の学生。
さらに10歳年上の後輩が入ってきて、「見るからにガラの悪い、校内で湘南ナンバーの車を乗り回す、既に家族があって、大検をとって入学してきた人」がいました。
しかし、そのガラの悪い人は、学校と公民館、地域を結んだ学びの場をつくる「まなび屋」というフリースクール活動を行っていました。関わってみて、学びの延長に地域づくりがあるんだと実感。
その後も、新潟では吹っ切れた人たちとの縁に恵まれました。「就職活動も1社目で合格。でも、決まってから長かったからか・・・。もやもや考えるようになって、無意識に直前になって、内定を断りますって電話してました」
〜卒業後、秋田に戻り現在の職場に就職〜(次稿へ)





