2013/09/10 23:28

【施設に来られる方は、みな年配。「気持ち」のある人たちがやっていることを伝えたい】
奥さんが編集を手がける情報誌『はんさん』。「編集を全面的に任せて頂いたのですが・・・、職員になってすぐにショックがあったんです。センターに来るのは、みな年配の方ばかり。東京ではもっと若者も集まっていたのに。まだまだ秋田では、NPO=余暇でやるもの。怪しいものという状況でした。「気持ち」のある人たちがやっていることを伝えたいと思いではじまりました」
【自分がやりたいことが、誰かのためになる。誰かが笑えて、楽になって。その循環で自分も笑顔になれる】
奥さんが、現在特に力を入れているものが「秋田県若者会議ネットワーク」。仕組みとしては、もともと県北・県央・県南の3エリアの市町村ごとに会議がスタート。高校生から40歳位までの方々をメンバーに、それぞれの地域課題とそれを解決するプロジェクトを実践していく。ゆっくりと時間を積み重ね、個々の会議も発展し、現在はエリア単位・全県とネットワーク化、関係性の構築が進んでいました。
事務局となってサポートしている奥さん。これまでで印象的だったことを聞くと、「美郷町という地区があり、大きな市に挟まれていまます。もっと認知してもらうには何ができるだろう?と活動をスタート。商店街の人にその想いをぶつけると、この時代にこれだけシャッターが開いている商店街ってのはすごいんだ!むしろ商店街の人たちに地域の価値を教わりました。それならば・・・と、顔の見えるマップを作ろうということになりました。高校生のメンバーが、商店街でも有名な恐い店主にインタビュー(笑)。意外にも地域の人も知らないようなことを引き出したんです!また、発達障害のある子が社会との接点として参加することを楽しんでくれていたりもします。気軽に参加できる市民会議。そうした場づくりの必要性を実感してきています」
近い将来、「若者会議の全国大会」をやりたいとのこと。本誌ではそのことにも触れられると思います。





