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新潟が舞台!短編映画「田吾作どんのいる村」を製作したい !

自然に対して、人間が驕っていなかった頃の物語を、厳しくも美しい新潟の自然の中で、描きたくなりました。宮澤賢治の童話「虔十公園林」(けんじゅうこうえんりん)のような地方都市とそこに暮らす人々の生活の普遍的な物語になればいいなあと思っています。

現在の支援総額

27,000

1%

目標金額は1,500,000円

支援者数

6

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2014/02/25に募集を開始し、 2014/04/27に募集を終了しました

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現在の支援総額

27,000

1%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数6

このプロジェクトは、2014/02/25に募集を開始し、 2014/04/27に募集を終了しました

自然に対して、人間が驕っていなかった頃の物語を、厳しくも美しい新潟の自然の中で、描きたくなりました。宮澤賢治の童話「虔十公園林」(けんじゅうこうえんりん)のような地方都市とそこに暮らす人々の生活の普遍的な物語になればいいなあと思っています。

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はじめまして。新潟在住の監督の猪浦直樹です。 この度、新潟を舞台にした短編映画を作りたいと思っています。 原発事故以降、人間と自然との関わり方が問われていると思います。 科学への信仰が行き過ぎた弊害が、私たちの生活を蝕み始めていないでしょうか? かつての日本人の信仰の対象は、“自然”でした。農耕民族は、雨や日光を神に祈るしかないからでした。 かといって、現代人が古代人に戻れるはずはありません。でも、自然と共存して生きて行こうとする姿勢は、持てるのではないでしょうか? 自然に対して、人間が驕っていなかった頃の物語を、厳しくも美しい新潟の自然の中で、 描きたくなりました。宮澤賢治の童話「虔十公園林」(けんじゅうこうえんりん)のような 地方都市とそこに暮らす人々の生活の普遍的な物語になればいいなあと思っています。 また、新潟の方にも、この映画製作に参加して頂き、完成した映画は積極的に大都市で上映、新潟の魅力のアピールになればいいと考えています。 そのため、支援して頂いた方へのお礼は、新潟の自然が作り出した宝石とも言える、 お米やお酒や野菜などを、敢えて選ばさせて頂きました。 興味を持って頂けたら、応援よろしくお願いします !

雪景色 × ラブストーリー × 水

新潟と言えば雪国です。 山間部では、毎年大変な積雪量を記録し、気温も低く、毎日の雪おろし作業は、大変な肉体労働で、吹雪ともなれば、交通機関は麻痺し、家に閉じ込められてしまいます。 その冬の厳しさと美しさを映像に閉じ込めたいと思います。 ▲前作「彼」のスチール写真より 開拓時代。 村の言い伝えとなる悲恋が、物語の主軸となります。 少年のかなわぬ恋心は、結果的に村を救うことになります。 人間の生活に最も大切な“水”がもう一つのテーマです。 人間の体の60%が水であることは、よく知られています。 雪解け水は川となり、海に注ぎ、蒸発して雲となり、雨や雪となって大地に吸収される。 この循環の中で、人間は自然に生かされているのです。 水の汚染が進行しています。 近い将来、世界中で水の奪い合いが始まるだろうと言われています。 今こそ水を大事にする時なのです。

PVあらすじ

起:豪雪地帯のある村の藁葺き屋根の家では、囲炉裏を囲んで祖母が孫に、   この村に伝わる伝説を話していました。「ある村に、“田吾作どん”という   知恵遅れの少年が住んでいました。   でも、村人は誰も彼を馬鹿にはしませんでした。昔は、村に必ずそういう子がいました。   その村では、長い凶作が続き、どの家の生活も苦しいものでした。   田子作どんの家も、貧しい農家でしたが、田吾作どんは、家の手伝いもせずに、   たんぼの中を駆け回ったり、黙って夕陽を眺めていたり、トンボを追いかけたりの毎日でした。」 承:ある秋の日、田吾作どんは、村の娘に恋をしました。田吾作どんは、   自分の気持ちをうまく伝える事が出来ずに、一人悶々とし、黙って物     陰からそっと娘を見つめる事しかできなかったのです。   娘には、許嫁がいました。もちろん、娘が田吾作どんの気持ちになど   気付くはずもなく、また、気付いても結果は同じ事だったでしょう。   その娘の祝言の日、田んぼの中の婚礼の行列を、田吾作どんは、成す   術もなく、見つめていました 転:田吾作どんは、山の頂きの岩の上で号泣しました。すると、辺りの    雲行きが怪しくなり、雨が降り始めました。やがて、雨は雪に変わり、   吹雪となっても田吾作どんの慟哭は止まりません。   吹雪は一ヶ月も吹き荒れ、村をすっぽり覆い尽くしてしまいました。    田吾作どんは、あの祝言の夜から、行方不明で、両親が捜索に行きた   くても、この吹雪では身動き出来ませんでした。また、探しに行った   としても、この寒さでは、生きてるはずもありませんでした。 結:やがて、春が来ました。しかし、奇妙なことに、雪が溶けても、   田吾作どんの死体は、どこからも発見されませんでした。 もっと驚いたのは、   凶作続きのこの村が、その年始めて豊作になってのです。   全ては、あの豪雪のおかげでした。   あの雪は春になり、大量の雪解け水となって、田畑を潤したのです。   この村には、澄んだ地下水が不足していたのです。   村人は、いつしかあの雪は、田吾作どんの涙が凍ったものだと、噂   するようになりました。田吾作どんは、この村の守り神となったのです。   村のはずれの神社に墓を作り、毎年秋になると、田吾作祭で、豊作に感謝するのです。   現代の藁葺き屋根の家の囲炉裏の回りでは、祖母が話の最後に、孫に言った。   「だから今でも、この村では、吹雪になる事を、『また、田吾作どんが振られた』   と言って、豊作が約束された事を喜ぶように   なったんじゃ。おしまい」

制作スタッフ

  ▲前作「彼」のメイキング写真より 製作・監督・脚本・編集 猪浦直樹

支援金用途

  ◆人件費 : 520,000円 ◆制作費: 300,000円 ◆機材費: 30,000円 ◆仕上げ費: 80,000円 ◆予備費:100,000円

制作スケジュール

2014年3月:スタッフィング 2014年4月:ロケハン 2014年5月:キャスティング 2014年6月:台本最終稿完成 2014年7月:絵コンテ完成 2014年8月:俳優リハーサル 2014年9月:美術打ち合わせ 2014年10月:衣裳合わせ 2014年11月:撮影 2014年12月:編集・仕上げ 2015年1月:完成

起案者情報

▲〈前作「彼」予告編〉 代表 : 猪浦直樹 ・「世にも奇妙な物語~マジシャンのポケット~」(フジテレビ)で、脚本家デビュー。 ・「佐藤さんから、電話がありました。」(神戸Kiss-FM)* 第二回神戸ラブストーリー脚本大賞優秀賞入選作品 ・「暑中お見舞い申し上げます。」* 東京ビデオフェスティバル2002 ビデオケーション賞受賞 ・ 伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2009短編部門で、「彼」が審査員奨励賞受賞。 ・第十三回伊参スタジオ映画祭短編セレクションで、「彼」上映。

新潟から見直す、人間にとって大切なもの

新潟は雪深くて大変と言う方が多いでしょう。 ですが、それゆえに豊潤な水によって、 お米や農作物に恵まれる事ができます。 不便なもの、格好悪い事の中にこそ、 真実が隠れているものです。 人間にとって、本当に大切なものを描きたいと思います。

最新の活動報告

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  • 御礼

    2014/04/28 04:20

    私などのプロジェクトに応援して頂き感激です。 映画の製作は、資金ができ次第開始いたします。 本当に、ありがとうございました。 もっと見る

  • この作品は大好きで、何度も見ている。  オープニングから、川の流れ。ソラリスは、海だ。回想の故郷では、家の中でも水がしたたり落ちている。この監督は、理屈ではなく水があると落ち着くのだろう。  潜在意識が物質化するという原作者スタニスラフ・レムのアイディアは素晴らしい。特に、自分が惹かれるのは、死んだ妻が現れるというモチーフだ。ヒッチコックの「めまい」にも似た男の哀しい性がたまらない。  この作品は"映画"についての物語だ、という批評を読んだが、面白いと思った。ヒッチコックは、「裏窓」で、映画とは覗きだ、と描いていたが、ソラリスのスクリーンに映し出すのは、自分の心で、フィクションを現実といつのまにか混同している観客は、主人公というわけだ。  後年、スティーブン・ソダーバーグが、ジョージ・クルーニー主演でリメイクしているが、確かに主演男優は、ジョージ・クルーニーに似ている。  "罪悪感"がテーマだと思う。タルコフスキーは、SFをやりたいわけではなく、宇宙空間という特殊な場所で、人間心理を描き尽くしたかったのだと思う。  黒澤明監督は、この映画の撮影中モス・フィルムの招待で、偶然ソ連にいたらしい。 「(前略)私は、この作品を、夜遅く、モスクワの試写室で見たのだが、見ているうちに、地球へ早く帰りたい、という気持ちで胸苦しくなった。科学の進歩は、人間を一体どこへ連れて行ってしまうのだろう。その、空恐ろしい気持ちをこの映画は見事に掴んで見せている。(中略)タルコフスキーは難解だという人が多いが、私はそうは思わない。タルコフスキーの感性が並はずれて鋭いだけだ。(後略)」 — 黒澤明・1977年5月13日朝日新聞夕刊より  観る度に、違う発見がある、間違いなく名作だ。 もっと見る

  • 水を美しく撮りたいので観始めた"水の魔術師"タルコフスキーの三作目。初見。モノクロ(一部カラー)。戦争映画の次は、壮大な歴史劇だった。  実在した画家の一代記。オープニングから、川と雨で始まり、ラストも雨の川と馬だった。川の流れは、葦の揺れで表現し、雨の降らし方は美しい。  内容は、"芸術家の使命"がテーマだと思われる。後半の鐘作りの指揮を取る若者に自分を投影していた。まだ若く自信もないのに、はったりでスタッフを怒鳴りつけ鐘を完成させると、地べたに倒れ込んでしまう。そして、鳴り響く鐘の音は、庶民の心に平安をもたらす。  新作を撮る前に、「七人の侍」と「雨月物語」を必ず観るというだけあって、タタール人の襲撃のシーンは、「七人の侍」の夜盗の村襲撃のシーンを彷彿とさせる。  イメージフォーラム1987・3月増刊 No.80 追悼・増補版「タルコフスキー、好きッ!」に、タルコフスキーのこんな文章を見つけました。 水— この地上でもっとも美しいもの「たしかに私の映画のなかには、たくさんの水が出て来ます。水や河や小川が、私に非常に多くのことを語りかけてくるのです。私はこういう水がたいへん好きです。(中略) ロシアでは、イタリアよりもはるかに多く、大量の水を見ることができます。私は水が物として好きなのです。なによりも水は、謎めいた物質です。御存知のように、水はH2Oという単純な分子ひとつで構成されています。しかしこのことでさえたいして重要ではありません。問題は水がとてもダイナミックだしいうことです。水は動きを、深さを、変化や色彩を、反映を伝えます。これは地上でもっとも美しいもののひとつです。水よりも美しいものは、存在しません。水のなかにその姿を映しだすことのなかった現象は、自然のなかにはひとつとして存在しません・・・おそらく、水を示すためにひとつの側面だけを取り出すことは、正しくないでしょう。私には水のない映画など、考えることができません。」  本当に水が好きなようだ。ロシアの大自然で育ったから、自然の中で人間を描くという視点を失わないのだろう。   もっと見る

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